キカクブ日誌

熊本県八代市坂本町にある JR肥薩線「さかもと駅」2015年5月の写真です。

ラブ・アクチュアリー 2003年

2012年12月04日 | ☆エンタメ-映画
ラブ・アクチュアリー [DVD]
クリエーター情報なし
ジェネオン・ユニバーサル


クリスマスに向けたこの時期にピッタリの映画。
ロンドンが舞台と言うことで鑑賞。
土曜は飲み屋さんで「クリスマスまでに合コン3本入れて気合入れて行きます!今年こそは!」とかいう若い男性の話を聞いたりして、久しぶりに私の周りもクリスマス気分です。


見終わっての感想。「これ、香港の旧正月オメデタ映画だ!」
たくさんスターが出てるし、概ねハッピーだし。


監督&脚本のリチャードカーティスさんは、「ノッティングヒルの恋人」も「フォーウェディング」も脚本を書いています。
あとはブリジットジョーンズの日記」を見ないとね。


冒頭から、Love Is All Around の替え歌のレコーディングシーン。
これで、ぷぷぷぷーっとなりました。
「ノッティングヒルの恋人」の感想記事でも触れた、1994年の映画「フォーウェディング」の主題歌だったんです。この曲。
地味な映画だったのに、映画のヒットに合わせてこの曲も売れまくりました。
もともとは60年代の曲で、このときもカバーだったわけですが、それがまた10年近くたって再度 クリスマスソングにカバーされるという、楽屋落ちに近いノリですが、こういうの好きなんです。



映画はたくさんの登場人物がいて、それぞれが家族だったり、隣人だったり、友人だったり、同僚だったりとゆるくつながりあっていて、各人にクリスマスにむけたドラマがあるという展開。

何しろ人が多いので、ひとつひとつをじっくり描けるはずもないのですが、このグランドホテル形式、かなり成功していると思いました。私は今回初見だったのですが、こういう話は、見ている観客のその時々の境遇や年齢などでいろいろに感想が変わっていくんじゃないかと感じます。

今の私が一番ジーンとしたのは、往年のスタービリーとマネージャーの「愛」。
長年一緒にいるうちにまるで家族のような関係を育ててたんですね。
そして返り咲いたその頂点で、大事なものを見失わなかった。
ハチャメチャなお騒がせおじさんだった、ビリーですが、ナンバーワンになるにはやっぱりそれなりの理由があるわけで。
愛がいっぱいあるひとなんだなーと、ビリー最高!
ビリーの顔の綺麗さとファッションも大好きでした。

それから、2番目はリーアムニーソン演じるダニエルとその義理の息子サム。
とにかくサムが可愛い!
気の強いチワワみたい。

病気の弟を優先してしまうために、自分の恋が上手く行かないサラの話は切なかったですね。幸せになってほしいな。

アランリックマンとエマトンプソンの夫婦の話は、演技力も存在感もさすがの説得力で・・・・ここにはおとぎ話がなくて、リアルだった。
実はこの話が一番自分に近いのかもしれませんが(あわあわ)

コリンファースの小説家とポルトガル人家政婦さんの話は、一番おとぎ話チックだったけど、でも芸術家にはそういうことがあるのかも。
南仏の別荘素敵だったなぁ~。
二人ともあんな短期間(ほぼ1週間?)にそれぞれの言葉をしゃべれるようになっててすごい!(そこ?)


ヒューグラントの首相は、この人が首相になったいきさつがよくわからないけど・・・情けない感じがとても彼にあってました。
この人はいつもこんな役。脚本は当然あて書きなんでしょう。
ポインターシスターズのJUMPで踊りまくるシーンがよかったですね。
懐かしい曲でした、1983年だそうです。(映画で使われているのはそのカバー)


そうそう、ヒューグラントとエマトンプソンが兄妹の設定だったのですが、どうみてもエマトンプソンが姉じゃないのか?!sister、brotherの訳を適当にしたんじゃないか!?と思ったのですが、そうでもないみたいですね。
実年齢はエマの方がちょっと上。


親友の新妻への思いをどうにも告げられずにいた画家マークの告白シーンはよかったですね。切なくて。「ノッティングヒルの恋人」でも、主人公は親友の奥さんが好きだった設定でした。すでにいい友達になっていましたが。
この脚本家は、「親友の奥さんへの恋心」、「セレブと一般人の恋」という設定が好きなのかな?

アメリカに行ってモテモテのコリン。
あれはミルウォーキーという場所のチョイスがよかったですね!
でもなぜミルウォーキー?
そしてなぜミルウォーキーでバドワイザー?
ミラーを飲まなきゃ追い出されれるんじゃ・・ってそんなはずはありませんね^^;
そして登場するアメリカ娘はみんなモデルみたいに可愛い子ばかり。
イギリス人の皆さんがそんなに美人ぞろいではないのと対照的で、ここもおとぎ話「アメリカンドリーム」なのかな?


それから、われらがマーティンフリーマン(SHERLOCKのジョン・ワトスン)の演じるボディダブル(吹き替え役者)の恋は可笑しかったですね。やってることと話してることのギャップが。それが狙いだとは思いますが。
それにしてもマーティンのあの身体は・・・役作りだったんでしょうか?
マシュマロみたいなぼよよ~んってした身体は。
あのころ、今よりぽっちゃりですね。


今年の1月にマーティンフリーマンがイギリスのトーク番組に出演したときの動画を見たんですけど、同席した筋骨隆々な役者さん(何とかバトラーさん)との対比で、この映画で裸になったときの話をしていました。「自分はONEPACKだ!(キリッ)」と自虐的に威張ってました(笑)
ONEPACKはお腹の筋肉が割れてないことを指すのではないかと勝手に解釈。
(割れてる場合は6パックって言いますよね)

(この動画にはワンパックの部分は入ってませんが、中文字幕~しかも繁体字があったので思わずリンク)
[中文字幕] Martin Freeman 一向有話直?


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