日本共産党都議会議員(町田市選出)池川友一「市民とつくる都政への架け橋」

日本共産党東京都議会議員の池川友一のオフィシャルブログです。地方政治の現場からいろいろと発信していきます。

東京都は、特別支援学校の教職員が国基準を309人下回っているという現実

2018-03-15 | 東京都政・都議会のこと

 予算特別委員会で、共産党都議団の里吉ゆみ議員が都立特別支援学校の問題について取り上げました。

 「都教育委員会が教員定数を何年もかけて減らしてきた結果、今では、特別支援学校では、都の教員定数は国基準を下回ってしまいました。今年度は国基準より何人下回っているのか、お答えください」

 という里吉都議の質問に、

 「特別支援学校の教員系職員の定数は309人、国基準を下回っております」

 と、中井教育長が答えました。

 私も、都議会文教委員会に所属してから特別支援学校のことについて調査や聞き取りをしてきましたが、309人も国基準を下回っているというのは知った時は驚きでした。

 授業を行うことができる教職員を減らし続けてきたことが、現場には多くの矛盾をうんでいます。

 つまり、教育保障ができないのです。

 また、特別支援学校における重度重複学級の問題についても質問しました。

 O君は寝たきりで、手も足もほとんど動かせず、声も出すことができません。呼吸器をつけ、たんの吸引も必要です。二十四時間介護が必要なため、ご両親は、O君のベッドの横にマットを敷いて、仮眠をとりながら介護をしています。熟睡して、異変に気がつかないのが怖いので、お母さんは、O君が生まれてから布団で寝たことがないとおっしゃっていました。大好きなアイドル写真を見るとにこにこするし、お母さんが悲しそうだと一緒に泣いてしまいます。本を読んでもらうことが大好きで、学校では、重度重複学級に通っています。

 通常6:1で教員配置が行われますが、重度重複学級は、3対1で教員が配置されます。必要な支援が行われ、手厚い教育が保障されるのが重度重複学級です。

 ところが、6000人から1万2000人へと、特別支援学校に通う児童生徒は2倍近くになっていますが、重度重複学級の変化はほとんどありません。この20年近く、増えていないのです。とても子どもたちの実態に合わせて学級編制しているとは思えません。

 (冒頭の写真は、里吉都議と視察に訪れた都立墨東特別支援学校)

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岸記念体育会館移転問題──虚偽答弁明らか、都市行政を歪める都政の闇は許さない

2018-03-14 | 東京都政・都議会のこと

 岸記念体育会館の移転をめぐっての闇に、日本共産党都議団が迫っています。

 記者会見で明らかにした「岸記念体育会館の移転をめぐる不可解な経過について」の翌日に予算特別委員会で、曽根はじめ都議団長がこの問題を徹底追及。

 この問題、都市計画などいろんなものが入り組んだ問題なのですが、最大のポイントは森元首相らによって都市行政が歪められていたのではないかということにあります。そしてその結果、土地の購入費や移転補償費などで123億円の税金が来年度予算で支出されようとしているのです。

 この追及の中で、これまで都側が認めなかった森氏との接触について、認める答弁がありました。

 さらに、これまで都側が説明してきたことが、虚偽答弁であったことも明らかになりました。

 やりとりも生々しいんです。 当時の佐藤副知事、安井技監が森氏にあれこれ説明。

 森氏「佐藤さん、すばらしい案じゃないか。長生きしないと」とまで言っています。

 また、萩生田光一自民党衆議院議員の名前もあります。

 

 

 この追及の続きは、19日の都市整備委員会で白石都議が質問します。

 (曽根都議の質問で明らかにした文書はコチラ

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都議会は来年度予算審議の真っ最中──14日の予算特別委員会は和泉都議が質問に立ちます

2018-03-13 | 東京都政・都議会のこと

 13日から始まった都議会予算特別委員会。

 共産党都議団の代表総括質疑は、曽根はじめ都議団長が行いました。

 岸記念体育会館の移転をめぐる一連の疑惑の核心に迫る質問(この問題については、改めて報告します)。

 共産党都議団として徹底的に明らかにすることを宣言しました。

 2日目(14日)は和泉なおみ都議が質問に立ちます。

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共産党都議団が「岸記念体育館の移転をめぐる不可解な経過について」記者会見で明らかに

2018-03-12 | 東京都政・都議会のこと

 国会が「森友文書」で重大局面を迎えています。

 国会での虚偽説明と答弁、文書の偽造と改ざん、安倍首相夫妻の関与など新たな文書によって次々と問題が明らかになっています。

 この問題は、民主主義の根幹を揺るがす事態です。自浄作用が発揮されなければならないわけですが、幾重にもうそとごまかし、偽造までやっていたことが明らかになりました。

 「改ざんとなれば、麻生副総理兼財務大臣1人の問題にとどまるわけはなく、安倍政権が総退陣する必要がある」(志位委員長)──というのが多くの人の気持ちと同じではないでしょうか。

 さて、東京都でも私たち日本共産党都議団が記者会見を行い、岸記念体育会館(日本体育協会の本部などが入る)の移転問題について不可解な経過を明らかにしました。(NHKニュース「岸記念体育会館移転 “都が虚偽答弁” 共産都議団」

 来年度予算には、123億円の用地買収と移転補償の費用が計上されています。

 これまでの東京都が虚偽答弁を繰り返してきた事実も明らかにしました。

 この続きは、明日の予算特別委員会で曽根はじめ都議団長が質問します。

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エネルギーの地産地消──町田市民電力の第1号機完成記念式典へ

2018-03-11 | 活動のこと

 10日、町田市民電力の太陽光発電所第1号機の完成記念式典・見学会に出席しました。

 「自分たちの使うエネルギーは、自分たちの地域で作りたいんだよね」と話していたのは最近のことですが、実現させてしまうのですから、市民のみなさんの力はすごいと感じます。

 まちだ自然エネルギー協議会のメンバーを中心に、小口出資で完成までこぎつけたという話も伺いました。

 自然エネルギーが広がることで、地域循環型経済を実現することができます。エネルギーの地産地消も進みます。電気を運ぶ時に生じるロスも無くなります。

 市民の力に学び、行政が本気になってこの分野で共同してとりくむことは不可欠です。

 発電量は、15.12キロワット。パネルの枚数は、56枚です。

 工法も工夫しており、基礎工事なくコンクリートブロックで上から押さえる方式です。南向きにパネルを並べているものが多い中、最近の研究では東西に山形にすることによって多くの太陽エネルギーを確保できるのだと説明がありました。

 1号機の次は、2号機、3号機と広げていくことを伴走しながら取り組んでいきます。

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