「文殊師利仏土厳浄経」の経文の一部でも
読経したり 聞いたり 書写したり 他人に教える事で
七宝を満たして 十方の諸仏を供養し
六徳を備具した法施の 数限りないほどの功徳が得られるとされます。
以下 「文殊師利仏土厳浄経」の一部です。
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「於時城中(おじじょうちゅう)
有貴姓子名棄悪(うきせいしみょうきあく)
遙覩世尊行歩正斎(ようとせそんぎょうほしょうさい)
容儀端正威神光曜(ようぎたんせいいしんこうよう)
諸根寂定恬淡玄黙(しょこんじゃくじょうてんたんげんもく)
和雅其性如水澄渟(がやごしょうにょすいちょうてい)
中表清浄猶猛師子獣中之王(ちゅうぎょうしょうじょうゆうもうししじゅうちゅうしおう)
如日初出照于朝陽(にょじつしょしゅつしょううちょうよう)
譬月盛満衆星中明(ひがつじょうまんしゅせいちゅうみょう)
仏在大衆巍巍堂堂(ぶつざいたいしゅぎぎどうどう)
相好昞著汪汪洋洋(そうこうへいじゃくおうおうようよう)
心懐欣悦敬進迎仏(しんかいきんえつけいしんごうぶつ)
稽首足下右遶三匝(けいしゅそっかうじょうさんそう)
叉手自帰長跪白仏(さしゅじきちょうきびゃくぶつ)
願聞菩薩為行幾法(がんもんぼさついぎょうきほう)
疾逮正眞為最正覚(しったいしょうしんいさいしょうかく)
従心輒成厳浄仏国(じゅうしんちょうじょうごんじょうぶっこく)
唯垂愍哀分別具説(ゆいすいびんあいふんべつぐせつ)
仏言(ぶつごん)
善哉(ぜんざい)
棄悪菩薩(きあくぼさつ)
乃問如来厳浄之徳(だいもんにょらいごんじょうしとく)
是諸菩薩衆行殊特(ぜしょぼさつしゅぎょうしゅとく)
諦聴諦受(ていちょうていじゅ)
善思儀則(ぜんしぎそく)
棄悪菩薩一切衆会(きあくぼさついっさいしゅえ)
莫不喜踊一心恭粛(ばくふきとういっさいきょうしゅく)
皆前礼仏受教而聴(かいぜんらいぶつじゅきょうじちょう)
仏言(ぶつごん)
菩薩有一法行(ぼさつういっぽうぎょう)
疾成正眞為最正覚(しつじょうしょうしんいさいしょうかく)
従心輒成厳浄仏国(じゅうしんちょうじょうごんじょうぶっこく)
何謂為一心常哀愍済度衆生(かいいいっしんじょうあいみんさいどしゅじょう)
興発至眞仁和道心(きょうほつししんじんわどうしん)
何謂至眞仁和道心(かいししんじんわどうしん)
曰(わつ)
以発道心不行諸法(にほつどうしんふぎょうしょほう)
何所不行
曰(わつ)
不行三垢家業諸利(ふぎょうさんくかごうしょり)
志存出家不猗衆養(しぞんしゅっけふあしゅよう)
従心本願常崇斯法(じゅうしんほんがんじょうすうしほう)
何謂出家所崇法行(かいしゅっけしょすうほうぎょう)
曰(わつ)
修正眞行奉一切法(しゅうしょうしんぎょうぶいっさいほう)
何謂正眞一切之法(かいしょうしんいっさいしほう)
曰(わつ)
分別暁了陰種諸入(ふんべつぎょうりょういんしゅしょにゅう)
何謂陰種(かいいんしゅ)
何所暁了(かしょぎょうりょう)
曰(わつ)
有為無為法皆是五陰(ういむいほうかいぜごいん)
解陰如幻所著(げいんにょげんしょじゃく)
名為知陰本空(みょういちいんほんくう)
是謂暁了幻法本寂(ぜいぎょうりょうげんほうほんじゃく)
従対而有剖判(じゅうたいにうぼうはん)
本末不見(ほんまつふけん)
有二不見(うにふけん)
無念亦無望想(むねんやくむぼうそう)
此乃専修奉行出家(しだいせんしゅうぶぎょうしゅっけ)
成菩薩行不捨衆生(じょうぼさつぎょうふしゃしゅじょう)
所以者何(しょにしゃか)
能自調已暢達諸法(のうじちょういちょうたつしょほう)
爾乃習弁為諸法衆生(にだいしゅうべんいしょほうしゅじょう)
不得衆生亦無諸法(ふとくしゅじょうやくむしょほう)
仏言(ぶつごん)
族姓子(ぞくせいし)
是為菩薩一法之行(ぜいぼさついっぽうしぎょう)
疾逮正眞為最正覚(しったいしょうしんいさいしょうかく)
従心輒成厳浄仏国(じゅうしんちょうじょうごんじょうぶっこく)
棄悪菩薩(きあくぼさつ)
聞仏所説(もんしょぶっせつ)
欣悦踊躍(きんえつとうやく)
即便逮得不起法忍(そくべんたいとくふきほうにん)
身昇虚空去地七仞(しんしょうこくうきょちしちじん)
彼時衆中覩斯変化(ひじしゅちゅうとしへんげ)
有二千人発無上正眞道意(うにせんにんほつむじょうしょうしんどうい)
万四千天人遠塵離垢諸法眼浄(まんしせんてんにんおんじんりくしょほうげんじょう)
時仏因笑(じぶついんしょう)
無数光色従其口出(むすうこうしきじゅうごこうしゅつ)
照於十方無量世界(しょうおじっぽうむりょうせかい)
還遶仏三匝従頂上入(かんじょうぶつさんそうじゅうちょうじょうにゅう)
賢者阿難即従坐起(けんじゃあなんそくじゅうざき)
偏袒右肩長跪叉手(へんたんうけんちょうきさしゅ)
以偈讃仏(にげさんぶつ)
遊於諸法度無極(ゆうおしょほうどむごく)
最勝至眞導以力(さいしょうししんどうにりき)
皆了衆生化上智(かいりょうしゅじょうけじょうち)
唯願宣現是笑義(ゆいがんせんげんぜしょうぎ)
十力已達往過世(じゅうりきいたつおうかせい)
愍哀亦暢将来業(びんあいやくちょうしょうらいごう)
悉明現在十方事(しつみょうげんざいじっぽうじ)
今用何故顕笑意(こんようかこけんしょうい)
解於衆生之所行(げおしゅじょうししょぎょう)
今如師子覩諸心(こんにょししとしょしん)
其智慧明無等侶(ごちえみょうむとうりょ)
唯宣衆人調法御(ゆいせんしゅにんちょうほうぎょ)
諸天億かい普来集(しょてんおくかいふらいしゅう)
咸共叉手礼至聖(かんくさしゅらいしせい)
願演第一妙光音(がんえんだいいちみょうこうおん)
無数衆会観法器(むすうしゅえかんほうき)
其慧度無極(ごえどむごく)
世俗無疇匹(せぞくむちゅうひつ)
皆知一切人(かいちいっさいにん)
善悪行所趣(ぜんあくぎょうしょしゅ)
至仁今所笑(しじんこんしょしょう)
願為分別義(がんいふんべつぎ)
当決衆疑網(とうけつしゅぎもう)
普宣最尊法(ふせんさいそんほう)
今諸会大衆(こんしょえたいしゅ)
巨億百千載(きょおくひゃくせんさい)
以法故雲集(にほうこうんしゅう)
諸比丘黙然(しょびくもくねん)
加敬修供養(かけいしゅうくよう)
百千伎楽音(ひゃくせんぎらくおん)
奉行靖心聴(ぶぎょうせいしんちょう)
唯願決衆疑(ゆいがんけつしゅぎ)。」
「大乗頂王経」
「大乗頂王経」の経文の16文字でも
読経したり 写経したり 聞いたり 他人に教える事で
無尽の功徳が得られるとされます。
以下 「大乗頂王経」の一部です。
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「爾時(にじ)
善思惟童子白仏言(ぜんしいどうじびゃくぶつごん)
世尊(せそん)
唯願世尊(ゆいがんせそん)
憐愍我故受此蓮華(れんびんがこじゅしれんげ)
爾時(にじ)
世尊即便受(せそんそくべんじゅ)
彼所施蓮華(ひしょせれんげ)
如来受已(にょらいじゅい)
時彼童子而作是言(じひどうじじさくぜごん)
世尊(せそん)
以此善根願我得成(にしぜんこんがんがとくじょう)
阿耨多羅三藐三菩提(あのくたらさんみゃくさんぼだい)
為諸衆生分別解説(いしょしゅじょうふんべつかいせつ)
無凡夫法無声聞法(むぼんぷほうむしょうもんほう)
爾時(にじ)
慧命舎利弗在大衆中(えみょうしゃりほつざいたいしゅちゅう)
語善思惟童子言(ごぜんしいどうじごん)
汝学何法為衆生説(じょがくかほういしゅじょうせつ)
爾時(にじ)
善思惟童子(ぜんしいどうじ)
以偈答言(にげとうごん)
諸仏及声聞 (しょぶつきゅうしょうもん)
一切無得者 (いっさいむとくしゃ)
我覚如是法 (がかくにょぜほう)
為諸衆生説 (いしょしゅじょうせつ)
其法世界無 (ごほうせかいむ)
亦無有言説 (えきむうごんせつ)
智者応当知 (ちしゃおうとうち)
其法性如是 (ごほうしょうにょぜ)
過去正遍知 (かこしょうへんち)
天人無上尊 (てんにんむじょうそん)
無得此法者 (むとくしほうしゃ)
導師入涅槃 (どうしにゅうねはん)
彼処無法界 (ひしょむほうかい)
亦無衆生界 (えきむしゅじょうかい)
此是無上際 (しぜむじょうさい)
非世間境界 (ひせけんきょうかい)
法界但是名 (ほうかいたんぜみょう)
名字而分別 (みょうじじふんべつ)
無分別分別 (むふんべつふんべつ)
分別畢竟無 (ふんべつひっきょうむ)
爾時(にじ)
富樓那弥多羅尼子(ふるなみたらにし)
以偈問善思惟童子言(にげもんぜんしいどうじごん)
云何於此法 (うんかおしほう)
童子而修学 (どうじじしゅうがく)
甚深難知処 (じんじんなんちしょ)
智者於此惑 (ちしゃおしわく)
汝生来未久 (じょしょうらいみきゅう)
智慧甚通達 (ちえじんつうたつ)
与声聞談論 (よしょうもんだんろん)
智慧無障礙 (ちえむしょうげ)
処処巧明浄 (しょしょこうみょうじょう)
如成錬眞金 (にょじょうれんしんきん)
如王在大衆 (にょおうざいたいしゅ)
如月在於空 (にょがつざいおくう)
爾時(にじ)
善思惟童子(ぜんしいどうじ)
以偈答慧命富樓那曰(にげとうえみょうふるなわつ)
汝今知己問 (じょこんちこもん)
彼処無有生 (ひしょむうしょう)
諸法未曾生 (しょほうみぞしょう)
誰受於生者 (すいじゅおしょうしゃ)
無一法生者 (むいつほうしょうしゃ)
自性不可得 (じしょうふかとく)
此是諸法性 (しぜしょほうしょう)
求法不可得 (ぐほうふかとく)
法及於法性 (ほうきゅうおほうしょう)
二倶不可得 (にぐふかとく)
二倶未曾有 (にぐみぞう)
而仏説妙法 (じぶつせつみょうほう)
此是第一輪 (しぜだいいちりん)
鹿苑中所説 (かえんちゅうしょせつ)
如捲把於空 (にょけんはおくう)
以覚諸声聞 (にかくしょうしょうもん)
法音遍一切 (ほうおんへんいっさい)
救度諸衆生(きゅうどしょしゅじょう)
以得方便智 (にとくほうべんち)
如実而演説(にょじつじえんぜつ)
生者及与死 (しょうしゃきゅうよし)
是凡夫境界 (ぜぼんぷきょうかい)
富樓那汝有 (ふるなじょう)
顛倒未除尽(てんどうみじょじん)
生者及死者 (しょうしゃきゅうししゃ)
此世間言説(しせけんごんせつ)
無言説法中 (むごんせっぽうちゅう)
言説是密語(ごんせつぜみつご)。」
「帰依発心儀」
「帰依上師(きえじょうし)
帰依仏(きえぶつ)
帰依法(きえほう)
帰依僧(きえそう)。」
「諸仏妙法衆中尊(しょぶつみょうほうしゅちゅうそん)
乃至菩提我帰依(だいしぼだいがきえ)
我行施等諸資糧(がぎょうせとうしょしろう)
為渡衆生願成仏(いとしゅじょうがんじょうぶつ)。」
「願諸有情具足安楽及安楽因(がんしょうじょうぐそくあんらくきゅうあんらくいん)
願諸有情永離苦悩及苦悩因(がんしょうじょうえいりくのうきゅうくのういん)
願諸有情永不離失無苦之楽(がんしょうじょうえいふりしつむくしらく)
願諸有情遠離愛悪親疏住平等舎(がんしょうじょうおんりあいあくしんそじゅうびょうどうしゃ)。」
「衆生無辺誓願渡(しゅじょうむへんせいがんと)
煩悩無尽誓願断(ぼんのうむじんせいがんだん)
仏法無量誓願学(ぶっぽうむりょうせいがんがく)
仏道無上誓願成(ぶつどうむじょうせいがんじょう)。」
「無上什深微妙法(むじょうじゅうじんびみょうほう)
百千万劫難遭遇(ひゃくせんまんごうなんそうぐう)
我今見聞得受持(がこんけんもんとくじゅじ)
願解如来眞実義(がんげにょらいしんじつぎ)。」
「諸悪莫作(しょあくまくさ)
衆善奉行(しゅうぜんぶぎょう)
自浄其意(じじょうごい)
是諸仏教(ぜしょぶっきょう)。」
「如是能聞唯心聞(にょぜのうもんゆいしんもん)
如是能説唯心説(にょぜのうせつゆいしんせつ)
能聞能説不離心(のうもんのうせつふりしん)
以心伝心無所説(いしんでんしんむしょせつ)
無説而説聖賢心(むせつじせつせいけんしん)
為覚凡心方便説(いかくぼんしんほうべんせつ)
普願心迷諸衆生(ふがんしんめいしょしゅじょう)
契仏妙心同解脱(けいぶつみょうしんどうげだつ)。」
「若人欲了知(にゃくにんよくりょうち)
三世一切仏(さんぜいっさいぶつ)
応観法界性(おうかんほうかいしょう)
一切唯心造(いっさいゆいしんぞう)。」
「諸法従縁(しょほうじゅうえん)
生諸法従(しょうしょほうじゅう)
縁滅我仏(えんめつがぶつ)
大沙門常(だいしゃもんじょう)
作如是説(さくにょぜせつ)。」
「一切有為法(いっさいういほう)
如夢幻泡影(にょむげんほうえい)
如露亦如電(にょろやくにょでん)
応作如是観(おうさにょぜかん)。」
「因縁所生法(いんねんしょしょうほう)
不生亦不滅(ふしょうやくふめつ)
不断亦不常(ふだんやくふじょう)
不来亦不去(ふらいやくふきょ)
不一亦不異(ふいつやくふい)
息滅諸戯論(そくめつしょぎろん)
敬礼仏所説(けいらいぶっしょせつ)
寂静微妙法(じゃくせいびみょうほう)。」
「令求寂滅諸声聞(れいぐじゃくめつしょしょうもん)
遍知導入眞寂滅(へんちどうじゅしんじゃくめつ)
令諸饒益有情者(れいしょじょうやくうじょうしゃ)
道智成弁世間利(どうちじょうべんせけんり)
具足一切種智仏(ぐそくいっさいしゅちぶつ)
説此一切種種法(せつしいっさいしゅじゅほう)
声聞菩薩大衆倶(しょうもんぼさつたいしゅぐ)
諸仏母前恭敬礼(しょぶつもきょうけいらい)。」
「滅除妄結網(めつじょもうけつもう)
甚深広大体(じんじんこうだいたい)
遍放普賢光(へんほうふげんこう)
敬礼妙法身(けいらいみょうほうしん)。」