高知発 NPO法人 土といのち

1977年7月に高知県でうまれた「高知土と生命(いのち)を守る会」を母体にした、47年の歴史をもつ共同購入の会です。

子育て中のお母さんへ ー読み聞かせの楽しさー

2016-11-20 08:00:00 | 日記
香美市 わたなべ農園の渡邉志津江です。

子育て中のお母さんもいると思ったので、つい、読み聞かせのお話書いてみたくなりました。
県立図書館のおはなしの会に入って勉強していたり活動したりしていました。
なつかしいな~と。

子育ての中で「絵本の読み聞かせ」だけは熱心にやりつづけたが、本当に楽しい時間だった。
それは自分が好きなことだったからで、けっして子どものためだけではなかった。

子どものみならず大人も虜にする「絵本の世界」は楽しく単純だが奥は深い。
10歳くらい(小学校4年生)になってくると、
どの子も自分自身で本の世界に入りたくなるようだ。
そうなると「母さんに読ませてよぉ〜」とリクエストしたところで
「自分で読むからいいよ」ということになる。
あんなに『読んで読んで』攻撃だったのになあ〜。

子どもの成長は親が考えているより猛スピードで進む。
母としては頼もしくもあるが寂しくもありで、複雑な心境になったものだ。
今はと言うと、月に1〜2回の絵本の読み聞かせに片地小学校へ出かけている。
子どもたちが小学生の時から始めたのだが、もう早いもので12年になる。
農繁期には前もってお休みすることもあるが、
基本『細く長く」がずっと続けていくコツである。
農業はある面、格闘技のようなものだから、
朝読書の10分間の限られた時間は別世界なのである。

私にとって、
おはなしを共有できる子どもたちとの空間は特別なもので、
本当に幸せで楽しいひとときだ。
だから、終わりのあいさつのときは
「おばちゃんが一番楽しかったと思います!ありがとね。」
と感謝を述べて教室を後にする。

※ この記事は、NPO法人土といのち『お便り・お知らせ』2016年11月号より転載しました。
コメント (2)
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