今日の「 お気に入り 」は 、田原総一郎さんと佐藤優さんの
共著 「 人生は天国か 、それとも地獄か 」( 白秋社 刊 ) から 、
「 高齢者 」一歩手前の 佐藤優さんから「 高齢者へのネット
活用のおすすめ 」。佐藤さんにしては 、随分 ぬるい 、のん
きなコメントをなさってるように聞こえるのは私だけ ?
令和の時代になって 、ネットを活用する余裕のない 、その日
暮らしのお年寄りや 、ジェンダーや老若にかかわらず 、その
予備軍が 、めっきり増えてしまったような気もします 。
引用はじめ 。
「 いまの高齢者を見ていると 、インターネットを
使いこなしているタイプと 、パソコンに触るのも
嫌というタイプ 、大きく二つに分かれているよう
に思います 。ネットツールを使いこなせると 、コ
ミュニケーションの幅も広がるし 、娯楽や学びの
面でも選択肢がぐっと増えます 。」
「 若い世代では 、テレビはほとんど観ずに 、
『 YouTube 』や『 Netflix 』、あるいは『 Amazon
プライム 』などを観ているという人が多いのです 。
こうしたツールで話題の作品などを観ていると 、
家族と話をする際の共通の話題になると思います 。」
「 ネットを活用できる人はどんどん生活が便利にな
り 、情報をたくさん集めて周囲とのコミュニケー
ションを深め 、また娯楽も楽しむ 。反対に 、ネ
ットを活用できない人は経済的に不利益を被り 、
コミュニケーション不足から不安感や孤独感が積み
重なっていく ―― 。こうした傾向は顕著になって
いくと思われます 。」
引用おわり 。
(⌒∇⌒)
世代間の意識の隔絶は 、かつてなかったほど 、また埋め
ようもないほどに拡がっているのかもしれませんね 。
以下に引用する文章を読んでいて 、あらためてそう感じ
ました 。
引用はじめ 。
「 ・・・ 物事を知る 、ということに関して言えば 、
本当にいい時代になった 。ただそれにより 、世の
中の曖昧さは 、限りなくゼロになってしまった 。
例えば 、もし僕が漫画家を目指したいと思ったと
する 。ふとSNSを開いたら 、自分と同い年 、
もしくは年下の衝撃的に漫画の上手い連中が 、秒
で見つかるだろう 。若かりし頃に誰もが根拠なく抱
く 、自分への淡い期待 。他人への悪意なき承認欲
求 。そんなものは 、マッハで木っ端微塵になって
しまう時代に僕たちは生きている 。」
「 今日もSNSの中では 、誰かの希望が秒で打ちく
だかれ 、誰かの承認欲求が秒で否定されている 。
それはそれはわかりやすい世界になった 。わかり
やすい世界は 、大して僕たちを幸せにしてくれな
かった 。結果と事実だけを求めるなら 、たしかな
のは 、僕たちはみんな死ぬということだけだ 。僕
たちの人生は光と影の連続で 、その醍醐味は日々
のグラデーションの中にあるはずだ 。」
引用おわり 。
引用元は 、燃え殻 さんの随筆 「 ブルーハワイ 」( 新潮社 刊 )。
(⌒∇⌒)
サステナブルな人生を組み立てるのは 、なかなか大変だ 。
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