5日(金)。わが家に来てから69日目を迎えた勇気凛々のモコタロです
ここから跳んで ベルリンの壁の向こう側にいくぞ!
閑話休題
昨日の日経朝刊のコラム「やさしい こころと経済学」で、一ツ橋大学の竹内幹准教授が「男女の行動の違い」というテーマで連載を始めました 第1回目の見出しは『リスクの取り方に性差』です。超訳すると
「経済的な意思決定において、男女に統計的な差が観察されることがある 代表的なものが、リスクに対して慎重かどうかを測る経済実験だ。実験によると、女性の方が男性に比べリスク回避的という結果が得られている
例えば、50%の確率で1000円当たるクジか、確実にX円もらうか、どちらかを選ぶような実験である。また、職場で新しい仕事を自分から引き受けるのは、リスクが伴う。失敗すれば責任を取らなければならない
リスクのある仕事を引き受け、成功した者が昇進していく雇用環境では、リスク回避的な労働者はなかなか昇進できず、リスク選好が職場での地位に反映される。これが男女の差異の一因とも考えられる。ただ、リスクに対し慎重だからといって、それを引っ込み思案や内気だとみなすのは必ずしも正しくない
」
皆さん、ご自分の職場を見渡してみて『リスクに対する男女差』はどんな状況でしょうか?個人的には、男女差と言うよりも個人差ではないかと思います ただ、今回は第1回目なので、これからどういう展開になって行くのかは分かりません。これからの”続き”を楽しみにしたいと思います
も一つ、閑話休題
今週は1日(月)から4日(木)まで、4日連続でコンサートもなく、映画もなく、まっすぐ家に帰る珍しいウィークデーでした お陰さまで健康的な毎日を過ごすことができました
しかし、今日からの12日間は仕事上の忘年会とコンサートが入り乱れて毎日続く超ハードな日程となります。体力勝負とはいえ非常に厳しい
またまた、閑話休題
伊坂幸太郎著「PK」(講談社文庫)を読み終わりました 伊坂幸太郎は1971年千葉県生まれ。東北大学法学部卒業。2000年に「オーデュボンの祈り」で第5回新潮ミステリー倶楽部賞を受賞してデビューしました
その後、「アヒルと鴨のコインロッカー」「死神の精度」「ゴールデンスランバー」「魔王」「モダンタイムス」などを次々と発表、話題を集めました
『PK』とは、言うまでもなくサッカーの『ペナルティ・キック』のこと。この本に収録されているのは『PK』『超人』『密使』の3編ですが、最後まで読んでいくと一つの長編小説になるように仕組まれています
現在、ヒーローと言われるのはどんな人なのか?それは勇気ある人だろう。落下する子供を、間一髪で抱きとめて命を救った男がいる。その男は国会議員であり大臣を務めている。救われた少年はその後、成長し、今度は自分の勇気が試される時期が来る 「勇気は伝染する。臆病も伝染する」・・・それがこの作品のテーマとも言えるでしょう
伊坂幸太郎の小説はいつも面白く読んでいますが、この『PK』は少し難しかったと告白せざるを得ません ちょっと油断していると、話の脈略が分からなくなってしまいます。全ての関係性を理解するには少なくとも2回は読まないとダメなような気がします
ただ、ユーモア溢れる語り口は変わることはありません