S. Y.
【 連載を始めるに当たって 】
東日本大震災を機に東京から高知へ移住して7年が経ちました。年長さん
だった長男はいよいよ中学生、次男は小4、高知生まれの長女は年少さん
に進級の春です。この7年で子どもたちはぐんぐん成長し、私たち夫婦は
トシをとりました……が、まだまだ先の長い子育て! 人生これから! と
奮闘しながらの(?)ドタバタな日常を綴ります。
第1回:わが家の手前味噌
高知に来てからお味噌は手作りするようになりました。もっぱら「下郷手前味噌セット」
を購入して作っています。「寒仕込み」というのに年明けから慌ただしく、2月の終わりに
なってようやく「米」と「麦」を注文。春一番が吹き、厳しい寒波の到来した冬もようやく
終わろうとしています。さて、わが家では1キロの大豆を一度に炊ける圧力鍋とフードプロ
セッサーを使って、なるべく作業を簡略化。やってしまえば簡単です。そして何よりおいし
い。忙しい毎日の食卓に自家製味噌汁がある安心感は代え難いものです。味噌にネギや鰹節
や乾燥わかめなどを混ぜ込み「味噌玉」を作っておくとさらに便利。たくさん作ったら1食
ずつ丸めてラップでくるくる巻いて冷凍庫で保存しておきます。味噌のストックや味噌玉は
万が一の非常食にもなります。
7年前、東京で震災を経験し、「このままこれまでと同じように東京で暮らすことはでき
ない。それだけのことが起きたのだ。この幼い子どもたちを守れるのは私しかいない。」と
いう決意なのかパニックなのか、いても立ってもいられぬ思いで移住を決め、新しい生活を
始めました。子育てをしていると「食べることは生きること」だと実感します。文字通り食
べさせるために仕事をして、食事を作り、それで日々は過ぎていきます。そんな私にとって、
高知へ来て「土といのち」と出会えたことは本当に心強いことでした。
これから一年間、どうぞよろしくお願いします。
【 連載を始めるに当たって 】
東日本大震災を機に東京から高知へ移住して7年が経ちました。年長さん
だった長男はいよいよ中学生、次男は小4、高知生まれの長女は年少さん
に進級の春です。この7年で子どもたちはぐんぐん成長し、私たち夫婦は
トシをとりました……が、まだまだ先の長い子育て! 人生これから! と
奮闘しながらの(?)ドタバタな日常を綴ります。
第1回:わが家の手前味噌
高知に来てからお味噌は手作りするようになりました。もっぱら「下郷手前味噌セット」
を購入して作っています。「寒仕込み」というのに年明けから慌ただしく、2月の終わりに
なってようやく「米」と「麦」を注文。春一番が吹き、厳しい寒波の到来した冬もようやく
終わろうとしています。さて、わが家では1キロの大豆を一度に炊ける圧力鍋とフードプロ
セッサーを使って、なるべく作業を簡略化。やってしまえば簡単です。そして何よりおいし
い。忙しい毎日の食卓に自家製味噌汁がある安心感は代え難いものです。味噌にネギや鰹節
や乾燥わかめなどを混ぜ込み「味噌玉」を作っておくとさらに便利。たくさん作ったら1食
ずつ丸めてラップでくるくる巻いて冷凍庫で保存しておきます。味噌のストックや味噌玉は
万が一の非常食にもなります。
7年前、東京で震災を経験し、「このままこれまでと同じように東京で暮らすことはでき
ない。それだけのことが起きたのだ。この幼い子どもたちを守れるのは私しかいない。」と
いう決意なのかパニックなのか、いても立ってもいられぬ思いで移住を決め、新しい生活を
始めました。子育てをしていると「食べることは生きること」だと実感します。文字通り食
べさせるために仕事をして、食事を作り、それで日々は過ぎていきます。そんな私にとって、
高知へ来て「土といのち」と出会えたことは本当に心強いことでした。
これから一年間、どうぞよろしくお願いします。
※ この記事は、NPO法人土といのち『お便り・お知らせ』2018年4月号より転載しました。