人生の目的は音楽だ!toraのブログ

クラシック・コンサートを聴いた感想、映画を観た感想、お薦め本等について毎日、その翌日朝に書き綴っています。

芸劇ブランチコンサート「ドヴォルザークの楽しみ」を聴く~ピアノ五重奏曲第2番、ユーモレスクほか:伊藤亮太郎、大江馨、佐々木亮、向山佳絵子、清水和音

2019年06月20日 07時19分32秒 | 日記

20日(木)。18日(火)午後10時22分の山形県沖を震源とする地震にはビックリしました 息子が単身赴任している山形県鶴岡市が震度6とニュースで言っていたので、すぐに息子に「無事か?」メールを送りましたが、返信がありませんでした 翌朝、もう一度「無事?余震に注意!」メールを送ると、「無事です」の”ひと言返信”が帰ってきたので一安心しました

ということで、わが家に来てから今日で1721日目を迎え、ドナルド・トランプ米大統領は18日、南部フロリダ州オーランドで開いた大規模選挙集会で演説し、「米国を偉大なままにする」と2020年11月の大統領選への出馬を表明した というニュースを見て感想を述べるモコタロです

 

     

      「米国を偉大なままに」じゃなくて「米国第一主義のままに」の間違いじゃね?

 

         

 

昨日、夕食に「豚ロースの生姜焼き」「生野菜とサーモンのサラダ」「冷奴」を作りました 冷奴にはオクラ、ミョウガ、鰹節が載っています

 

     

 

         

 

昨日、池袋の東京芸術劇場コンサートホールで第19回芸劇ブランチコンサート「ドヴォルザークの楽しみ」を聴きました   プログラムはドヴォルザークの①ユーモレスク、②森の静けさ、③スラヴ舞曲ホ短調作品72‐2、④ピアノ五重奏曲第2番です 演奏はヴァイオリン=伊藤亮太郎(N響コンマス)、大江馨、ヴィオラ=佐々木亮(N響)、チェロ=向山佳絵子、ピアノ=清水和音です

 

     

 

平日の午前にもかかわらず、結構な数の聴衆が集まっています 比較的ポピュラーな曲目をトップクラスの奏者が演奏して1回2,400円という格安の入場料金の魅力が大きいと思います

1曲目は「ユーモレスク」です この曲はアントニン・ドヴォルザーク(1841-1904)が1894年に完成したピアノ曲集「8つのユーモレスク」の第7曲に当たります 「ユーモレスク」とは簡単に言えばユーモアのある小品のことです 今年6月8日にドイツのアウグスブルクで行われた「レオポルド・モーツアルト国際ヴァイオリンコンクール」で第3位入賞を果たした大江馨と、ベテランピアニスト清水和音により演奏に入ります

大江君は、時に 引きずるような独特なアクセントを付けて演奏しますが、肩の力が抜けて軽快です

2曲目は「森の静けさ」です この曲は1883年から1884年にかけて作曲したピアノ連弾曲「ボヘミアの森から」の第5曲を、1891年にチェロとピアノ用に編曲した作品です 元・N響首席の向山佳絵子さんが白のエレガントな衣装で登場、深みのあるチェロで叙情的に演奏しました

演奏の合間のインタビューで、N響時代の同僚・佐々木亮氏が向山さんについて、「彼女は東京藝大付属高校の1年先輩だったんですが、1年上に物凄くチェロの巧い人がいるという噂が流れ、学内のコンサートを聴きに行ったのですが、あまりにも巧くてびっくり仰天しました」と語っていました。一時、夫婦そろって(夫は藤森亮一氏)N響の首席チェロを務めていました

3曲目は「スラヴ舞曲ホ短調作品72‐2」です この曲は1886年に作曲した「スラブ舞曲集」(第2集)に含まれる作品です N響首席の伊藤亮太郎は、哀愁に満ちたメロディーを流麗に演奏しました


     

          (バックはロビーに設置されているモニター画面です)

 

最後の曲は「ピアノ五重奏曲第2番」です この曲は1887年に作曲されたピアノと弦楽四重奏のための五重奏曲です 第1楽章「アレグロ・マ・ノン・タント」、第2楽章「ドゥムカ、アンダンテ・コン・モート」、第3楽章「スケルツォ(フリアント)、モルト・ヴィヴァーチェ」、第4楽章「フィナーレ:アレグロ」の4楽章から成ります

第1ヴァイオリン=伊藤亮太郎、第2ヴァイオリン=大江馨、ヴィオラ=佐々木亮、チェロ=向山佳絵子、ピアノ=清水和音によって演奏されます

第1楽章は冒頭の向山佳絵子のチェロの演奏が素晴らしく、第2楽章では佐々木亮のヴィオラが冴えわたりました この曲の魅力はメロディーが美しいことに加え、哀愁と陽気さが交互に訪れる独特な曲想ですが、5人のアンサンブルはその切り替えが見事でした チャイコフスキーと同様、ドヴォルザークも「メロディーメーカー」であることを、あらためて思い知らされる演奏でした

ところで 曲間のトークの時、進行役を兼ねる清水氏はマイクを使ってモソモソと早口で喋るので、何を言っているのか聴き取れないことがしばしばあります もう少しゆっくり話してくれないものかといつも思います 新しく始まったシリーズ「名曲リサイタル・サロン」ではナビゲーターに八塩圭子さんが復活しましたが、さすがはアナウンサー上がりということでよく聞き取れます 進行役は トークのプロを手本にして ゆっくり話して欲しいと思います

 

     

コメント
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