人生の目的は音楽だ!toraのブログ

クラシック・コンサートを聴いた感想、映画を観た感想、お薦め本等について毎日、その翌日朝に書き綴っています。

「愛と哀しみのボレロ」を観る~カラヤン、ヌレエフ、ピアフ、グレン・ミラーの人生がモデル

2016年03月15日 07時56分43秒 | 日記

15日(火)。わが家に来てから534日目を迎え、今日もゲージから外を見るだけで外に出ようとしないモコタロです

 

          

            おお しもじもの暮しも大変じゃのう よきにはからえ

 

  閑話休題  

 

昨夕、娘のリクエストで久しぶりにカレーライスを作りました いつも通り 牛肉は切り落とし、ジャガイモとニンジンは皮付きです。息子と私はお代わりしました

 

         

 

  も一度、閑話休題  

 

昨日はホワイトデーでした。1か月前のバレンタインデーに娘からチョコをもらったので、手帳に「チョコレート」と書いておきながら すっかり忘れていて、外出から家に帰って初めて気が付き、再度 冷たい雨が降る中をチョコレートを買いに出かけました 娘に渡すと「あっ そうだったね」とこちらも初めて気が付いたようでした。さっそくいただきました、私も

 

          

 

  またまた、閑話休題  

 

新国立劇場から「オペラ『ウェルテル』ゲネプロ見学会のご案内」が届きました これは新国立劇場「ジ・アトレ」の特典サービスの一つで、抽選により何人かに当たるものです。私も目出度く当選したわけです 昨年はコルンゴルトのオペラ「死の都」のゲネプロに当選したので、2年連続です 私は、当たる景品にいくつか選択肢がある場合は あまり人気のないものを選ぶようにしています 例えば、同じゲネプロでもプッチーニの「トスカ」とマスネの「ウェルテル」のどちらかを選んでよいということなら、マスネを選びます。その方が競争率が低く、当選確率が高いからです

 

          

 

ゲネプロは3月31日(木)午後1時半~45分にオペラパレスに集合とのことです。マスネのオペラ「ウェルテル」はCDを持っていないので、予習のつもりで観ることにします

 

          

 

  最後の、閑話休題  

 

昨日、池袋の新文芸坐で「愛と哀しみのボレロ」を観ました この映画は1981年にフランスのクロード・ルルーシュ監督が制作した、1930年代から80年代に至るドイツ、ソビエト(ロシア)、フランス、アメリカを舞台に活躍した音楽界のスーパー・スターの人生をモデルに描いた3時間4分に及ぶ壮大なドラマです そのモデルとは、指揮者ヘルベルト・フォン・カラヤン、バレエダンサー・ルドルフ・ヌレエフ、シャンソン歌手エディット・ピアフ、楽団指揮者グレン・ミラーの4人です

 

          

 

実を言うと、私はこの映画を観るのは2回目だと思い込んでいました ところが、3時間にも及ぶ4つの物語を観ているうちに、最初から最後まで通して観たのは今回が初めてだということに気が付きました その原因は明らかです。それは映画の冒頭と最後に踊られる天才バレエダンサー、ジョルジュ・ドンによるラヴェルの「ボレロ」の印象が異常なまでに強いからです 20世紀バレエ団のモーリス・ベジャールの振付による「ボレロ」を踊るジョルジュ・ドンは、肉体そのものが芸術のように思われるほど 躍動感に溢れています 私は多分、テレビか何かであの有名な「ボレロ」のシーンを何度か観て「愛と哀しみのボレロ」全体を観たと勘違いしていたのだと思います

ヌレエフに扮するジョルジュ・ドンは「ボレロ」を冒頭と最後に踊るほか、パリ・オペラ座公演のシーンでベートーヴェンの「交響曲第7番」の第4楽章「アレグロ・コン・ブリオ」を息もつかせぬスピードで見事に踊り切ります 本物のヌレエフはこの公演を機に西側に亡命しています

この映画では、いくつかクラシック音楽が流れます ナチの軍楽隊長カールはヒトラーの前でベートーヴェンの「月光ソナタ」を弾いて認められます。その後、指揮者に転じた彼はニューヨークのメトロポリタン歌劇場で米初公演に臨みますが、チケットは売り切れているのに会場に集まったのはたったの2人という中でブラームスの「交響曲第1番」を指揮します ユダヤ系アメリカ人がチケットを買い占めていたのです。その後、フランスの凱旋門の屋上で、リストの「前奏曲」を指揮します

クラシック音楽好きにはたまらない1本です  新文芸坐では今日(15日)が最後です。11:30から、15:05から、18:40から の3回上映されます。興味のある方は是非お出かけください

 

          

コメント (2)
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