人生の目的は音楽だ!toraのブログ

クラシック・コンサートを聴いた感想、映画を観た感想、お薦め本等について毎日、その翌日朝に書き綴っています。

京都フィル室内合奏団 13日、コロナ禍後 全国初の観客入れ公演 / フランソワ・トリュフォー監督「ピアニストを撃て」&「突然炎のごとく」を観る ~ 新文芸坐

2020年06月09日 07時20分41秒 | 日記

9日(火)。寝室用のCDプレーヤーがまた故障しました DENONのDCD-50という小型の機種ですが、5月11日に購入した新品が、22日にディスクを呑み込んで出てこなくなったので、池袋のBカメラに修理に出しました 修理済みとして手元に戻ったのが31日でした。ところが、ちょうどその1週間後の6月7日に、またディスクを呑み込んで出てこなくなったのです 犠牲になったのは、1回目はクナッパーツブッシュのCDでしたが、今回はクルレンティスの「ドン・ジョバンニ」の2枚目です 購入してから1か月も経たないうちに2度の故障(しかも同じ原因)です しかたないので、昨日午前10時に、またBカメラに重い思いをして持っていき修理依頼しました 言うまでもなく、故障機はBカメラから製造メーカーに送られ、そこで修理したものがBカメラに戻されるという流れになっています。したがって、目の前にいる担当者に文句を言っても相手が違うのです せいぜい「1か月も経たないのに2度の故障は欠陥品だよね」という嫌味しか言えませんでした 修理に出したからには、あみんの心境です   わたし待つわ~   できるまで待つわ~  って、そんな呑気な歌を歌ってる場合か

ということで、わが家に来てから今日で2078日目を迎え、トランプ米大統領は7日、黒人殺害事件に関するデモに備えて首都ワシントンに動員していた州兵の撤収を命じ、「すべて完全にコントロールされている。昨夜のデモ参加者は予想よりずっと少なかった。州兵は帰還するが、必要があれば すぐに戻れる」とツイートした  というニュースを見て感想を述べるモコタロです

 

     

     デモ参加者の共通スローガンは  州兵はノーリターン  トランプはノータリーン!

 

         

 

昨日、夕食に「豚肉の生姜焼き」と「生野菜サラダ」を作りました 生姜焼きは久しぶりに作りましたが、美味しかったです

 

     

 

         

 

昨日の日経朝刊 社会面に「京都フィル、観客入れ公演 13日  京都市内で」という見出しの記事が載っていました 超訳すると、

「京都フィルハーモニー室内合奏団は13日、京都コンサートホールで演奏会を開く 日本オーケストラ連盟によると、客席に観客を迎えてのオーケストラの演奏会は 加盟団体では(コロナ禍後)全国初という 100人規模の大人数のフル編成のオーケストラと違い、演奏者が15人の室内オーケストラにあたるため、舞台上でも十分 間隔を空けた演奏が可能と判断した 感染対策として、最大510人収容可能な小ホールで1回あたりの入場者数を最大100人に限定。ただ、多くのファンの声に応え、午前午後の2回公演とし、合計で最大200人の観客を迎えることとした 観客にマスクの着用や手指のアルコール消毒を求めるほか、舞台上では演奏者が1.5~2メートルの間隔を空け、管楽器奏者以外はマスクやフェースガードを着用する

小規模ながら、いよいよライブのコンサートが実現しそうですね フル・オーケストラのライブ・コンサートとしては、昨日の当ブログでもご紹介したとおり、東京交響楽団が6月26日(金)午後7時からサントリーホールで開催予定の第681回定期演奏会を、観客の数を絞って実施することが発表されています これが実現すれば、フルオーケストラとしては全国初の試みになると思われます 是非実現させてほしいと思います 頑張れ、東京交響楽団

 

         

 

昨日、池袋の新文芸坐でフランソワ・トリュフォー監督「ピアニストを撃て」と「突然炎のごとく」の2本立てを観ました

入口で手指をアルコール消毒し、体温測定をしたうえで、チケットは切らずに箱に投入し、やっと会場に入りました

「ピアニストを撃て」はフランソワ・トリュフォー監督による1959年フランス映画(モノクロ・92分)です

この映画の主人公シャルリー(シャルル・アズナブール)は、パリのカフェでピアノ弾きをしながら幼い弟フィードを養っていますが、実は本名をエドゥアル・サロヤンという国際的なに有名なピアニストでした その名声は、妻のテレーザの犠牲の上に成り立っていたのですが、テレーザはシャルリーに本当のことが告白できないまま、投身自殺を図ります カフェの給仕女レナはそんな過去を持つシャルリーに思いを寄せ、彼をもう一度ピアニストとして復活させると誓います しかし、シャルリーは兄シコとギャングとの争いに巻き込まれ、拳銃の撃ち合いになった時に弾がレナに当たり息絶え、ピアニストへの夢を失ったシャルリーは一人カフェに戻りピアノを弾くのでした 

この映画では、クラシック風のピアノ音楽が何度か流れるのですが、残念ながら、純クラシックなのかこの映画のために作曲された音楽なのか判別できませんでした シャルル・アズナブールといえばシャンソンですが、役者としてもなかなかです 昔のフランス映画は、当時のパリの様子が垣間見えたりするのがいいですね

 

     

 

         

 

「突然炎のごとく」はフランソワ・トリュフォー監督による1962年フランス映画(モノクロ・107分)です

この映画を初めて観た時は、「なぜこういうタイトルを付けたのだろうか」と不思議に思いました このタイトルだと、あとで映画を振り返った時にストーリーを思い出せないのです ところが、何回目かに観た時に、原題が「ジュールとジム」であることを認識し、素直にストーリーを思い出すことができました つまり、この映画はカトリーヌ(ジャンヌ・モロー)という自由奔放で開放的な女性とジュールとジムという二人の男の三角関係を描いた物語なのです また、「突然炎のごとく」というのは、穏やかだと思ったら突然怒り出したりするカトリーヌの気まぐれな態度の比喩であるとも言えます

 

     

 

この映画が公開された60年代は、女性解放運動が活発化しつつあったアメリカとイギリスで異例のヒットを記録したといいます 言うまでもなく、誰にも拘束されないカトリーヌの自由な生き方に共感を覚えた女性たちの支持を受けたのです しかし、トリュフォー監督自身は、そのようなレッテルを貼られることには否定的だったそうです それはそうだと思います。芸術的な作品が政治と結び付けられると 途端に面白くなくなってしまうことはよくあることです

コメント
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