23日(水)。わが家に来てから542日目を迎え、ゲージに前足をかけて おやつをねだるモコタロです
ぼくはおやつに目がないんだよ・・・(ホントだ!目がない!)
閑話休題
昨日は、夕食に「豚肉のスペアリブ」と「生野菜とワカメとシラスのサラダ」を作りました スペアリブは中まで火を通すのに時間がかかりますね
も一度、閑話休題
昨日、神楽坂のギンレイホールで「ヴィンセントが教えてくれたこと」と「エール!」の2本立て映画を観ました
「ヴィンセントが教えくれたこと」は2014年、セオドア・メルフィ監督によるアメリカ映画です 酒とギャンブルを生涯の友とするチョイ悪オヤジのヴィンセント(ビル・マーレイ)は、誰も愛さないし誰からも愛されないようなひねくれ者 そんな彼の家の隣にシングルマザーのマギー(メリッサ・マッカーシー)が12歳の息子オリバー(ジェイデン・リーベラー)とともに引っ越してくる。仕事で遅くなるマギーはヴィンセントにオリバーのシッターを依頼するが、ヴィンセントは、オリバーを行きつけのバーや競馬場に連れ歩き、バーでの注文の仕方や競馬のオッズの計算方法などを教えるほか、いじめっ子の鼻のへし折り方などを教え込む マギーはクレームを付けるが、彼は意に介さない しかし、オリバーは彼と一緒に行動していくうちに、ヴィンセントの優しい側面に接し、何とか彼の想いを周囲の人たちに伝えようとする。ちょうどその頃、学校で「身近な”聖人”を見出し、なぜ聖人なのかを発表するように」という課題が出される。オリバーはヴィンセントを”聖人”に選ぶ
まあ、映画だからいいようなものの、普通の母親だったらマギーのように「あんたに子供を預けたのが間違いだったわ」と言いたくなるでしょう。なにしろ、小学生をバーや競馬場に連れていってしまうのですから その半面、どんなチョイ悪オヤジにも弱点があるし、それを表に出さないようにしてツッパッて生きていく姿勢にも若干の共感を覚えたりします
2本目の「エール!」は2014年、エリック・ラルティゴ監督によるフランス映画です
フランスの田舎町で酪農を営むベリエ家は、高校生のポーラ以外、父も母も弟も全員耳が聴こえない ある日、ポーラの歌声を聴いた音楽教師は彼女の才能を見い出し、パリの音楽学校のオーディションを受けることを進める 田舎から都会へと夢が膨らむポーラだったが、彼女の歌声を聴くことが出来ない家族は彼女の才能を信じることが出来ず、彼女が家から居なくなることによる不安を訴え パリ行きに反対する ポーラは自分が家を出たら家族が困る、と一旦は諦め、音楽教師にオーディションは受けないと伝えるが、悩んだ末に夢に挑戦することを決心する そして、オーディションに駆けつけた家族の前で手話を交えて 自分の想いが込められた歌を歌う
ポーラを演じたルアンヌ・エメラはフランスで人気の歌オーディション番組「The Voice」で”奇跡の歌声”と称賛され、歌手としても活躍しているとのことです 歌はもちろん上手ですが、演技もなかなかのものです 自分自身のオーディションの経験を活かして演じていたのかも知れません エメラ以外で感心したのは、母親役を演じたカリン・ヴィアールという女優です。「幸せの雨傘」という映画に出演しているそうですが、驚くべき迫真の演技です
どこの国でも、親や兄弟は、その子に 夢があり才能があるなら 喜んで送り出すべきものなのでしょう そんなことを思いながら観ていました