今日は名古屋市 栄中日文化センターで
第3回目の「だしを極める」講座をやらせていただきました。
本日のテーマは、かつお節。
株式会社ボニト様のご協力で、「節」をご用意いただきました。
カビ付けする前の荒節(一番右)を節の状態で見ることは
滅多にないことなので、
受講生さんたちは、触ってみたり、
香りを嗅いだり、真剣に見入っていました。
本枯れ節を削ったものがこちら。
左が薄削り、右が厚削りです。
荒節を削ったものがこちら。
左が薄削り(花かつおという商品名で売られています)、
右が厚削りです。
かつお節の製造工程を説明する時は、
私の大切な相棒、解体君が大活躍してくれました。(*^_^*)
だしのとり方も、デモをご覧いただきました。
さて、ここでも問題になるのが、
厚削りは、水から煮出した方がいいのか?
それともお湯から煮出した方がいいのか?
前回の浜松に引き続き、ここ名古屋でも
実験をしてみました。
水から煮出すグループと
お湯から煮出すグループとに分け、
出来上がったものを飲み比べてもらいました。
結果は、全員「お湯から煮出した方がおいしい。」
との答えでした。
簡単な調理実習もやっていただきました。
かつおだしのビシソワーズと、
だしをとった後の厚削りを使ってにんじんシリシリー風。
にんじんシリシリー風が、女性に大変喜ばれました。
だしをとった後のかつお節は、
ふりかけにするのもおいしいのですが、
それに飽きたら、野菜と炒めてみるといいですよ。
ツナ感覚でお使いいただけば、良いかと思います。
さて、来月は煮干しがテーマです。
私もしっかり勉強しなきゃ!!
受講生の皆さま、ありがとうございました。