人生の目的は音楽だ!toraのブログ

クラシック・コンサートを聴いた感想、映画を観た感想、お薦め本等について毎日、その翌日朝に書き綴っています。

アレクセイ・ゲルマン監督「わが友イワン・ラプシン」を観る~1930年代のソ連の様子

2015年08月12日 07時01分45秒 | 日記

12日(水).10日から20日までが夏休みのはずの大学4年生の息子が,昨日は深夜1時過ぎに帰ってきて,夕食を取って,一旦寝て,今朝6時20分頃にはバックパックをしょって出て行きました 多分『卒論』だろうと思いますが,文化系と違って理科系は厳しいものがあります.とくに今息子が通っている大学は進学・卒業が超厳しいことで知られています まだまだ暑いので,親としては身体を壊さないようにしてほしいと思います ということで,わが家に来てから306日目を迎え,日本を含むアメリカの同盟国・地域代表者に囲まれるモコタロです 

 

          

            君たちはどうしても集団的自衛権を行使すると言うのか?

        

  閑話休題  

 

昨日、久しぶりにゆえさんとランチしました この前と同じ新橋の中華料理S亭です。このお店の夏のお薦め「冷やし中華」を食べながらお互いの近況を報告しました ゆえさんもブログを開設していて、ウォーキングを通じてダイエットをしている様子を書き綴っています。ウィーンへの音楽の旅から帰ってからはず~っと体重が減り続けているとのことで、ご同慶の至りです もっとも、私にはゆえさんがダイエットするほど太っているとは思えないのですが・・・・ ゆえさんの友人で今話題の「結果にコミットする~RIZAP」でダイエットしている人の「使用前・使用後」の写真を見せてもらいましたが、まるで別人28号でした 炭水化物を一切取らないで痩せるという方式のようですが、無理をして続けているといつか反動がきて身体がボロボロになるのではないか、ということで意見が一致しました 

私は巣鴨に引っ越してくる前は文京区白山に住んでいましたが、話によるとゆえさんは今そのすぐ近くに住んでいるようです。人はどこでどういう縁があるか分からないものです ゆえさんは今日,12日から夏休みということで、週末には静岡に帰省するそうです。ゆえさん,気を付けていってらっしゃい

 

          

 

  も一度,閑話休題  

 

発売を待っていた月刊『文芸春秋』9月号を買いました もちろん目的は「芥川賞」受賞作2作品です.又吉直樹の『火花』と羽田圭介の『スクラップ・アンド・ビルド』の全文と選評が掲載されています 新聞報道によると,又吉直樹の『火花』は200万部を突破,この『文芸春秋』9月号も105万3千部を達成したとのことです 芥川賞がこれほど話題になったのは『火花』の作者・又吉直樹がお笑い芸人だからでしょう この作品について語るには,作品を読まなければならない,という単純な理由で買ったのでした さっそく『火花』を昨日のうちに読み終わりましたが,読んだ感想は後日ということで

 

          

 

  最後の,閑話休題  

 

10日,早稲田松竹でロシア映画,アレクセイ・ゲルマン監督「フルスタリョフ,車を!」と「わが友イワン・ラプシン」の2本立てを観ました 昨日「フルスタリョフ,車を!」について書いたので,今日は1986年制作の「わが友イワン・ラプシン」について書きます

物語は1930年代半ばのロシアの貧しい都市ウンチャンスク.当時まだ小学生だった作家が回想する形で描かれていく 官舎のアパートに作家は刑事の父と一緒に住んでいるが,同じアパートに同僚の刑事イワン・ラプシンが住んでいた.その頃,町ではソロビヨフという殺人鬼が出没し,殺人を繰り返して人々を震え上がらせていた ラプシンらは彼を捕えようと必死だった.そんな中,ラプシンは劇団の女優ナターシャと知り合いになる.彼女は,役作りのため本物の売春婦の話が聞きたいとラプシンを訪ねてきた.ラプシンはナターシャに魅かれるようになるが,彼女は別の男を愛していた

 

          

 

 映画は冒頭の少年が登場するシーンを除いて,「フルスタリョフ,車を!」と同様,モノクロで撮られています ストーリー的には分かり易いのですが,その時代背景を理解していないと監督の言わんとするところが把握できないように思います 映画館に掲示されていた「解説」によれば「それまでソビエト映画は,1930年代といえば全てバラ色の時代,人々はみな自信に溢れ,胸を張って社会主義建設にいそしんでいたかのように描いてきたが,この映画はそうした偏見を覆すことになり,大きな反響を呼んだ」とのことです なるほどそうなんだ

コメント
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