運営委員Hです。
西表の浜辺で読み始めた本です。
レイチェル・カーソン
『われらをめぐる海』(ハヤカワ文庫)。
1951年に出版された
レイチェルの2冊目の本。
海が
ひとつの巨大な存在として
描かれます。
海は陸地よりも
はるかに巨大な存在です。
私たちが住んでいる陸地とは
その巨大な海の端(はじ)なのだ
ということがわかりました。
「大陸そのものも
浸蝕された陸地の一粒また一粒という形で
海へと溶解し
消えてゆく。
海から立ち去った雨もふたたび河川へと帰る。
その神秘な過去の時代に
海はさだかならぬ生命の起源をすべて内包し
そうしてさまざまに姿を変えた後に
ついには同じ生命の骸(むくろ)をも受け入れてゆく。
すべてこの世にあるものは
最後には海へ―
あたかも永遠に流れてゆく時間の流れのように
ものの始まりであるとともに終わりでもある海洋の川
かのオケアヌスへと帰ってゆくのである」(315ページ)。
西表の浜辺で読み始めた本です。
レイチェル・カーソン
『われらをめぐる海』(ハヤカワ文庫)。
1951年に出版された
レイチェルの2冊目の本。
海が
ひとつの巨大な存在として
描かれます。
海は陸地よりも
はるかに巨大な存在です。
私たちが住んでいる陸地とは
その巨大な海の端(はじ)なのだ
ということがわかりました。
「大陸そのものも
浸蝕された陸地の一粒また一粒という形で
海へと溶解し
消えてゆく。
海から立ち去った雨もふたたび河川へと帰る。
その神秘な過去の時代に
海はさだかならぬ生命の起源をすべて内包し
そうしてさまざまに姿を変えた後に
ついには同じ生命の骸(むくろ)をも受け入れてゆく。
すべてこの世にあるものは
最後には海へ―
あたかも永遠に流れてゆく時間の流れのように
ものの始まりであるとともに終わりでもある海洋の川
かのオケアヌスへと帰ってゆくのである」(315ページ)。