「大方等無想大雲経」の経文の一部でも
読経したり 写経したり 聞いたり 他人に教える事で
煩悩や貧苦や毒などが除かれ
大功徳を成就できるとされます。
以下 「大方等無想大雲経」の一部です。
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「爾時(にじ)
大雲密蔵菩薩言(だいうんみつぞうぼさつごん)
世尊(せそん)
有十種甚深師子吼行法門(うじっしゅじんじんししこうぎょうほうもん)
唯願如来分別解説(ゆいがんにょらいふんべつかいせつ)
仏言(ぶつごん)
善哉善哉(ぜんざいぜんざい)
善男子(ぜんなんし)
諦聴諦聴(ていちょうていちょう)
善思念之吾当為汝(ぜんしねんしごとういじょ)
分別解説有一切味吼法門(ふんべつかいせつういっさいみこうほうもん)
一切味喜法門(いっさいみきほうもん)
時神通王法門(じじんつうおうほうもん)
蓮華法門(れんげほうもん)
喜地法門(きちほうもん)
大喜地法門(だいきちほうもん)
四威儀法門(しいぎほうもん)
聖行法門(しょうぎょうほうもん)
浄法門(じょうほうもん)
一切法体法門(いっさいほうたいほうもん)
善男子(ぜんなんし)
是名十法門(ぜみょうじっほうもん)
時大衆中有一天女(じだいしゅちゅうういちてんにょ)
名微妙声(みょうびみょうしょう)
持諸香華旛蓋妓楽以供養(じしょこうげばんかいぎらくにくよう)
仏而説讃曰(ぶつじせつさんわつ)
無上智微妙(むじょうちびみょう)
猶如大海水(ゆうにょたいかいすい)
其力難思議(ごりきなんしぎ)
故能師子吼(このうししこう)
為諸衆生故(いしょしゅじょうこ)
生於憐愍心(しょうおれんびんしん)
今説方等経(こんせつほうとうきょう)
其意無所畏(ごいむしょい)
爾時(にじ)
大雲密蔵菩薩言(だいうんみつぞうぼさつごん)
世尊(せそん)
有十師子吼神通法門(うじっししこうじんつうほうもん)
唯願如来分別解説(ゆいがんにょらいふんべつかいせつ)
仏言(ぶつごん)
善哉善哉(ぜんざいぜんざい)
善男子(ぜんなんし)
諦聴諦聴(ていちょうていちょう)
善思念之吾当為汝分別(ぜんしねんしごとういじょふんべつ)
解説有光法門(かいせつうこうほうもん)
法蜂法門(ほうほうほうもん)
法鼓法門(ほうこほうもん)
法宝法門(ほうほうほうもん)
法蔵法門(ほうぞうほうもん)
法力法門(ほうりきほうもん)
法動法門(ほうどうほうもん)
三そう法門(さんそうほうもん)
大地法門(だいちほうもん)
難近法門(なんきんほうもん)
一切纓絡法門(いっさいようらくほうもん)
梵本長一(ぼんほんちょういつ)
善男子(ぜんなんし)
是名十法門時(ぜみょうじっほうもんじ)
大衆中有一天子名師子吼(たいしゅうちゅうういってんしみょうししこう)
持諸香華旛蓋妓楽以供養仏(じしょこうげばんかいぎらくにくようぶつ)
而説讃曰(じせつさんわつ)
如来無因ゆ(にょらいむいんゆ)
無勝無有返(むしょうむうへん)
為諸衆生故(いしょしゅじょうこ)
方便師子長有徳(ほうべんししちょううとく)
持諸華香旛蓋妓楽以供養仏即説(じしょげこうばんかいぎらくにくようぶっそくせつ)
讃曰(さんわつ)
三千大千界(さんぜんだいせんかい)
仏於法自在(ぶつおほうじざい)
法身不可見(ほうしんふかけん)
為衆現相好(いしゅげんそうこう)。」
「一切の業障の消除と 過去生を思い出す能力を得る」
誦す事で
一切の業障の消除と 過去生を思い出す能力が得られ
修める所の一切が円満になるとされる。
「ナモ・ラトラ・トラヤーヤー
ナモ・バガヴァティ・アミタバヤ
タターガターヤ・アルハテ・サンミャク・サンブッダーヤ
ナマー・アリャーヴァロキテ・スヴァラーヤ
ボディサットヴァーヤ・マハーサトヴァヤ
マハーカルニカヤ・ティパユ
ナマー・スクリタイマ
アリャーヴァロキテ・スヴァラマタ
マハーダラニ・マントラ・パナニ
サンプラパクサヤメ・イダム・シッデャントゥ
ラドヤター・イリミリ・チレミレ
クントゥレ・クントゥリ・トゥリ
シレ・シシレ・ビセレ・ビラーヤ・ビセレ・ガウリー
ガンダリ・トラミデ・マタンゲ・ブッカシ・カタヤ
マラ・チャンタリ・フドトゥ・マリニ
フッドゥフル・マーリ・ミニ・チエ・ミレ
グリンハソミャ・ダルサネ・クル・チャントラムクヒ
ラギュ・マーナヤ・マテ・アーリャバキーナブジェ
サルヴァビドャーナーマ・プラサダネ
サルヴァビダナマースヴァリ・スヴァーハー。」
「大乗十法経」
「大乗十法経」の経文の一部でも
読経したり 聞いたり 書写したり 他人に教える事で
阿耨多羅三藐三菩提と 福徳の倍増が得られるとされます。
以下 「大乗十法経」の一部です。
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「爾時(にじ)
世尊欲重宣此義(せそんよくじゅうせんしぎ)
而説偈言(にせつげごん)
猶如摩尼珠 (ゆうにょまにしゅ)
顕於宝蔵中 (けのほうぞうちゅう)
師以加功用 (しにかくよう)
倍明於本色 (ばいみょうおほんしき)
成就如是性 (じょうじゅにょぜしょう)
求正菩提心 (ぐしょうぼだいしん)
二返既寂静 (にへんきじゃくせい)
令魔不得便 (れいまふとくべん)
善男子(ぜんなんし)
云何菩薩楽法成就(うんかぼさつらくほうじょうじゅ)
善男子(ぜんなんし)
若菩薩性楽法喜法愛法(にゃくぼさつしょうらくほうきほうあいほう)
彼若見沙門若婆羅門(ひにゃくけんしゃばらもん)
所有資用命具飲食等事(しょうしようみょうぐおんじきとうじ)
彼能奉上(ひのうぶじょう)
彼世間所有受用等(ひせけんしょうじゅようとう)
根莖枝葉華果等(こんけいしようげかとう)
彼収已施諸衆生(ひしゅういせしょしゅじょう)
持諸法者(じしょほうしゃ)
令往礼拝恭敬合掌迎接已殷重敬納(れいおうらいはいきょうけいがっしょうげいせついいんじゅうけいのう)
心有所疑処問於正義(しんうしょぎしょもんおしょうぎ)
是以持法者(ぜにじほうしゃ)
随所聞義善能解釈(ずいしょもんぎぜんのうげしゃく)
彼於聞法者起世尊想善知識想(ひおもんほうしゃきせそんそうぜんちしきそう)
起同世間諸海想(きどうせけんしょかいそう)
起和上想阿闍梨想(きわじょうそうあじゃりそう)
久失導時世間曠野生難中(くしつどうじせけんこうやしょうなんちゅう)
能訪覓起訪覓想(のうほうべききほうべきそう)
久遠愚者闇閉目開故(くおんぐしゃあんへいもくかいこ)
令起覚悟想(れいきかくごそう)
墜没世間煩悩泥中(ついぼつせけんぼんのうでいちゅう)
而起済抜之想(にきさいばつしそう)
久遠失正路為作導師故(くおんしつしょうろいさどうしこ)
而起導師之想(にきどうししそう)
久伏在世間牢獄能解故(くぶくざいせけんろうごくのうげこ)
而起解者想(にきげしゃそう)
久遠著患療治故(くおんじゃくかんりょうちこ)
而起良医之想(にきりょういしそう)
以煩悩火焦滅身(にぼんのうかしょうめつしん)
令住滅故(れいじゅうめつこ)
而起大雲雨想(じきだいうんうそう)
彼為法為法因故(ひいほういほういんこ)
能忍寒熱風雨蚊虻等(のうにんかんねつふううかぼうとう)
亦忍飢渇(らくにんきかつ)
或見他人受楽報者(こくけんたにんじゅらくほうしゃ)
不起け求楽心(ふきけぐらくしん)
然作如是念(ねんさにょぜねん)
唯我世間独楽(ゆいがせけんどくらく)
而我能聞正法(にがのうもんしょうほう)
彼為是事故(ひいぜじこ)
為彼因彼縁故(いひいんひえんこ)
不生憂悲苦悩恨等(ふしょううひくのうこんとう)
彼如是離憂悲苦悩等已(ひにょぜりうひくのうとうい)
発如是心(ほつにょぜしん)
我堪能荷負如来所説一法句故(がたんのうかふにょらいしょせついっぽうくこ)
在阿鼻地獄住一劫若減一劫(ざいあびじごくじゅういちごうにゃくめついちごう)
彼如是無疲倦心已(ひにょぜむひけんしんい)
自然不行諸行(しぜんふぎょうしょぎょう)
而得一切種智(にとくっさいしゅち)
未得諸仏法而令速得(みとくしょぶつほうにれいそくとく)
善男子(ぜんなんし)
以是義故(にぜぎこ)
菩薩名為楽著諸法(ぼさつみょういらくじゃくしょほう)
爾時(にじ)
世尊(せそん)
欲重宣此義(よくじゅうせんしぎ)
而説偈言
大智楽諸法 (だいちらくしょほう)
而成諸仏子 (にじょうしょぶっし)
親近正妙法 (しんきんしょうみょうほう)
而不生疲倦 (にふしょうひけん)
敬心求正法 (けいしんぐしょうほう)
諸深心仏子 (しょじんしんぶっし)
及以心憶持 (きゅうじしんおくじ)
亦顕正妙行 (やくけんしょうみょうぎょう)。」
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【餓鬼の種類】
https://matome.naver.jp/odai/2141024486093322801/2141032295269646503
【悕望(けもう)】
貪欲や嫉妬から善人をねたみ、
彼らが苦労して手に入れた物を詐術的な手段で奪い取った者がなる。
亡き父母のために供養されたものしか食せない。
顔はしわだらけで黒く、手足はぼろぼろ、頭髪が顔を覆っている。
苦しみながら前世を悔いて泣き、
「施すことがなければ報いもない」と叫びながら走り回る。
【食唾(じきた)】
僧侶や出家者に、不浄な食物を清浄だと偽って施した者がなる。人が吐いた唾しか食べられない。
【食鬘(じきまん)】
仏や族長などの華鬘(花で作った装身具)を盗み出して自らを飾った者がなる。華鬘のみを食べる。
【食血(じきけつ)】
肉食を好んで殺生し、妻子には分け与えなかった者がなる。生物から出た血だけを食べられる。
【食肉(じきにく)】
重さをごまかして肉を売った者がなる。肉だけを食べられる。四辻や繁華街に出現する。
【食香烟(じきかえん)】
質の悪い香を販売した者がなる。供えられた香の香りだけを食べられる。
【疾行(しっこう)】
僧の身で遊興に浸り、病者に与えるべき飲食物を自分で喰ってしまった者がなる。
墓地を荒らし屍を食べる。疫病などで大量の死者が出た場所に、一瞬で駆けつける。
【伺便(しべん)】
人々を騙して財産を奪ったり、村や町を襲撃、略奪した者がなる。
人が排便したものを食し、その人の気力を奪う。体中の毛穴から発する炎で焼かれている。
【地下(じげ)】
悪事で他人の財産を手に入れた上、人を縛って暗黒の牢獄に閉じ込めた者がなる。
暗黒の闇である地下に住み、鬼たちから責め苦を受ける。
【神通(じんつう)】
他人から騙し取った財産を、悪い友人に分け与えたものがなる。
涸渇した他の餓鬼に嫉妬され囲まれる。神通力を持ち、苦痛を受けることがないが、
他の餓鬼の苦痛の表情をいつまでも見ていなければならない。