29日(日)その2.昨日,新宿ピカデリーでMETオペラ・ライブビューイング=ベルディ「イル・トロバトーレ」を観ました.ことし4月30日の公演を
映画化したものです.トロバトーレとは”吟遊詩人”のこと.
”リゴレット””椿姫”とともにドラマチックなメロディ
あふれるベルディ中期の代表作です.レオノーラを愛し,火花を散らす2人の男,マンリーコとルーナ伯爵の数奇な運命とは?サスペンスのような筋だてで,あっと驚くラストまで一気に展開していきます.
「マンリーコ」をテノールのアルバレス,「レオノーラ」をソプラノのラドバノフスキー,「ルーナ伯爵」をバリトンのホボロストフスキー,「アズチェーナ」をメゾソプラノのザジックが歌い,指揮はアルミリアート,演出はマクビガーです.
あの天下のシャリアピンは言ったそうです.「”トロバトーレ”を上演するのは簡単だ.4人の歌手を確保するだけでいい」と.もちろん4人の中には彼自身が含まれていますが,その4人を確保することがいかに困難かという話です.このオペラは主人公が4人いるので,それぞれ最高級の歌手をそろえないと上演できないのです.
このオペラは次から次へと4人の主人公がドラマチックなアリアを歌っていくので,楽しい驚きの連続です.”凄い
”の一言.”オペラの中のオペラ”と言ってもいいような魅力的なメロディー
にあふれています.演出も,舞台も最高です.
インタビューの中で,劇場支配人のピーター・ゲルプが「予定通り6月には日本公演を挙行する.日本の皆さんには楽しみにしていてほしい」とあいさつし,最後に日本語で「ガンバロウ ニッポン
」とメッセージを述べました.プッチーニ「ラ・ボエーム」,ベルディ「ドン・カルロ」,ドニゼッティ「ランメルモールのルチア」を観に行きますが,いまから楽しみです


”リゴレット””椿姫”とともにドラマチックなメロディ

「マンリーコ」をテノールのアルバレス,「レオノーラ」をソプラノのラドバノフスキー,「ルーナ伯爵」をバリトンのホボロストフスキー,「アズチェーナ」をメゾソプラノのザジックが歌い,指揮はアルミリアート,演出はマクビガーです.
あの天下のシャリアピンは言ったそうです.「”トロバトーレ”を上演するのは簡単だ.4人の歌手を確保するだけでいい」と.もちろん4人の中には彼自身が含まれていますが,その4人を確保することがいかに困難かという話です.このオペラは主人公が4人いるので,それぞれ最高級の歌手をそろえないと上演できないのです.
このオペラは次から次へと4人の主人公がドラマチックなアリアを歌っていくので,楽しい驚きの連続です.”凄い


インタビューの中で,劇場支配人のピーター・ゲルプが「予定通り6月には日本公演を挙行する.日本の皆さんには楽しみにしていてほしい」とあいさつし,最後に日本語で「ガンバロウ ニッポン


