人生の目的は音楽だ!toraのブログ

クラシック・コンサートを聴いた感想、映画を観た感想、お薦め本等について毎日、その翌日朝に書き綴っています。

垣内悠希+周防亮介+東京シティ・フィルでシベリウス「ヴァイオリン協奏曲」他を聴く~素直な演奏スタイルに好感

2017年03月24日 07時48分10秒 | 日記

24日(金).昨日,当ブログの読者Nさんと渋谷でランチしました 明日 25日,東京文化会館小ホールで開かれる東京・春・音楽祭の「都響メンバーによる室内楽」コンサートのチケットをNETで発注する際 ミスをして2枚とってしまい,Nさんにメールしたところ ちょうど予定が空いているということで,行っていただくことにしたのです 昨日はそのチケットの受け渡しをしました.相変わらずスマートなNさんはシックながらエレガントな衣装で決めています 音楽の話を中心にいろいろな話をしました 唯我独尊・四面楚歌のサスペンダー爺さんの話から,最近とくに印象に残ったコンサート,若手演奏家の有望株は誰か,CDの整理方法,そして私が住んでいる巣鴨の地蔵通り商店街の話に至るまで多岐にわたる話で盛り上がりました.楽しい時は時間が経つのは速いものでいつの間にか1時間半も経っていました

ということで,わが家に来てから今日で906日目を迎え,森友学園の籠池泰典理事長が,23日の参院予算委員会の証人喚問で,2015年9月に安倍昭恵首相夫人から封筒に入った100万円の寄付を受け取ったと証言した,というニュースを見て感想を述べるモコタロです

 

       

          国会での籠池泰典氏は  籠の中の鳥か  池の中の鯉か  質問に安乗りはしなかったな

       当事者の片方だけが証言しても真相は解明できない 相手方の証人喚問が必要では?

 

  閑話休題  

 

昨日,娘のリクエストで夕食に「カレーライス」と「生野菜とアボガドのサラダ」を作りました 新じゃがを使ったら半分以上が溶けてしまいましたが,かえって美味しくなりました

 

       

 

  も一度,閑話休題  

 

昨夕,池袋の東京芸術劇場コンサートホールで東京シティ・フィルのコンサートを聴きました これは「2017都民芸術フェスティバル」参加公演です.オール・シベリウス・プログラムで,①交響詩「フィンランディア」,②ヴァイオリン協奏曲ニ短調,③交響曲第2番ニ長調です ②のヴァイオリン独奏は周防亮介,指揮は垣内悠希です

 

       

 

自席は2階L列51番,右ブロック左通路側です.残念ながら庇の下です.会場は9割方入っているでしょうか

オケのメンバーが入場し配置に着きます.コンマスは客員の松野弘明.オケの編成は左から第1ヴァイオリン,第2ヴァイオリン,チェロ,ヴィオラ,その後ろにコントラバスという いつもの並びです 指揮者の垣内悠希は2011年ブザンソン国際指揮者コンクール優勝者です

この日のコンサートは2曲目の「ヴァイオリン協奏曲ニ短調」の演奏が印象に残ったのでそれについて書きます 

ステージに周防亮介が登場すると,自席の3つ前の列に座っている女子学生らしき3人組が顔を見合わせて何やら呟き合っています.「ねえ,あの人,女性じゃないよね?」「だって名前が亮介だよ,男性でしょ!」と会話しているように見えます 彼女たちが誤解するのも無理もないな と思うのは,周防は髪を肩まで伸ばし 優しい顔立ちをしているので,まるで女子学生のように見えるからです

この日もそうでしたが,周防の演奏を聴いて思うのは,とても美しい音で 素直な 流れるような演奏をするということです 技巧的には完璧ではないかと思います 考えるに,彼の演奏スタイルに合うのはメンデルスゾーンやシベリウスのようなメロディー・ラインが美しい流麗な曲だと思います 一方,まだ聴いたことはありませんが,チャイコフスキーやショスタコーヴィチのヴァイオリン協奏曲のような作曲家の強い個性が前面に出てくる曲はどのように演奏するのだろうか,と興味が湧きます

この日はアンコールにバッハの「無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第2番BWV1003」から「グラ―ヴェ」を叙情的に演奏しましたが,バッハもこの人に合っています

1995年生まれと言いますから現在22歳です 現在,東京音楽大学に特別特待奨学生として在学中とのことですが,すでに内外の数々のコンクールに入賞し,オーケストラとの共演も多くこなすなど,演奏するたびにその名を全国に轟かせています 素直な演奏スタイルなので,これからの活躍が楽しみです

 

       

コメント (4)
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