4日(木)。わが家に来てから68日目を迎えた顔に自身のあるイケメンのモコタロです
カメラ 近くね? アップにするなら顏だけにしてくんね!
閑話休題
昨日の日経朝刊・文化欄に「回顧 2014 音楽」が載っていました。もう1年を振り返る時期になったのか、とあらためて月日の流れの速さを感じます この記事は同紙の編集委員2人がクラシックとポピュラーに分かれて2:1くらいの割合で書いています。『世界水準を示す日本公演』という見出しのもと、クラシックでは「世界的な指揮者と日本のオーケストラによる名演の生まれた年だった」としています
筆者はラザレフ指揮日本フィルのショスタコーヴィチ「交響曲第7番」、インバル指揮東京都交響楽団のマーラー「交響曲第10番」、メッツマッハー指揮新日本フィルのベートーヴェン「ミサ・ソレムニス」を各楽団の『最高水準の公演』として挙げています 私はこの中ではインバルのマーラーを聴きましたが、その時の感想は7月22日のブログに書いた通りです
また、小澤征爾がサイトウ・キネン・オーケストラを指揮、ベルリオーズ「幻想交響曲」の演奏で完全復活したとコメントしています
一方、欧州で活躍する日本人の活躍例として、大野和士がフランス国立リヨン歌劇場、山田和樹がスイス・ロマンド管弦楽団とそれぞれ凱旋公演をしたことを挙げています オペラでは、ムーティ指揮ローマ歌劇場のヴェルディ「シモン・ボッカネグラ」、飯守泰次郎指揮東京フィルの新国立劇場でのワーグナー「パルジファル」を取り上げています 私はワーグナーを観ましたが、その時の感想は10月3日のブログに書いた通りです
記事は最後に、今年はクラウディオ・アバド、ロリン・マゼール、フランス・ブリュッヘンらの世界的な指揮者が亡くなったことに触れています アバドでは、ウィーン・フィルを指揮したマーラーの交響曲第3番がマイ・ベストCDです
(オリジナル版)
(復刻版)
ロリン・マゼールでは同じくウィーン・フィルを指揮した同曲のCDがマイ・ワーストCDです フランス・ブリュッへンでは、昨年4月5日にロシアの女性ピアニスト、ユリアンナ・アヴデーエワをソリストに迎えた18世紀オーケストラによるショパン「ピアノ協奏曲第1番」と「同第2番」の名演(すみだトりフォニーホール)が印象に残っています
限られたスペースの中で1年を回顧するので、規模の大きい交響曲やオペラが中心になってしまうのは仕方ないことだとは思いますが、私の好きな室内楽やピアノ・リサイタル等にも触れてほしかったというのが本音です 生前の吉田秀和氏が朝日『音楽展望』で年末の集大成として書いていた『音楽回顧』を懐かしく思い出します。その後朝日は、同じ吉田姓の編集委員・吉田純子さんが音楽批評を書いていますが、近いうちに今年の『音楽回顧』を書くことでしょう。どういう公演を取り上げるのか、楽しみです
なお、私自身の今年のクラシックコンサート・マイ・ベスト10は来年1月1日のブログに書く予定です。何しろ12月31日にもコンサート(ベートーヴェン『弦楽四重奏曲8曲演奏会』)の予定が入っているので最後の最後まで決められないのです