全国メロンサミットinふくろい ビジネスサミットが
メロープラザで開催され、出席させていただきました。
全国のメロン産地のプレゼンテーション、
パネルディスカッションを通じて、
いくつかのキーワードが挙げられ、
そこから現代の食生活、嗜好、
そしてメロンの抱える問題と今後の取り組みが
見えてきたようなに思えるので、
まとめてみようと思います。
●若い女性はメロンを食べない?
20代女性の好きな果物ランキングでは、
メロンは10位以内にも入っていません。
その理由は
・スーパーの棚に、メロンが並んでいても、
一緒に並んでいるイチゴやりんごを押さえてまでも
メロンを選ぶ理由がない。
・買ったとしても、食べ頃がわからない。
●若者のフルーツ離れとカットフルーツ
若者は果物を買ってまで食べなくなりました。
その理由は
・皮をむくのがいや!
・カットするのが面倒!
・家に包丁がない。
その一方で、いや、それだからこそ、カットフルーツや
果物をふんだんに使ったスイーツはよく売れています。
その方が、一度に何種類もの果物を食べることができますから。
そんな若い世代の食生活について
意見交換が行われる中、
何回か出てきた言葉が、
「メロンの食べ頃がわからない。」
「贈答用でもらった人は、食べ頃が書かれているからいいけど。」
「昔の八百屋さんなら、食べ頃を教えてくれたのに。」
これらのことから、メロンの消費拡大に向けて
やるべきことが見えてきたような気がします。
●店に、食べ頃をきちんと説明できる人を増やす。
●若い女性をメロンの品評会に招待する。
●カットフルーツ、生の果物をふんだんに使ったスイーツの
種類を増やす。
●食べ頃まで、1週間もかかるようなメロンではなく、
もらったら(あるいは自分で買ったら)1日か2日後には
食べられるような出荷体制を構築する。
●メロン産地の観光とのコラボを考える。
そして、袋井市の市歌で、谷山浩子さんが
「誇らかな果実」と表現したメロンを
消費者の立場から守るためにも
これからも思いを込めて、
大切な方々に贈っていきたいと思います。
袋井市農政課さま、
出席させていただき、本当にありがとうございました。