高知発 NPO法人 土といのち

1977年7月に高知県でうまれた「高知土と生命(いのち)を守る会」を母体にした、47年の歴史をもつ共同購入の会です。

宇和島の石鹸屋だより 10月29日記

2016-11-19 09:00:00 | 生産者からのメッセージ
愛媛県宇和島市 八坂石鹸の増田明宏です。

お世話になります。
八坂石鹸の製品ではないのですが、
香川県の印刷屋さんの依頼でうどん鹸を作っています。


「うどん屋さんから出た煮汁が河川を汚染して、公害問題になっている」
そのことに考慮して、開業100年の記念に、
環境問題に取り組もうと、八坂石鹸を訪れていただきました。
色んなメーカーへ頼んだのですが、すべて断られたそうです。
仕方がないので自社で作ろうとしたのですが、うまく石鹸にならない。
それで八坂石鹸に依頼があったのです。
一時話題になり、今度 テレビ東京の「所ジョージさんの番組」で取り上げられ、取材を受けました。


放送は11月11日、夜9時からだとか。
実は愛媛県では、その番組が見られません。
全国ネットなのですが。
高知県ではどうでしょう。

その番組は、
「誰も気づかないことや、あまりしないだろうと思われることを着眼して、番組にする」
そんな趣旨だと思われます。
2回に分けて取材されました。
1日目は、タレントのクマムシさんの、テンポのよい進行で、
映像が石けんだと思われないことで進めていきました。
香川県から煮汁を回収し、八坂石鹸に運んでくる設定です。
持ってきた煮汁と硬い廃油を混ぜながら炊き込んで石鹸を作ります。
実は工程は、3日かかるのですが、1日で収録するため かなり無理をして進みました。
そんなわけで、いつもは、ゆったりと焚いているのですが、
テンポが違ってと緊張しっぱなし。
これだけの取材なのに、ディレクター、タレント、撮影と4人が取り掛かります。
「テレビの業界は経費をかけられるのだなー」とうらやましく思いました。

それで無事に収録して帰ったのですが、後日電話があり、
インタビューを受けてないというのでその1時間に又3人が来られました。
とんぼ返りだったのですが、わざわざ東京から車で-------。
「テレビ業界は派手ですね」とつくづく感心。
でもうどんの煮汁から環境問題にまで発展して
河川の汚染を見直すことや、石けんのことも取材されるので、
石けんの価値が再認識されればいいのにと思いました。

リサイクル石けんをよろしくお願いいたします。
※ この記事は、NPO法人土といのち『お便り・お知らせ』2016年12月号より転載しました。

管理人記
放映日11月11日過ぎてのブログ投稿でごめんなさい。
でも高知でも、テレビ東京は見られませんでしたね、たぶん。
コメント
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