「決定総持経」の一部でも
読経したり 聞いたり 書写したり 他人に教える事で
恒返沙劫という 果てしない宇宙的時間の長さの中で
三千世界を七宝で満たして 三宝を供養するのと等しい功徳が得られるとされます。
以下 「決定総持経」の一部です。
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「爾時(にじ)
世尊与無央数(せそんよむおうすう)
百千之衆眷属囲遶(ひゃくせんししゅけんぞくいにょう)
而為説経(にいせっぽう)
其法名曰決総持門(ごほうみょうわつけつそうじもん)
彼時(ひじ)
会中有族姓子等輩十人(えちゅううぞくせいしとうはいじゅうにん)
咸共聴受(かんくちょうじゅ)
聞如来宣決総持門(もんにょらいせんけつそうじもん)
欣然踊躍善心生焉(きんねんとうやくぜんしんしょうえん)
棄捐睡眠楽処閑居(きえんすいみんらくしょかんきょ)
修止足徳専志経行(しゅうしそくとくせんしきょうぎょう)
夙夜精進無敢懈怠(しゅくたしょうじんむかんけだい)
離於放逸貪欲之想(りおほういつどんよくしそう)
如是慇懃不廃精誦至于七年(にょぜいんぎんふはいしょうしょうしうしちねん)
終竟七載其心馳騁(しゅうきょうしちさいごしんちてい)
不得須臾定息一時(ふとくしゅうじょうそくいちじ)
何況乃当逮総持門(かきょうだいとうたいそうじもん)
不得所願(ふとくしょがん)
其意患厭節徳閑居(ごいかんえんせつとくかんきょ)
楽於睡眠廃於精進(らくおすいみんはいおしょうじん)
不復経行捨欲之事(ふぶきょうぎょうしゃよくしじ)
不復修学総持之門(ふぶしゅうがくそうじしもん)
釈沙門服捨戒就賎(しゃくしゃもんぶしゃかいしゅうせん)
迷惑志性求聖教短(めいわくししょうぐせいきょうたん)
皆帰居家還習五業(かいききょかかんしゅうごぎょう)
於時(おじ)
世尊為王阿闍貰(せそんいおうあじゃせ)
決虚妄疑已除猶予(けつきょもうぎいじょゆうよ)
七日寂然則演聖威(しちじつじゃくねんそくえんせいい)
因令其王不為放逸心懐諍訟(いんれいごおうふいほういつしんかいそうしょう)
解散王結一切調戯諸所見縛(かいさんおうけついっさいちょうぎしょけんばく)
竟七日已(きょうしちじつい)
与七億人往詣仏所(よしちおくにんおうけいぶっしょ)
欲啓受法(よくけいじゅほう)
十族姓子求聖短者(じゅうぞくせいしぐせいたんしゃ)
亦侍従王在於大衆(やくじじゅうおうざいおたいしゅ)
是時座中(ぜじざちゅう)
有一菩薩名無怯行(ういちぼさつみょうむきょぎょう)
致得総持(ちとくそうじ)
従無数劫成就法忍(銃むすうごうじょうじゅほうにん)
逮無従生無有顛倒(たいむじゅうしょうむうてんどう)
弁才無量入一切智(べんさいむりょうじゅいっさいち)
正慧道力分別随順(しょうけいどうりきふんべつずいじゅん)
度無極行(どむきょくぎょう)
暁無思議総持門品(ぎょうむしぎそうじもんぼん)
普見一切衆生(ふけんいっさいしゅじょう)
志性根無所趣(ししょうこんむしょしゅ)
応可化者而為説法不失其本(おうかけしゃにいせっぽうふしつごほん)
即従座起偏露右肩(そくじゅうざきへんろうけん)
右膝著地(うしつちゃくち)
叉手白仏(さしゅびゃくぶつ)
惟(い)
天中天(てんちゅうてん)
此族姓子等類十人出家修道(しぞくせいしとうるいじゅうにんしゅっけしゅうどう)
夙夜精進七歳不懈(しゅくやしょうじんしちさいふけ)
欲求総持所願不獲(よくぐそうじしょがんふかく)
失其本志捨沙門服(しつごほんししゃしゃもんぶ)
還家居業察聖教短(かんかきょごうさつせいきょうたん)
惟願世尊(いがんせそん)
演説法義(えんぜつほうぎ)
以権方便如応開化(にごんほうべんにょおうかいか)
令族姓子改往修来(れいぞくせいしかいおうしゅうらい)
当自帰命無上大道(とうじきみょうむじょうたいどう)
仏告無怯行菩薩(ぶっこくむきょうぎょうぼさつ)
斯族姓子(しぞくせいし)
乃往過去久遠世時(だいおうかこくおんせじ)
謗毀仏法不肯聴受(ぼうきぶっぽうふこうちょうじゅ)
以用謗毀越仏法故(にようきぼうえつぶっぽうこ)
由是所致(ゆうぜしょち)
不得疾獲無上大道(ふとくしつかくむじょうたいどう)。」