昨年3月に納車したベロセット500
通関証などで苦労した車両だ。
始動出来ないと連絡を受け、引き取って来た。
調べていくとスパークは出てるし、ガソリンも圧縮もOK。
ただマグネートのスパークは火が出てても、圧縮禍では点火出来ない弱いスパークの場合もある。
マグネートを一時止めて、バッテリー点火で試してみる。
すぐに戻せるやり方なのでマグネートを改造する訳でない。
まずコイルからの端子を外す。
あとは簡単。
ポイント端子とIGコイルマイナスを繋ぎ、電源とアースを繋ぐだけ。
バチバチッと強いスパークが出る。
でキックしたのだが、どうも点火時期がおかしい?
キックを少し踏む時に点火してる?
ポイントベースで調整してみたがどうにおかしい。
タイミングカバーを開けて点火タイミングを調べる。
あれぇ?タイミングがズレてる~?
矢印ギアのテーパー篏合がズレたようだ。
外してみるとマグネートシャフトにはキー溝があるが、ギア側にはない。
あくまでテーパの篏合だ。
クランク角を合わせて、ポイントシャフトを良い位置に持って来てからギアを組付ける。
何度かやり直して良い位置が決まった。
前にTriumphでも同じギアずれがあったけど、前に組んだ人がトルク不足で組んだのか?
また繰り返したら対策考えないといけないなぁ。
ここでバッテリー点火からマグネートに戻しておく。
あとはキックだ~!
無事エンジンはかかったんだけど、かけ始めにヘッド合わせ面から爆発逃げ~~~^^;
爆発した煙が隙間からパシュッと出てくる。
これも直しておかないといけないから、ヘッドカバーを開けてスタッドボルトの増し締めを行う。
リヤ側のスタッドボルト一本が締まった。
前回トルクレンチで締めてあるんだけどなぁ?
すこしボルトに不安があるが四本確認して完了。
なんとかOKかな^^