人生の目的は音楽だ!toraのブログ

クラシック・コンサートを聴いた感想、映画を観た感想、お薦め本等について毎日、その翌日朝に書き綴っています。

ディヴィーア+藤原歌劇団のベッリーニ「ノルマ」のチケットを取る / バッハ・コレギウム・ジャパン第121回定期演奏会を聴く

2017年03月11日 07時47分30秒 | 日記

11日(土).わが家に来てから今日で893日目を迎え,韓国の憲法裁判所が,国会で可決した朴槿恵(パク・クネ)大統領の弾劾訴訟を妥当と判断し,大統領は失職し,次の大統領が決まるまで黄教安(ファン・ギョアン)首相が大統領代行を続ける というニュースを見て,朴大統領とその友人・崔順実(チェ・スンシル),そしてファン首相に成り代わって感想を述べるモコタロです

 

       

         朴:ぼく知らないじゃ通らなかった チェ・スンシル:チェッ! ファン首相:北朝鮮が不安

 

  閑話休題  

 

7月4日(火)午後2時から日生劇場で開かれる藤原歌劇団共同制作公演,ベッリーニ「ノルマ」のチケットを取りました 7月1日,2日,4日の3回ある公演の最終日です.このうち1日と4日にマリエッラ・ディヴィーアが,2日に小川里美がタイトルロールのノルマを歌います 指揮はフランチェスコ・ランツィッロッタ,演出は粟国淳です

「ぶらあぼ」2月号でこの公演のことは知っていたのですが,昨日が一般発売開始日だと知ったのは昨日の朝日朝刊の「本日発売!!ノルマ公演」という小さな告知広告でした 慌ててネットで日本オペラ振興会・藤原歌劇団を検索して予約手続きを進めました.1日は「ネット受付終了」だったので,4日を仮予約したのですが 1階やや後方右端だったので,もっと良い席がないかと仮予約を解除して もう一度アクセスしたら「ネット受付終了」と表示されました.どうやら逃したのが最後の1枚だったようです しまった!と思った時はアフター・フェスティバル(後の祭り)です 仕方ないので,池袋のピア チケットポートに行って手配しました.係員が「残っているのは最後の1枚です」と言うのでここでもビックリ 4日のピアでの扱いが最後なのか,S席が最後なのか不明ですが,いずれにしてもネットで逃した席より条件の良い席だったので迷わず購入しました こういうことは稀なことだと思います

昨年のグルベローヴァの「ノルマ」が散々だったので,ディヴィーアに期待します お願いだからドタキャンしないでね

 

       

 

「ぶらあぼ」で思い出しましたが,3月号に「4月から遠藤真理が読響のソロ・チェロ奏者に就任」という記事が載っていました これで読響も一層チェロが充実しますね

 

  も一度,閑話休題  

 

昨夕,初台の東京オペラシティコンサートホールで,バッハ・コレギウム・ジャパン(B.C.J)の第121回定期演奏会を聴きました いつも思うのは,「マタイ受難曲」や「ヨハネ受難曲」など バッハの大作の時は満員御礼なのですが,それ以外の定期公演では1階,2階の後方席の空き状況が気になります 世界に通用する数少ない音楽集団なのに寂しさを感じます それでも,バッハとその周辺の音楽だけを演奏するコンサートで定員の8割近くを埋めるのですから大したものと言えるのかも知れません

 

       

 

最初に鈴木優人のオルガン独奏で①バッハ「プレリュードとフーガ ロ短調」BWV544,②同「心より我こがれ望む」BWV727,③同「我ら苦しみの淵にある時も」BWV641が演奏されました バッハの曲をパイプオルガンで聴くと,いつも”にわかクリスチャン”になり,頭を垂れて日常の失敗や失態のあれこれを反省したりします.今回もそうでした

次いで管弦楽と合唱団が入場し,①J.ヴァルター:コラール「平安と喜びをもって,私は逝こう」,②プレトリウス「使者たるポリュヒュムニアと賛歌」より「平安と喜びをもって,私は逝こう」第2部・第3部,③シュッツ「葬送の音楽 作品7」より「平安と喜びをもって,私は逝こう」第21曲~合唱が演奏され,間を空けることなく④バッハ:カンタータ第125番「平安と喜びをもって,私は逝こう」BWV125が演奏されました

いつもは若松夏美がコンマスを務めますが,この日は寺神戸亮が務め,若松は第2ヴァイオリンのトップに回ります 演奏でいつも感心するのは,オーボエの三宮正満とフラウト・トラヴェルソの菅きよみです.抜群の演奏テクニックによる古楽器特有の柔らかい音で聴衆を魅了します ソリストではソプラノの松井亜希,カウンターテナーのダミアン・ギョン,テノールの櫻田亮,バスのドミニク・ヴェルナーといったB.C.Jではお馴染みの歌手陣がノン・ヴィブラートの歌声を披露してくれましたが,最近際立って安定しているのは櫻田亮だと思います

 

       

 

プログラム後半は①バッハ:カンタータ第33番「ただあなたにのみ,主イエス・キリストよ」BWV33,②同:カンタータ第1番「何と美しいことでしょう,暁の星が照り輝くのは」BWV1です ここでは現代にはない古楽器=バルブのないナチュナル・ホルンとオーボエ・ダ・ガッチャ(オーボエの長いのを真ん中で折り曲げて「くの字」にしたような形の楽器)が加わりますが,これがB.C.Jの演奏に魅力を加えています ここでも三宮正満の演奏が光っていました

B.C.Jのコンサートを聴くたびに,もっと多くの人に聴いて欲しいなあ,と思います

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする