”農”と言える!?

元・食推おばさんのソムリエ日記

5月の茶畑

2016-05-10 14:52:09 | お茶

お茶処に住んでいて、

毎日、急須で淹れたお茶を飲んでいても

お茶について知らないことはいっぱいあります。

   

例えば、今の時期の茶畑の様子ですが、

ずっと疑問に思っていたことがあります。

   

一番茶(新茶)を刈った後の茶畑は、このようになっています。

 

    

後方の茶畑は、きれいに刈り取られ、青々として、

その姿は、床屋さんに行ったあとの坊ちゃんのようです。

  

でも、手前の畑は太い枝が見える状態までざくざくと刈り取られ、

巨大なたわしのようになっています。

   

どうして、お茶の木の刈り方が2種類あるのか、

ずっと不思議に思っていました。

 

    

で、近所のお茶農家さんにお聞きしました。

  

手前の枝が見えるまでに刈り取られたものは、

大きくなり過ぎた木なのです。

そこで、5~7年に一度、ばっさり刈りこむことによって

茶畑の若返りを図ります。

こうすることで、1本の木を30年くらいもたせることができるのだそうです。

   

お茶の木は成長が早いので、ここまでばっさり刈られても

約50日後には新しい茶葉が出てきます。

そして、秋にはお茶刈りができるまでに成長し、

その翌年には、また新茶の時期を迎えることができます。

   

後方の青々とした茶畑は、このあと二番茶、三番茶の

シーズンを迎えます。

   

やっと疑問が解決。

これからは、ばっさり刈り取られた茶園の様子を

近くを通るたびに観察したいと思います。(*^_^*)

 

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