スーパーでは売っていないけど、毎年夏から秋にかけて
どなたかが必ず持ってきてくださるお野菜があります。
それは、ハスイモです。
ハスイモの最新のお料理は、こちらをご覧ください。
ハスイモは、サトイモ科サトイモ属の植物です。
畑の様子も里芋そっくりですが、里芋が根の部分を食べるのに対し、
ハスイモは根が大きくならず(芋が育たず)、茎の部分を食べます。
大好きなお野菜なので、自分でも育ててみたいと思ったのですが、
ホームセンターで苗を見かけたことがありません。
そこで、お野菜の先生に相談すると、
「ハスイモの苗は、売っていないと思います。
今度、畑にあるものを持って行きますよ。」
と、うれしいお返事が!! ヽ(^o^)丿
あれから数か月、ついにハスイモの苗をいただきました。
袋から出てきたものは・・・。
これは、ハスイモのどの部分なんだろう?
なんせ、私はこの状態のハスイモしか見たことがなく、
ハスイモの構造とか育ちがよくわかっていないのです。
ネットで調べれば何とかなる!!
と、思って夫と2人、さんざん調べまくりましたが、
ハスイモの食べ方を紹介しているサイトはたくさんあるのですが、
ハスイモの栽培とかハスイモを植物学的に解説したものは
ほとんどないのです。
1.まず、この黒いたけのこのような形のものは何なんだろう?
根が付いている・・・。
そんな時、ハスイモを「りゅうきゅう」という名で特産にしている
高知県のJAさんのページにこんな写真が!!
これが黒くなったら、いただいた「黒いたけのこ」になるのでは?
ということは、これは根に近い茎の下部であることが判明!!
2.それでは、1の横から出ていたけど、ポロリと取れたこちらは?
これは、茎から出た新しい脇芽でしょう。
3.この里芋のようなものは?
これが、ハスイモの根の先に付いていた「育たない芋」の部分ですね。
確かに、こちこちで石のように固く、これじゃ食べられませんね。(^-^;
やっと、いただいた苗の構造がわかりました。
4月になったら、里芋を植えるので、
その時一緒に、ハスイモの1と2の部分を植えようということになりました。
それにしても、ハスイモは不思議な野菜です。
こちらでは、高知県のように大規模にハウス栽培している人はいませんが、
畑の片隅に植えてあって、
夏から秋にかけて直売所で見かけることはあります。
でも、苗も売っていないこの野菜。
最初に遠州地方で作り始めた人は、どこから苗を手にいれたんだろう?
在来野菜が旅をして、その地に根付くように、
他の地から遠州に嫁いだ人が、実家の畑から株を持って来たのかしら?
今年の秋には、細くてもいいから自分で育てたハスイモが食べられますように!!