”農”と言える!?

元・食推おばさんのソムリエ日記

ふじのくに在来野菜×レストランビオス

2013-10-06 08:02:25 | お勉強

静岡県内に残されている貴重な在来作物をいただきながら、

静岡大学の稲垣先生のお話が伺えるというイベントが

富士宮市のレストランビオスで開催され、

野菜ソムリエ仲間と出席させていただきました。

 

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【左:静岡大学 稲垣栄洋先生  右:レストランビオスオーナー 松木一浩さん】

 
        

 

では、お料理をご覧ください。

●白糸唐辛子のグジェール

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 グジェールとはプチシューのことです。

 

大中寺芋と功刀(くぬぎ)さんが育てた3年物のニジマスのフュメ

 自家製生ハムとパルミジャーノ、野生のクレソンのサラダ仕立て

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 大中寺芋とは、赤ちゃんの頭ほどある里芋。

 そこまで大きいと部位によって食感が異なります。

 ホクホクとしっとり、両方楽しめました。

 

●井川地這いキュウリとイワシのパテ

 キュウリのヴィネグレット

 井川ナスを焼きナスにしてコンソメジュレと共に

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 皮の硬い井川ナスがここまでトロトロになるとは・・・!!

 きゅうりのソースも爽やかです。

 

●くず粉で固めて焼いた見附カボチャと

 ココナッツミルクのスープ

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 磐田の見付かぼちゃが、おしゃれに変身。

 細切りになっているものは、生の見附かぼちゃですが、

 柿のような味と食感でした。

 

●雑穀をファルスにした富士鶏のロースト

 おらんど(井川の在来のじゃがいも)のエチュベ

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 ファルスとは詰め物のこと。

 清水のもち米「金太もち」、静岡市の「しょうがヒエ」、「だれっきび」、

 「酒あわ」などの雑穀が詰められていました。

 皆さんのお料理には、

 在来のニラと井川大蒜のピューレがかかっていましたので、

 まわりのソースはグリーンです。

 

●加久良(抹茶)のパンベルデュ

 日本ミツバチ百貨蜜のアイスクリーム

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 パンベルデュとは、フレンチトーストのこと。

 百貨蜜とは、色々な花の蜜が集まった雑多な蜂蜜を指しますが、

 豊かな高山植物から集められた南アルプスの百貨蜜は

 独特の風味があり、高級品とされています。

 

●加久良(煎茶)のクッキーと白糸唐辛子のギモーブ

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 ギモーブと唐辛子の組み合わせが斬新!!

 スイーツに使われると、辛さが際立ちます。

 

●加久良紅茶

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レストランビオスで、自家栽培でない野菜を使ったのは

今回が初めてとのこと。

在来野菜の量が限られていたため、

試作を繰り返すこともできず、

頭の中である程度まで組み立てるという作業を

前日の夜遅くまで続けられたそうです。

 

在来野菜の個性を生かしながら、

食べる側のことを大切にお考えくださっている

シェフのお気持ちが伝わってくるお料理でした。

 

松木さん、稲垣先生、河崎シェフ、

そして、ご一緒させていただいた皆さま、

ありがとうございました。

 

コメント (2)
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