13日(木)。わが家に来てから今日で1714日目を迎え、安倍晋三首相は12日午前、ロハ二大統領やハメネイ師と会談するためイランに向け政府専用機で羽田空港を出発した というニュースを見て感想を述べるモコタロです
7月の参院選を前に実績作りかもしれないけど イランお世話と言われないように!
昨日、夕食に「塩だれ豚丼」「モヤシ豚汁」「生野菜サラダ」を作りました 豚丼は長ネギにニラを加えたら一層美味しくなりました
昨日、サントリーホール「ブルーローズ」で、「プレシャス1pm 親密な至極のデュオ」公演を聴きました これは「サントリーホール・チェンバーミュージック・ガーデン2019」の一環として開かれたコンサートです
プログラムは①メンデルスゾーン「チェロ・ソナタ 第1番 変ロ長調 作品45」、②同「チェロ・ソナタ 第2番 ニ長調 作品58」です
演奏はピアノ=小山実稚恵、チェロ=堤剛です
自席はC7列12番、センターブロック右通路側です 会場はほぼ満席です
1曲目はメンデルスゾーン「チェロ・ソナタ第1番 変ロ長調 作品45」です この曲はフェリックス・メンデルスゾーン(1809-1847)が29歳の時、1838年に作曲した作品です
第1楽章「アレグロ・ヴィヴァーチェ」、第2楽章「アンダンテ」、第3楽章「アレグロ・アッサイ」の3楽章から成ります
サントリーホール館長でもある堤剛と、チャイコフスキー、ショパンの二大コンクールに入賞した唯一の日本人ピアニスト、小山実稚恵がステージに上がり、さっそく演奏に入ります 初めて聴く曲ですが、メンデルスゾーンらしさがあまり見られない曲想です
彼のチェロ・ソナタのCDを持っていないため予習が出来なかったので、曲自体を楽しむまでには至りませんでした
メンデルスゾーンは好きな作曲家なので、CDを買っておくべきだと反省しきりです
ここで、二人がマイクを持ってトークに入りました お互いを讃え合いましたが、堤氏は「小山さんと演奏するのはいつも喜びです
実は、きょう時間を間違えまして・・・もうそんな歳です。若いんだなあ、と思います
」と言って会場を沸かせました(時間を間違えたというのは、早すぎたのか、遅すぎたのか、分かりませんが
)。小山さんは「堤先生と演奏をご一緒させていただくのは光栄で、演奏を楽しませていただいています
ピアノの場合、一度弾いた音は変えることが出来ず、クレッシェンド出来ないのですが、堤先生のチェロがクレッシェンドすると、一緒にクレッシェンドして演奏していきたくなるような気持にさせられます
」と語っていました。お互いにリスペクトしている様子が窺え、謙虚さは さすがだと思いました
2曲目はメンデルスゾーン「チェロ・ソナタ 第2番 ニ長調 作品58」です この曲は第1番から5年後の34歳の時、1843年に作曲されました
第1楽章「アレグロ・アッサイ・ヴィヴァーチェ」、第2楽章「アレグロ・スケルツァンド」、第3楽章「アダージョ」、第4楽章「モルト・アレグロ・エ・ヴィヴァーチェ」の4楽章から成ります
第1楽章が豊かなチェロの演奏で開始された瞬間、「おおっ これぞメンデルスゾーン」と叫びたくなりました。第1番と違い、ロマンティックな(ロマン的なという意味)曲想で、チェロが良く鳴り、思わず引き込まれます
この曲も初めて聴く作品ですが、この5年間に何があったのか、と思うほど第2番は飛躍的に魅力が増していることが分かります
第2楽章はチェロのピッツィカートとピアノのスタッカート気味の演奏のやり取りが楽しく聴け、第3楽章ではピアノがバッハのコラール風の音楽を荘重に奏で、チェロが深い音楽を演奏します
この楽章はバッハへのオマージュのような感じがします
第4楽章は再びチェロが良く鳴り、ピアノとの丁々発止のやり取りで華やかなフィナーレを迎えます
第1番(変ロ長調)と第2番(ニ長調)を比較すると、第2番の方が圧倒的にチェロが良く鳴るのは、弦楽器が鳴りやすいと言われる「ニ長調」という調性の性格によるところが大きいのではないか、と思います
二人は会場いっぱいの拍手に、メンデルスゾーンの「無言歌 ニ長調 作品109」を演奏し、再度満場の拍手を浴びました
この日のコンサートは、堤氏と小山さんの人柄が表れた演奏で、とても良かったと思います 満席になる理由も分かります