「見た」ものが「真実」とは限らない

2024年09月20日 13時08分39秒 | 伝えたい言葉・受けとめる力

▼人には何等かの使命があるはずだ。

それを自覚するかどうかである。

そのためには、自身を磨き鍛え、人格を陶冶(とうや)していくことだ。

「人格陶冶」とは、 実践を通して人間としての正しい生き方を磨き上げていくこと。

それには、挑戦力、忍耐力、責任感などを身につけ、自身の人間的な成長を図っていくことが極めて重要になる。

▼戦争の本質は、暴力であり、その対極にあるのが文化である。

戦争は破壊であり、武力による外からの人間の抑圧である。

これに対して、文化は創造であり、人間精神の内なる力によって育まれる<華>である。

そして、文化は、その民族や国家を理解する、最も有効な手がかりとなる。

また、文化は固有性とともに共感性を持ち、イデオロギーの壁を超えて、人間と人間を結ぶ、<磁石>の働きをもっている。

▼生命の発露として、新しき人間文化を建設し、広く世界に寄与する。

優れた文化・芸術を生み出すことは、共感と賛同を広げていくこととなる。

▼嘘や噂に惑わされず、自分の「目」で真実を見極めることだ大切である。

現代は「作られた映像」もウソをつく。

「見た」ものが「真実」とは限らない。

ウソも複雑になり、高度で巧妙なものとなっている。

だから、人間は賢明になることだ。

判断の能力を高めることだ。

嘘はどこまでも嘘にすぎない。

真実が覆い隠されてはならない。

「根拠」のない主張に惑わされない知性が必要だ。


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