モーターサイクル日記

モーターサイクルと日常

スズキ ミニフリーの修理 点火系

2019年04月22日 | メンティナンス
ミニフリーだが始動も苦しく、不正爆発が起こり直ぐに停止してしまう。

プラグにはスパークが出てるようだけど、点火時期でも狂ったのか?

フライホイールを外しステーターコイルを外す。

ミニフリーのIGコイルはフライホイールの中に入っている。

このタイプはホンダのスポカブや、C100の初期の頃も採用されてた。

ただフライホイールの中なので、熱的にも苦しくパンクするのも多かったらしい。

工房でもホンダ系は何度かパンクを経験してる。



片側のコイルはライト用だが画像では外してある。

ここでコイル側の抵抗と、ハイテンションコードとの抵抗を測ってみる。

1次側の抵抗値は良さそうなので、ハイテンションコードとコイル側の抵抗を測る。

すると導通が無い?

ハイテンションコード(矢印)をグリグリ揺すると、道通したりするがこれはダメだ。






このタイプの巻き直しは工房でもやったことが無い、二次側のエナメル線が細すぎて手巻きでは難しい。

ダメ元で被覆を剥がしてみる。

矢印の部分にハイテンションコードが繋がるのだが、かなり状態が悪く腐食が激しい。









そして今回のラッキーだった点。

コイルから出ている波平さんのような1本の毛(矢印)これが二次コイルの線。

この1本の毛(細いエナメル線)は、剥離の再に切れてしまい発掘不可能になってしまう。






慎重にハンダを付ける。






コイルに固定していく。

細い糸でぐるぐる巻きに固定、使用道具はフライフィッシングで使う毛鉤を巻く道具。






あとはハイテンションコードを取り付けて、ぐるぐる巻きにした糸をエポキシ樹脂で固める。





これで完了。

組みなおしてエンジン始動、かかりも良くバッチリだ。






コメント (4)
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