「今日の小さなお気に入り」 - My favourite little things

古今の書物から、心に適う言葉、文章を読み拾い、手帳代わりに、このページに書き写す。出る本は多いが、再読したいものは少い。

AMOR MANET アモル マネト 愛は残る Long Good-bye 2023・05・29

2023-05-29 05:29:00 | Weblog



  今日の「 お気に入り 」 。備忘の為の抜き書き 。
  ラテン語の「 悪い言葉 」ほか 。
  ラテン語を公用語として採用している国は「 バチカン市国 」のみらしい 。
   バチカンでは 、どなたが「 Mentula es ! 」「 Stultus es ! 」と仰るのかしらん 。  

   引用はじめ 。
 
  「 Sane ineptus es ! サネ・インエプトゥス・エス お前は本当にバカだ !
   Abi pedicatum ! アビ・ペディカトゥム クタバレ !
   Mentula es ! メントゥラ・エス FUCK !
   Stultus es ! ストゥルトゥス・エス バカ野郎 !
   Sane coleus es ! サネ・コレウス・エス ふざけるな !
   Sacer esto ! サチェル・エスト 呪ってやる ! 」

   (* ̄- ̄)

  「 Tempus fugit , amor manet .
   テンプス・フジト 、 アモル・マネト
   時が去ろうとも 、愛は残る 。 」

   ( ´_ゝ`)

  「 空を飛ぶ鳥をご覧なさい 。鳩も雀もひばりも 、みなそれぞれの羽ばたき方
   で空を飛んでいるのです 。人間だって 、同世代だからといってみなが同じ
   ことをしているわけではありません 。
   ひとりひとり皆それぞれの歩幅があり 、それぞれの羽ばたき方があります 。
   あなたは我が道を進めばいいだけです 。大切なのは 、『 昨日の自分よりも
   成長すること 』です 。そして 、自分の歩くスピードや動きを少しずつ把握
   していくことです 。
   学びとは 、頭の中を知識で満たすことではなく 、自分だけの歩き方や動き方
   を学ぶことではないかと私は考えています 。では私たちが今日 、人生という学
   校で学ぶべき歩みとは何でしょうか? どんな行動と羽ばたき方を学ぶべきで
   しょうか? 」

  「 In omnibus requiem quaesivi , et nusquam inveni nisi in Angulo cum libro .
   私は世の至るところで安らぎを求めたが 、どこにも見当たらなかった 。
   ただ 、部屋の片隅で書物とともにいるときを除いては 。
   ―― トマス・ア・ケンピス ( Thomas a Kempis , 1380 – 1471 ) 、
      ドイツの修道者 、神秘思想家                 」

   ( ´_ゝ`)

  「 Post coitum omne animal triste est.
   ポスト・コイトゥム・オムネ・アニマル・トリステ・エスト
   すべての動物は性交後にゆううつになる 。 」 ・・・ omne は言い過ぎ 、ホモサピエンスの半分くらいにしか当てはまらないらしい

  「 最後の『 エスト est 』を説明する前に 、私は学生たちに 、
   この est だけは必ず覚えなさいと伝えています 。
   est は 、英語の動詞でいうところの “ is ” だからです 。
    つまり 、英語のbe動詞だと思えばよいでしょう 。私たち
   は 、日常的に est の動詞原形をよく目にしています 。韓国
   で人気のタバコの銘柄で親しまれている『 エッセ ESSE 』
   とは 、まさに est の動詞原形です 。 」

  「 『 期待した瞬間 』が過ぎ去ると 、人間は絶望する 。 」

  「 この名句は 、ギリシャ出身の医師・哲学者である
   クラウディウス・ガレヌス ( Claudius Galenus 、129 〜 199
   ※ 201年や217年死亡説もあり )の言葉です 。
    ガレヌスはローマ時代の剣闘士 gladiator の外傷治療専門医
   だったとも言われています 。そんな彼が残したこの一文は 、
    法医学のみならず宗教学でも引用されるのですが 、その意図は 『 大
   きく期待した瞬間が過ぎ去った後に 、人は 、自分の力ではどうにも
   できないもっと大きな何かを逃したような虚しさを感じるものだ 』と
   いうものです 。 」

  ( 出典:ハン・ドンイル著「 教養としての『 ラテン語の授業 』
              ―― 古代ローマに学ぶリベラルアーツの源流 」
              本村凌二監訳、岡崎暢子訳 ダイヤモンド社刊 所収 )

   引用おわり 。



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