ジュリエットオスカー634受信ブログ

ラ・テ受信雑記他・私の得意ジャンルでの情報を発信します。このサイトは個人的な趣味により制作されています。

郵政省告示第640号を考える

2013年06月08日 19時46分59秒 | テレビ・ラジオ受信関係
はじめに、私もこの告示の内容について
全部理解できている訳ではないのであしからず。

実はこの告示は
「放送区域等を計算による電界強度に基づいて定める場合
における当該電界強度の算出方法」という、
長ったらしい題名が付いている。

つまり、放送エリアについての計算方法と考えてよい。
放送用の電波伝搬シミュレーションはこれに準拠しているようです。

テレビジョンの場合の計算式は次の通り

E=222√ERP/d×A×C

Eは電界強度mV/m、ERPは実効輻射電力kW、dは距離km。

私もまだ理解できないのがAとかCで、
ネット上でいろいろ調べる限り、
回折減衰の係数・市街地減衰の係数などと考えられます。

ちなみに
E=222√ERP/dですが、この式は
上級の無線技士の方ならおなじみ、
E0=7√GP/dの事です。
(ここでのdの単位はm)
これは、E0=自由空間伝搬時の電波電界強度(V/m)の式です。
ここでのGPの単位がwなので、kwにするため
√1000を代入すると7√GPの部分が
221.35....となります。
dに1000m(1km)を代入すると10^-3が出てきますので
V/mからmV/mと単位が変わることになり、
初めの式と大体一致することに
なります。

あとは減衰の係数のさじ加減で、放送区域の電界強度を
算出することになります。

告示640号に出で来るAとSの減衰係数の分かる方
フォローお願いします。
この告示には別表が25ぐらいあり、
該当する周波数や送受信高によっても
表を使い分けなければいけませんので、
これも面倒臭さを増す要因になっていますね。


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