11日(金)。わが家に来てから今日で1317日目を迎え、ポーランド西部のポズナニ近郊の高速道路で9日、液状のチョコレートを運搬していたタンクローリーが横転し、流れ出した約2トンのチョコが道路上で固まる事態となった というニュースを見て感想を述べるモコタロです
タンクローリーで運んだチョコレートは沢山食べる気しない チョコっとでいいな
昨日の夕食は「すき焼き」にしました わが家のすき焼きの具材は牛肉のほか、豆腐、椎茸、エノキダケ、長ネギ、白菜、玉ねぎ、シラタキ・・・と何でもぶち込みます
8月2日(木)午後7時から東京文化会館小ホールで開かれる「TOKI弦楽四重奏団 15周年記念コンサート」のチケットを取りました プログラムは①モーツアルト「弦楽四重奏曲第17番変ロ長調K.458”狩”」、②ドホナーニ「弦楽六重奏曲変ロ長調」、③ブラームス「ピアノ五重奏曲ヘ短調」です
演奏はTOKI弦楽四重奏団(ヴァイオリン岩谷祐之、平山真紀子、ヴィオラ=鈴木康治、チェロ=上森祥平)、ヴィオラ=小熊小絵子、チェロ=福富祥子、ピアノ=平山友紀子です
昨日、上野の東京藝大奏楽堂で東京藝大・第2回モーニングコンサートを聴きました プログラムは①レオポルド・モーツアルト「アルトトロンボーン協奏曲」(Tb:阿久津理子)、②プロコフィエフ「ピアノ協奏曲第2番」(Pf:原田莉奈)、管弦楽=藝大フィルハーモニア管弦楽団、指揮=山下一史です
全自由席です。1階11列12番、左ブロック右通路側を押さえました
1曲目は、かのヴォルフガング・アマデウス・モーツアルト(1756-1791)の父親で、ザルツブルクの宮廷副楽長を務めていたレオポルト・モーツアルト(1719-1787)が1755年に作曲した「アルトトロンボーン協奏曲ニ長調」です この曲は元々「管楽器のための30のセレナード」のうちの一つ「トランペットとトロンボーンのためのセレナード」からの抜粋で、30のセレナードのうち現存するのはこの作品のみとのことです
9楽章のうち、2つが「トランペット協奏曲」として、3つが「アルトトロンボーン協奏曲」として残っているとのことです
第1楽章「アダージョ」、第2楽章「メヌエット」、第3楽章「アレグロ」の3楽章から成ります
空色の鮮やかな衣装に身を包まれた藝大4年生の阿久津理子さんがトロンボーンを手に登場します 山下氏の指揮で第1楽章が開始され、優美で穏やかな曲想の音楽が奏でられます
阿久津さんは美しい音色で伸び伸びと演奏します
第2楽章は中間のトリオだけの演奏で、あっという間に終わってしまいます
第3楽章は終盤でカデンツァが奏でられますが、阿久津さんの演奏は高音部から低音部までトロンボーンの美しい音色を生かした見事なものでした
この作品は ほとんど演奏される機会がない、と言うよりも、ほとんど知られていない と言った方がよいかも知れません その意味では、この曲を取り上げて素晴らしい演奏で聴かせてくれた阿久津さんに感謝します
2曲目はプロコフィエフ(1891-1953)の「ピアノ協奏曲第2番ト短調」です この曲は1913年に作曲され、同年8月に作曲者自身のピアノ独奏により初演されましたが、プロコフィエフは当時22歳の音楽院生でした
第1楽章「アンダンティーノ」、第2楽章「スケルツォ:ヴィヴァーチェ」、第3楽章「インテルメッツォ:アレグロ・モデラート」、第4楽章「フィナーレ:アレグロ・テンペストーソ」の4楽章から成ります
ピアノがステージ中央に運ばれ、管楽器が増員されフルオーケストラ態勢に拡大されます
マリンブルーのエレガントな衣装の藝大4年生・原田莉奈さんが山下氏とともに登場、ピアノに向かいます 山下氏のタクトで第1楽章が開始されます。序盤から変化に富んだ音楽が展開し、中盤から長大かつ重厚なカデンツァが演奏されます
原田さんの演奏は確かな技術に裏づけられた見事なもので、聴いているこちらの方が熱くなってきました
第2楽章はピアノとオケとが超高速で”走り抜ける”という言葉がピッタリの演奏です
第3楽章は、冒頭 金管楽器と打楽器による”何かが起こりそうな”雰囲気の音楽で開始されますが、この楽章も目先がクルクルと変わり、かなり技巧を要する音楽です
そして第4楽章のフィナーレを迎えますが、原田さんは「嵐のように速く」という作曲者の指示を忠実に反映した演奏を展開、大規模な管弦楽を巻き込んだ熱演で 鮮やかに曲を閉じました
素晴らしい演奏でした さすがは学内選考を通過してモーニングコンサートに出場するだけの実力を備えています
プロコフィエフのピアノ協奏曲といえば「第3番ハ長調」が一番有名で、演奏される機会も多いのですが、この日の原田さんの演奏を聴いて、「第2番ト短調」もなかなか名曲だと再認識しました
その点、原田さんに感謝しなければなりません
なお、この曲を聴くに当たり、ミシェル・ベロフのピアノ、クルト・マズア指揮ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団によるCD(1974年録音)で予習しておきました