「無字宝篋経」の経文の一部でも
読経したり 書写したり 他人に読経を勧めたりする事で
悪道を目にする事なく
諸仏の授記が得られ
五眼と諸根を具足し
守護を受け 煩悩や業障を滅するとされます。
以下 「無字宝篋経」の一部です。
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「爾時(じじ)
世尊(せそん)
賛勝思惟菩薩摩訶薩言(さんしょうしいぼさつまかさつごん)
善哉善哉(ぜんざいぜんざい)
梵天(ぼんてん)
汝已淳熟無量善根(じょいじゅんじゅくむりょうぜんこん)
諸仏加持問此句義(しょぶつかじもんしくぎ)
善男子(ぜんなんし)
汝今諦聴善思念之(じょこんていちょうぜんしねんし)
我為汝説(がいじょせつ)
爾時(じじ)
勝思惟菩薩(しょうしいぼさつ)
礼如来足頂戴而受(らいにょらいそくちょうたいじじゅ)
仏言(ぶつごん)
善男子(ぜんなんし)
有一種法菩薩応滅(ういっしゅほうぼさつおうめつ)
所謂貪法(しょいどんほう)
善男子(ぜんなんし)
此是一法応当永滅(しぜいっぽうおうとうえいめつ)
善男子(ぜんなんし)
復有一法菩薩応滅(ぶういっぽうぼさつおうめつ)
所謂嗔法(しょいじんほう)
善男子(ぜんなんし)
此是一法応当永滅(しぜいっぽうおうとうえいめつ)
善男子(ぜんなんし)
復有一法菩薩応滅(ぶういっぽうぼさつおうめつ)
所謂痴法(しょいちほう)
善男子(ぜんなんし)
此是一法応当永滅(しぜいっぽうおうとうえいめつ)
善男子(ぜんなんし)
復有一法菩薩応滅(ぶういっぽうぼさつおうめつ)
所謂我見(しょいがけん)
善男子(ぜんなんし)
此是一法応当永滅(しぜいっぽうおうとうえいめつ)
善男子(ぜんなんし)
復有一法菩薩応滅(ぶういっぽうぼさつおうめつ)
所謂懈怠(しょいけだい)
善男子(ぜんなんし)
此是一法応当永滅(しぜいっぽうおうとうえいめつ)
善男子(ぜんなんし)
復有一法菩薩応滅(ぶういっぽうぼさつおうめつ)
所謂睡眠(しょいすいみん)
善男子(ぜんなんし)
此是一法応当永滅(しぜいっぽうおうとうえいめつ)
善男子(ぜんなんし)
復有一法菩薩応滅(ぶういっぽうぼさつおうめつ)
所謂貪愛(しょいどんあい)
善男子(ぜんなんし)
此是一法応当永滅(しぜいっぽうおうとうえいめつ)
善男子(ぜんなんし)
菩薩復応除滅一法(ぼさつぶおうじょめついっぽう)
所謂無明(しょいむみょう)
善男子(ぜんなんし)
此是一法応当永滅(しぜいっぽうおうとうえいめつ)
爾時(じじ)
勝思惟梵天白仏言(しょうしいぼんてんびゃくぶつごん)
世尊(せそん)
何者是一法(かしゃぜいっぽう)
而諸菩薩日夜防護(じしょぼさつにちやぼうご)
爾時(じじ)
世尊(せそん)
語勝思惟菩薩言(ごしょうしいぼさつごん)
善男子(ぜんなんし)
所謂菩薩己所不欲勿勧他人(しょいぼさつこしょふよくぶつかんたにん)
善男子(ぜんなんし)
若有善男子善女人(にゃくうぜんなんしぜんにょにん)
護持此法(ごじしほう)
彼善男子善女人(ひぜんなんしぜんにょにん)
護持如来一切戒蔵(ごじにょらいいっさいかいぞう)
何以故(かにこ)
善男子(ぜんなんし)
愛自命者則不殺生(あいじみょうしゃそくふせっしょう)
愛自財者不盗他物(あいじざいしゃふとうたぶつ)
愛自妻者不侵他妻(あいじさいしゃふしんたさい)
善男子(ぜんなんし)
是等衆生発如是意(ぜとうしゅじょうほつにょぜい)
言我敬順如来正教(ごんがけいじゅんにょらいしょうきょう)
彼善男子(ひぜんなんし)
常当勤心防護此法(じょうとうごんしんぼうごしほう)
以何義故(にかぎこ)
善男子(ぜんなんし)
若有善男子善女人(にゃくうぜんなんしぜんにょにん)
欲求無上正眞等覚大菩提者(よくぐむじょうしょうしんとうかくだいぼだいしゃ)
彼人悉是為楽故求(ひにんしつぜいらくこぐ)
而無有求自身苦者(じむうぐじしんくしゃ)
世間惟有楽受楽者(せけんいうらくじゅらくしゃ)
以是義故(にぜぎこ)
我説此言(がせつしごん)
汝等当知己所不欲勿勧他人(じょとうとうちこしょふよくぶつかんたにん)
善男子(ぜんなんし)
此是一法(しぜいっぽう)
菩薩常当日夜護之(ぼさつじょうとうにちやごし)
善男子(ぜんなんし)
如汝所問(にょじょしょもん)
何者一法(かしゃいっぽう)
而是如来所証覚者(じぜにょらいしょしょうかくしゃ)
善男子(ぜんなんし)
無有一法如来所覚(むういっぽうにょらいしょかく)
善男子(ぜんなんし)
于法無覚是如来覚(うほうむかくぜにょらいかく)
善男子(ぜんなんし)
一切法不生而如来証覚(いっさいほうふしょうじにょらいしょうかく)
一切法不滅而如来証覚(いっさいほうふめつじにょらいしょうかく)。」