18日(木)。一昨日の朝日朝刊「新型コロナ」ページに「『リモート太り』を解消するポイント」が掲載されていました 筑波大学大学院教授・久野譜也氏の見解を超訳すると下記の通りです
「通勤や勤務中の歩行がなくなった影響で『リモート太り』を気にする人は少なくない 都内の企業の社員を対象にした共同調査では、3月の1日平均の歩数が、1~2月と比べ約30%減少していることが分かった 同じ量の脂肪や糖質を摂取するとしても、食物繊維が豊富な野菜の後に摂取した場合は、前に摂取した場合と比べて、脂肪や糖質の吸収量が少なくなるという調査結果がある かつては、運動で脂肪を消費するには、運動を20分以上続ける必要があると言われていた しかし最近の研究では、短い時間に小分けにしても、合計が20分以上になれば同じ効果があることが分かっている 歩行は身近な運動方法で、スマホのアプリや歩数計で歩数を計測すると効果的だ。1日8千歩が推奨されているが、いきなり無理をすることはない 少しずつ増やしていくと良い。雨の日や調子の悪い日は無理をせず、天気が良い日や調子の良い日に歩きだめをするとよい 1週間の平均が8千歩ならば、毎日8千歩と効果は同じである」
私は今まで1日8千歩にこだわっていて、「今日も歩き足りなかった」と嘆いていましたが、1週間単位で歩きだめをして1日平均8千歩で良いのなら出来そうな気がします
ということで、わが家に来てから今日で2087日目を迎え、北朝鮮は16日に開城の南北共同連絡事務所を爆破したのに続き、朝鮮人民軍参謀部は17日、南北軍事境界線付近での訓練再開を盛り込んだ軍事行動計画を発表した というニュースを見て感想を述べるモコタロです
トランプ君は遊んでくれないし 文在寅君は風船飛ばしを抑制できない 切れたな
昨日、夕食に「とんぺい焼き」と「生野菜サラダ」「エリンギとほうれん草のスープ」を作りました 「とんぺい焼き」は豚バラとモヤシが中心の「美味い・安い・速い」メニューです
昨日、早稲田松竹でアニメ映画「ディリリとパリの時間旅行」と「ロング・ウェイ・ノース 地球のてっぺん」の2本立てを観ました
早稲田松竹で映画を観るのは2月5日の「アラジン」と「ライオン・キング」以来なのでほぼ4か月ぶりです 奇しくも今回もアニメ映画を観ることになりました いつもは外の券売機でチケット(全自由席)を購入して中に入るのですが、今回は中のチケット売場で座席を指定します。座席は一人置きに座る配置になっています その後オデコで検温し 手指を消毒してやっと入場しました 定員153席に対し入場者は約20名です。休憩時間もゆったり30分取ります。食事は建物内ではできないので、外に出てとることになります
「ディリリとパリの時間旅行」はミッシェル・オスロ監督による2018年フランス・ベルギー・ドイツ合作映画(94分)です
舞台はベル・エポックの時代のパリ。ディリリはどうしても外国に行ってみたくなり、ニューカレドニアから密かに船に乗りパリにやってきた 開催中の博覧会に出席し、偶然出会った配達人のオレルとパリで初めてのバカンスを楽しむ約束をする その頃、街の人々の話題は少女の誘拐事件で持ちきりだった。男性支配団と名乗る謎の集団が犯人だという ディリリはオレルの紹介でパリの有名人たちに出会い、男性支配団について次々に質問していく ある日、男性支配団の強盗計画を知った二人は、待ち伏せして阻止することに成功する。しかし、その顛末は新聞で大きく報じられ、一躍有名になったディリリは男性支配団の標的になり誘拐されてしまう しかし、オレルたちの力で誘拐された多くの少女と共に救い出される
この作品は、女性の台頭が目覚ましかった時代にあって、それを快く思わない悪者たちに虐げられる女性たちを描いています パリの風景がリアルだと思ったら、実際のパリの写真が使用されているそうです 風光明媚な景観を背景に3Dで作成された登場人物たちが動き回ります。それが躍動感あふれる異次元アニメを可能にしています マネ、ルノワール、ドガ、ロートレック、ピカソといった有名な画家たちや、ドビュッシー、サティといった作曲家たちが登場しますが、肖像画や写真で見る彼らによく似ていて思わずニヤリとします また、オペラ歌手エマ・カルヴェの声をソプラノのナタリー・デセイが担当しており、ドビュッシーの歌曲やビゼーのカルメンのアリアの一節が美しい歌声で聴けます
この映画で一番美しいと思ったのは、フランス語です 子どもから大人まで楽しめるアニメということでか、ゆっくりと正確にフランス語でセリフが語られるので、まるで詩や音楽のように聴くことができます 大学時代の第2外国語がフランス語だったので、100に1つくらいは言葉が分かりました この映画は日本語吹き替え版もあるようですが、絶対 原語で観るべきだと思います
「ロング・ウェイ・ノース 地球のてっぺん」はレミ・シャイエ監督による2015年フランス・デンマーク合作映画(81分)です
舞台は19世紀ロシアのサンクトペテルブルグ。14歳の貴族の娘サーシャには悩みがあった。大好きな祖父が1年前に北極航路の探検に出たきり帰ってこないのだ 探索船は出たものの未だ行方が分からず、祖父と家族の名誉は失われ、祖父の名を冠する予定だった科学アカデミーの図書館も開館が危ぶまれる 一族の名誉を守るため、ロシア高官の父はローマ大使に任命されることを願うが、そのためには社交界デビューのサーシャが、皇帝の甥トムスキー王子に気に入られるしかないと考えていた。しかし社交界デビューの日、サーシャは祖父の部屋から探索船と異なる航路のメモを見つけ、再探索を王子に懇願したことで不興を買ってしまう 父からも叱責をうけたサーシャは、自ら祖父の居場所を突き止めようと決意し家を出る。お嬢様育ちのサーシャは、食堂で働いて金を稼ぎ、祖父との再会、それが叶わなくとも遭難した艦船ダバイ号の発見を目指して北方行の船に乗り込む 船長や船員たちとともに嵐や流氷との戦いを乗り越えて、遂に艦船ダバイ号を発見する
この作品は、リアルを追求した「ディリリとパリの時間旅行」とはまったく異なるアプローチで作られており、極めて単純化された画風で描かれています とても2015年の製作とは思えない、昔の日本のアニメの作品を思い出させるシンプルな作風です まるで絵本を観ているような感覚にとらわれる作品です