重版出来を繰り返し、今年2月時点で33版を重ね、30万冊大きく超える販売数となった絵本があります。
その名は「パンダ銭湯」。
「パンダの秘密がここにある」という触れ込みがあり、パンダ専用の銭湯で物語が展開されていきます。ツペラツペラさんという作家さんの作品です。
ツペラツペラ中川さんが絵本の可能性について、次のように語っています。
絵本はすごく懐が深いし、可能性を秘めていると思います。あかちゃんからお年寄りまで誰もが楽しめて、言葉がわからなくてもおもしろさは伝わるから。先日、フィンランド人のお客様を迎えたんですが、「パンダ銭湯」をとても気に入ってくれました。ほとんど英語に訳すこともできず日本語のまま読みましたが、すごく受けて。
この作品は、「第3回街の本屋が選んだ絵本大賞グランプリ」「第3回 日本おふろ大賞 話題賞」などいくつもの賞を受賞しており、子どもたちのみならず大人の心をわしづかみにする内容となっています。
そして何より、銭湯を見たこともない、行ったことのない子どもたちが、家族とともに銭湯に行ったら楽しそうと思ってもらえる内容です。
これまで公衆浴場にいったことのない人でも、とても身近に感じられる作品です。この作品に限らず、「異業種とのコラボの実施」という活性化策に基づいて銭湯に関わるあらゆるものとコラボすることは、とても重要だと思います。
これまでも、検討会にも登場する「銭湯もりあげた~い」とのコラボで、人気キャラクターを使った銭湯限定のグッズの販売もしています。
銭湯に関わるところに都としてもアンテナを高くしていただきたいと思います。
私自身、小学生のときに約1年間風呂なしの家に住んでいた経験があります。それまでは風呂がある家に住んでいましたが、風呂なしの家に引っ越したことで小学5年生のときに毎日銭湯に通いました。
家から自転車でいける3つ銭湯に、時には家族で、時には小学校の友達と、時には兄弟だけで行きました。
その意味では銭湯の魅力とともに、銭湯の流儀、マナーなどについても子どもながらに学んだ記憶があります。
検討会でも、活性化策について子どものころから身近に感じてもらうことが提案されていますが、私自身の実感でもあり、ぜひこの点については積極的に展開していただきたいと思います。
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