高知発 NPO法人 土といのち

1977年7月に高知県でうまれた「高知土と生命(いのち)を守る会」を母体にした、47年の歴史をもつ共同購入の会です。

OMにて・・・種の交換会

2014-02-21 09:00:00 | 日記
2月初め、高知オーガニックマーケットに行ってきました。
そこでは、生産者やお客さんを巻き込んで、楽しいこと・勉強になることを企画しています。


その日は、こんなチラシを受け取りました。


種ころって?
野菜の種について勉強し、在来種・固定種の種を交換しながら、種を保存していこうとする会のようです。

種は大きく分けて、固定種F1品種に分けられます。

固定種というのは、伝統野菜・地方野菜・地場野菜と呼ばれるもので、その地域の気候風土のなかで何世代にもわたって選別・淘汰されて、その地域の風土に合った種として固定化したものを指します。
1960年代頃までは、生産・販売されていた野菜のほとんどは固定種でした。
が、味は良いが大きさや形も不揃いなので、今の農家には敬遠されがちで量販店では手に入りにくくなっています。
昔の野菜の味を記憶する年配の人たちから「今の野菜は味がしない」という声が聞かれます。

では今の野菜は?
スーパーに並んでいる野菜のほとんどはF1品種です。
F1品種(一代雑種)とは、交雑によって生まれた第一代目の子を意味し、それぞれの特長をもつ品種を掛け合わしたので、お互いの特性が強化され、常にそろった品質の野菜ができ、生育も早く収量も多く、生産農家にとっては栽培計画が立てやすく、歩留まりもよいとのことで、大歓迎されて広まりました。有機JAS認証の野菜でもF1品種が多いようです。
F1品種は一代限りでおしまいです。F1品種から種を採ろうとしても採れません。例え採って植えたとしても、同じ作物は出てこないのです。(遺伝子の組み換えとは違います。)
「種を征するものは世界を征す」と言われ、種苗業界は競ってF1品種を開発しています。

第1回 種ころ が2月1日に開催されました。その様子はこちら
第2回 種ころ は、秋まきに合わせて8月を予定しているとのこと。
興味のある方は、高知オーガニックマーケットのHPこちらを覗いてみてください。


土といのちでも取り組むべき大切な課題だと思っています。
コメント
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