高知発 NPO法人 土といのち

1977年7月に高知県でうまれた「高知土と生命(いのち)を守る会」を母体にした、47年の歴史をもつ共同購入の会です。

天然酵母パン・さんかく広場

2011-12-01 22:04:46 | 生産者をたずねて
11月28日(月)、運営委員Yと事務局員Yの2人で、
天然酵母パン・さんかく広場のパン工房へお邪魔しました!

場所は、高知市和泉町。

さんかく屋根がふたつ、かわいい外観の3階建ての建物です。

入口はこちら。

明るく、親しみやすい雰囲気です。

ドアをくぐるとすぐ、独特のあま~い香りに包まれ、
2人とも「いい香り~ 」と、思わずうっとり。

まるで天然酵母の息づかいのような、
この生き生きとした香りには、よそのパン屋さんではちょっと出会えません。
エントランスの手描きの看板も歓迎してくれました。

この日私たちを案内してくださった、精神保健福祉士の北村さんです。

さんかく広場は、精神に障害のある人の自立を支援する通所授産施設。
資格をもつ職員のサポートのもと、スタッフの皆さんがパン作りのお仕事をされています。

武田理事長により、1997年に開設されたさんかく広場は、
精神障害のある人の社会福祉施設として、高知でのさきがけ的存在。

ちなみに理事長も、パン焼きからパンの配達まで、直接たずさわっておられるのだそうです。
この日は配達から戻られた理事長と、少しだけお会いできました。
ほんの短い一瞬でしたが、きりっとした印象がすがすがしく残っています 

北村さんから、さんかく広場の成り立ちや現在の活動など、お話をお聞きしたあと、
私たちも白衣を身につけて、1階にあるパン工房を見学させていただきました。

午後2時頃、スタッフの皆さんは、パンの仕込みをされているところでした。

おおまかな流れは、材料をはかる→ミキサーでこねる→発酵させる。

こちらは、はかった材料をこねるミキサーです。

タイマーを入れて、ミキシングの時間をきちんと計ります。

ミキシングが終わったら、形を整えます。

こちらは、にんじんパンの生地。ほんのりオレンジで、きれいな色!

整えた生地は箱に入れて、翌日の朝まで発酵室で発酵させます。

こちらは、くるみパンの生地。過程を見ると、いとおしくなってきます

次々と手際よく、工程が進んでいました。


パンを入れる袋の準備も着々と進んでいました。

こちらはブルーベリーパンを入れる袋です。

「明日、土といのちに配達行くきね

スタッフの方がお仕事をしながら気さくに話しかけてくれたので、なんだかうれしくなりました。

袋は、納品先ごとに分類して保管されていました。

土といのちの棚。


材料を保管している部屋も見学させていただきました。

ホシノ天然酵母、国内産南部小麦、洗双糖、天塩、
米澤製油の菜種油、有機のレーズンやくるみ・・・
本当に良質な材料で作られているからこその美味しさなのだと、この目で見て納得しました


お仕事中にも関わらず、快くまた温かく迎えてくださった北村さん、
スタッフの皆さん、本当にありがとうございました。

さんかく広場がますます好きになりました


(事務局員Y)

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