理事長 丸井一郎です。
今年もおせち料理を自作しました。
品目と材料の生産者または生産地は以下の通りです。
会の配送品をH、自家産を「自」とします。
同じものは一度だけコメントします。
カブの酢漬け
カブ(井上正雄H)、金時ニンジン(井上正雄H)、
昆布(4年もの)、生酢(ダイダイ:自)、
米酢(富士酢H)、鷹の爪(自)、塩(土佐佐賀H)
ユズ皮の醤油煮
ユズ(安芸・勘助H)、醤油(熊本H)、酒(司牡丹)
酢レンコン
レンコン(熊本H)、鷹の爪と三杯酢(甘みは和三盆)
きんぴらゴボウ
ゴボウ(熊本H)、酒、醤油、鷹の爪、
菜種油(窪川H)、カエリチリメン(田中H)
筑前煮(=ぐる煮、うま煮、ガメ煮)
カシワ(藤本H:取り扱い終了、最後の一袋)、
菜種油、酒、醤油、ゴボウ、金時ニンジン、
干し椎茸(藤本、到来品)コンニャク(土佐山H)、レンコン
里芋(白目、吾北)と大根(自)の煮物
芋をぐる煮にいれるとべちゃつくので別扱い
黒豆煮物(丹波H)
ロースハム(TONTON H)
番外:連れ合いのたっての希望で
雑煮
もち(山下・雨宮H)、カブ(いの町)、
水菜(井上正雄H)、金時ニンジン、干し椎茸、春菊(井上正雄H)、
出汁(昆布、カツオ削り節H、干し椎茸漬け汁)
その他(「おせち」ではないもの)
ほうれん草(渡辺H)の
ごま(喜界島H)和え
大菜(おおな、高知特産高菜の一種:自)と揚げ(久保H)の
炊き合わせ
里芋の
ゴマ味噌和えニンニク葉入り
里芋(赤目と白目、渡辺Hと吾北)、菜種油、味噌(窪川H)、
柚子酢(安芸・勘助H)、ニンニク葉(いの町)、ゴマ
ご覧の通り、ほとんどが配送品で、それも高知産が多く、
あと若干足りないものも地元から調達できています。
いわゆる地産地消でかなりやっているのですが、
地物がなくて今後の課題というのがあります。
ゴボウやレンコンはなんとかしたいものの代表です。
全体として野菜が主役です。
今年は暮れ元日から冷え込みましたが、
おいしい野菜、とくに根のものは大地の力が充ちて、
四股を踏んでどすこいという気分にしてくれます。
生産者の方々に感謝です。
え、なんですか。
これじゃ日頃の総菜と変わらないって、ですか。
いや、素材をいちいち丁寧に扱って、姿形も整えてあります。
里芋やなんかも皮をむいて塩であたって、
ゆっくりゆでて取り出し、しっかり取った出汁と薄口醤油の中で、
たぎらせないように色白に煮てあります。
ぐる煮に入れるコンニャクは手でサイコロに切り分けます。
そのほうが刃物を入れるより味のしみこみ方が良くなります。
市販の既成品はほとんど使用しません。
素材の追跡可能性と添加物に不安があります。
練り物は、宇和島方面の純正蒲鉾やえそ巻きで無添加なら歓迎ですが、
今回は手に入りませんでした。
高知産ならむしろ御畳瀬のジャコ天(H)のほうが安心です。
おせちの重箱には?ですが、年越しそばに合います。
確かな素材の風味を口の中でじっくり味わうと
地球につながる気持ちがわき起こります。
困難が立ちはだかりますが、これをなんとか次の世代に渡したいものです。
会の経営はようやく好転のきざしが見えてきました。
3月の総会で良い報告ができるものと思います。
皆さん、今年も野菜など地産品を楽しんで、お元気でお過ごしください。