鹿児島に滞在中に食べていたお米、ヒノヒカリ。
九州を代表するブランド米です。
コシヒカリを父に、黄金晴(こがねばれ)を母に持つヒノヒカリは、
1979年に宮崎県総合農業試験場で研究が始まり、
その10年後に誕生しました。
コシヒカリの特徴やおいしさは言うまでもありませんが、
黄金晴というのは、1981年に愛知県で誕生した品種です。
とにかく病気に強く、収量も多いのが特徴。
ということは、ヒノヒカリは
お父さんの味の良さとお母さんの力強さを持ったお米
と言えるでしょう。
ヒノヒカリの最大の特徴は、その粒の小ささ。
でも粒に厚みがあるので、炊き上がりがふっくらしています。
つやがあって、一粒一粒がキラキラと輝いています。
コシヒカリほどもっちりした感じではありませんが、
ほど良い粘りと甘みがあり、
飽きのこない味が愛される理由かもしれません。
袋井で食べるお米は、
龍の瞳のように大粒の方向へ向かっていたので、
小粒の九州のお米はとても新鮮に感じられました。