”農”と言える!?

元・食推おばさんのソムリエ日記

メロンの未来

2015-06-27 20:13:57 | 野菜

全国メロンサミットinふくろい ビジネスサミットが

メロープラザで開催され、出席させていただきました。

  

全国のメロン産地のプレゼンテーション、

パネルディスカッションを通じて、

いくつかのキーワードが挙げられ、

そこから現代の食生活、嗜好、

そしてメロンの抱える問題と今後の取り組みが

見えてきたようなに思えるので、

まとめてみようと思います。

  

  

●若い女性はメロンを食べない?

 20代女性の好きな果物ランキングでは、

 メロンは10位以内にも入っていません。

 その理由は

   ・スーパーの棚に、メロンが並んでいても、

   一緒に並んでいるイチゴやりんごを押さえてまでも

   メロンを選ぶ理由がない。

   ・買ったとしても、食べ頃がわからない。

 

●若者のフルーツ離れとカットフルーツ

 若者は果物を買ってまで食べなくなりました。

 その理由は

   ・皮をむくのがいや!

   ・カットするのが面倒!

   ・家に包丁がない。

 

 その一方で、いや、それだからこそ、カットフルーツや

 果物をふんだんに使ったスイーツはよく売れています。

 その方が、一度に何種類もの果物を食べることができますから。

 

 

そんな若い世代の食生活について

意見交換が行われる中、

何回か出てきた言葉が、

「メロンの食べ頃がわからない。」

「贈答用でもらった人は、食べ頃が書かれているからいいけど。」

「昔の八百屋さんなら、食べ頃を教えてくれたのに。」

  

 

これらのことから、メロンの消費拡大に向けて

やるべきことが見えてきたような気がします。

  

●店に、食べ頃をきちんと説明できる人を増やす。

●若い女性をメロンの品評会に招待する。

●カットフルーツ、生の果物をふんだんに使ったスイーツの

 種類を増やす。

●食べ頃まで、1週間もかかるようなメロンではなく、

 もらったら(あるいは自分で買ったら)1日か2日後には

 食べられるような出荷体制を構築する。

●メロン産地の観光とのコラボを考える。

  

  

  

そして、袋井市の市歌で、谷山浩子さんが

「誇らかな果実」と表現したメロンを

消費者の立場から守るためにも

これからも思いを込めて、

大切な方々に贈っていきたいと思います。

  

袋井市農政課さま、

出席させていただき、本当にありがとうございました。

  

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