人生の目的は音楽だ!toraのブログ

クラシック・コンサートを聴いた感想、映画を観た感想、お薦め本等について毎日、その翌日朝に書き綴っています。

「エピス・クァルテット」「フィルハーモニックアンサンブル」のチケットを買う

2015年08月19日 07時02分02秒 | 日記

19日(水)。昨夜は風が通って涼しかったので窓を開けっぱなしで寝ました(マンションの9階です).ところがなかなか寝付けず,まどろみの状態で一夜を過ごすことになりました 夜明け前の4時頃だったでしょうか,外からミーンミーンミーンという蝉の鳴き声が聴こえてきたのです.「おいおいまだ夜中だぜ!夏の終わりを前にしてセミ・ファイナルでも始まったのか」と毒づきましたが,1週間しかない命を考えると,昼も夜も泣きたい気分,もとい鳴きたい気分なんだろうな,と思い直しました ということで,モコタロが専用のカーペットをかじってボロボロにしたので、おねーちゃんが新しいカーペットを買ってくれました アメリカ国旗の一部みたいで派手派手ですが、さっそく大玉ころがしをして遊んでいました わが家に来てから313日目を迎えたモコタロです 

 

          

                   さて 縄ボールで遊ぼうかな

 

          

              その前に 美味そうだから 味見してみよう

 

          

              おっと、刃向かったな 抵抗すると逮捕するぞ!

 

          

                どこに転がろうと かじってやるぜ!

 

          

               かじり疲れたから ちょっと一休みだ

 

  閑話休題  

 

昨日の日経夕刊「くらし面」に「それでも親子~体育教師の父の猛烈反対」の見出しで指揮者・小林研一郎氏のインタビュー記事が載っていました それによると,父上は青年時代100メートル走で福島県の記録保持者だったそうですが,息子が音楽に夢中になることには反対だったということです その父上が亡くなった時,友人代表が弔辞で,父親がかつて音楽家を志していたと言ったのを聞き,初耳で驚いたといいます 「音楽で生活をするのは厳しいと身を持って分かっていたから,反対したのだろう」と研一郎氏は語っています.母上も教師だったそうで,勤め先の小学校で五線紙をガリ版刷りで作って応援してくれたそうです その母上は,死ぬ間際に意識不明の状態から目を開いて『研一郎,私の誇り,世界一』と言ったそうです

インタビュアーから「両親の存在を感じるのはどんな時ですか?」と聞かれ,コバケンは,

「ステージに出る時に『見ててくださいよ』と話しかけるし,演奏が終わったら『今日は聴いていた?』と聞きます 本番前の楽屋でマネジャーにも出てもらい,一人になって洋服を全部脱いで裸になることがあります 生まれたままの姿になって,亡くなった両親や親族に『よろしくお願いします』と頼むのです.僕の験担ぎですね

と語っています.個人的には,その姿を想像したくありませんが,ステージに出る前の,一人のプロの指揮者が一期一会のコンサートに挑む覚悟を垣間見る思いがします 

それで思い出したのですが,コバケンは演奏する直前に,しばし下をうつむいて何かを祈るような姿を見せ,それから指揮台に上がりタクトを振ります あれは亡き父上や母上に『見ててくださいよ!』とつぶやいているのかも知れません

 

  閑話休題  

 

チケットを2枚買いました 1枚目は8月26日(水)午後7時から東京オペラシティリサイタルホールで開かれる「エピス・クァルテット~ベートーヴェン後期作品への挑戦Vol.2」です プログラムは①ハイドン「弦楽四重奏曲第81番ト長調」,②ベートーヴェン「弦楽四重奏曲第12番変ホ長調」です.彼らの演奏を聴くのは2回目です.そもそも,この四重奏団を聴こうと思った,チェロの伊藤文嗣が定期会員になている東京交響楽団の首席奏者だからです

 

          

 

2枚目は9月19日(土)午後6時から池袋の東京芸術劇場で開かれる「第59回フィルハーモニックアンサンブル管弦楽団」のコンサートです オール・シベリウス・プログラムで①交響曲第7番ハ長調,②ヴァイオリン協奏曲ニ短調,③交響曲第1番ホ短調で,②のヴァイオリン独奏は山根一仁,指揮は矢崎彦太郎です

 

          

 

今年はシベリウス生誕150年という記念すべき年なので,あちこちのコンサート・ホールでシベリウス・ツィクルスが花盛りですね

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