20日(土)。昨日はユニクロの「エアリズム マスク」の発売日でした このマスクは機能性肌着「エアリズム」の素材を使用し、夏でも蒸れにくく、なめらかな肌触りで、細菌や花粉などを防ぎ、紫外線もカットし、洗濯も可能という謳い文句で発売された新商品です サイズはL(大人用)、M(やや小さめ)、S(子供用)の3サイズで、色は白のみ。各サイズとも3枚組1パックで税抜き990円です
私は一番店舗が近い池袋で買うことにしました ネットで店舗を調べたところ、池袋には4店舗あることが分かり、そのうち開店時間が一番早いJR池袋駅中央改札店で買うことにしました ネット情報によると平日の営業時間は8時半~22時となっていたので、8時半前に行ってみたら、コロナ対策の関係で「開店10時」とあり、「マスク購入の整理券は9時から配布」という張り紙がありました 仕方ないので新聞を読みながら待ちましたが、すでに50人くらいの人たちがたむろしていました 駅構内ということで通路を防ぐのは良くないと思ったのか、お店の担当者が出てきて、「整理券の配布時間を早めるので、店の周りを取り囲むように並んでほしい」とアナウンスしました ほどなく整理券の配布が始まりましたが、各サイズ1セット限定となっていたのでLとM各1枚の券を入手しました 「本日の営業時間内有効」とのことだったので、映画を観終わってから再度引き換えに戻ることにしました 若干厚めですが、装着感抜群です アベノマスクのように顎がはみ出ることはありません
ということで、わが家に来てから今日で2089日目を迎え、米フェイスブックは18日、トランプ米大統領の陣営がSNSに投稿したコンテンツや広告がドイツのナチス政権を想起させるとして削除したことを明らかにした というニュースを見て感想を述べるモコタロです
トランプ政権は表立って本性を露わにしてきた やることがヒトラー顔負けだもの
昨日、夕食に「鶏のから揚げ」と「エリンギの中華スープ」を作りました 唐揚げはもうお手のものです 唐揚げと言えばビールですね
昨日の朝日夕刊 社会面に「新型コロナの重症化リスク A型は『高』O型は『低』」という見出しの記事が載っていました リードに「新型コロナウイルスへの感染で重症化しやすいのは血液型がA型の人・・・。欧州の研究チームがスペインとイタリアの感染者のゲノム解析からこんな傾向を明らかにした 血液型による症状の違いは統計学的には指摘されていたが、血液型を決める遺伝子でも違いが確認されたという」とあります。記事を超訳すると、
「イタリアとスペインの7病院の患者1980人と、2300人以上の健康な人や新型コロナに感染したが軽症で済んだ人を比較。遺伝子配列のわずかな違い850万か所以上を解析した すると、重傷者で明らかに多い特徴が2か所で見つかった。その一つが9番染色体にある血液型の決定に関連する遺伝子だった A型の人は他の血液型と比べて5割ほど重症化リスクが高く、逆にO型の人は5割ほど低かった。B型とAB型では、有意な違いは見いだせなかった。血液型ごとに異なる生まれつき持つ抗体が関係しているか、遺伝子の違いで生じる血液を固める因子の働きなどが影響している可能性があるという 論文は17日付の米医学誌『ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシン』(電子版)に掲載された」
私はO型ですが、重症化リスクが低いとはいえ油断は禁物 あなたは何型ですか
昨日、池袋の新文芸坐で今年4月10日に肺がんで死去された大林宣彦監督「さびしんぼう」と「野ゆき山ゆき海ベゆき」の2本立てを観ました
「さびしんぼう」は大林宣彦監督による1985年公開映画(110分)です
舞台は広島県尾道。お寺の息子でカメラが趣味の高校生・井上ヒロキ(尾美としのり)は、坂の上から望遠レンズのファインダー越しに女子高校を眺めていた 偶然その時に放課後の音楽室でピアノを弾く一人の美少女・橘百合子(富田靖子)を見つける 彼女を「さびしんぼう」と名付けるが、ただ憧れるだけの存在だった そんなある日、友人二人と共に寺の本堂を掃除した時、母(藤田弓子)の古い写真の束をうっかり散乱させてしまう その直後、ヒロキの前に突然、ピエロのような白塗りメイクとオーバーオールを着た奇妙な少女(富田靖子・二役)が現われ、どこへともなく消え去る そんな彼女がヒロキに名乗った名前も「さびしんぼう」だった。ある日、百合子は通学の自転車が壊れ困っていた。それを助けたことをキッカケに、ヒロキは憧れの君である「さびしんぼう」とも知り合いになることができた しかし、彼女から二度と会いたくないと言われヒロキは悩む。そんな彼を奇妙な少女「さびしんぼう」が慰める 白塗りのさびしんぼうの正体は・・・
この映画のテーマはフレデリック・ショパンの「練習曲 作品10‐3 ホ長調"別れの曲”」です 大林監督は尾道の少年時代にこの曲に感銘を受け、ピアノで練習するようになったといいます 映画では、橘百合子の得意曲として、またヒロキの母が昔から好きだった曲として、全編を通じて流れます この曲が「別れの曲」という愛称で呼ばれるようになったのは、1934年のドイツ映画「別れの曲」で、同曲が主題となり物語が展開していったという経緯があるからです
「別れの曲」は時にロマンティックに、時に情熱的に、時に歌詞を伴って流れますが、可笑しかったのは、住職の父(小林稔侍)がお経をあげているそばで ヒロキがピアノで「別れの曲」を弾いていて、木魚のリズムとピアノの打鍵がいつの間にかシンクロしていくシーンです
校長が校長室で飼っているオウムは、いつもは「雨にも負けず 風にも泣けず・・・」と宮沢賢治の詩をオウム返ししているのですが、ヒロキ達いたずら3人組が「たんたんたぬきのきん・・・」を教え込み、PTA会長が訪問した時、オウムがその歌を歌い出すところは笑い転げました 退屈な映画だと思っていましたが、予想外に面白く観ることができました
「野ゆき山ゆき海ベゆき」は大林宣彦監督による1986年公開映画(カラー・135分)です
戦争の暗い影が世間に押し寄せていた頃、瀬戸内のとある城下町の尋常小学校に、一人の転校生が美しい姉に付き添われてやってくる。少年たちは、この姉=お昌ちゃん(鷲尾いさ子)に恋心を抱き、ライバル心を露わに毎日「わんぱく戦争」を繰り広げる やがて少女が親の都合により遊郭に売られていくことを聞き及んだ少年たちは、大人たち相手に「お昌ちゃん略奪大作戦」を展開する。しかし、お昌ちゃんには好きな人がいたのだった
題名は佐藤春夫の詩「少年の日」の一節から採られています 子どもたちのボー読みセリフや感情のこもらないボー立ち演技は、まるで小学生の学芸会のようですが、どうも監督はわざとそういう演出をしているように思えてなりません 漫画を観ているような感じがします
ひと言でいうと、この作品は反戦映画です 子どもたちは「戦争ごっこ」に興じますが、一旦始めると止められなくなってしまいます。それは大人たちが繰り広げる戦争をおちょくっているように思えます また、最後のシーンが極め付きです。それまで少年たちを戦争に送り出してきた軍人たち、婦人会の人たち、教師たち、それらの人たちが爆音とともに次々と足元からと崩れ落ちていきます このシーンは戦争を賛美してきた人たちに責任を取らせるという意志の表れだと思います 私はこのシーンを観て、ハンナ・シグラ主演、ファスビンダー監督による1979年西ドイツ映画「マリア・ブラウンの結婚」のラスト・シーン(あるいは冒頭?)を思い出しました。ヒトラーをはじめとする歴代の政治家の写真が次々と爆破されていくのです これも戦争責任と無関係ではないでしょう
原子爆弾を落とされた広島県出身の大林監督が一貫して描いてきたテーマが、この作品にもくっきりと描かれています