「宝雲経」の四文字でも
読経したり 聞いたり 書写したり 他人に教える事で
須陀おん果 斯陀含果
阿那含果 阿羅漢果
辟支仏果が得られ
一切の仏法を受持する事と同じくなるとされます。
以下 「宝雲経」の一部です。
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「菩薩摩訶薩(ぼさつまかさつ)
観於一切法発起善心(かんおいっさいほうほつきぜんしん)
以法為想(にほういそう)
心為先導(しんいせんどう)
当善持其心調順其心(とうぜんじごしんちょうじゅんごほう)
善持諸法調伏諸法(ぜんじしょほうちょうぶくしょほう)
見正法已(けんしょうほうい)
以是縁故便得寂定(にぜんえんこべんとくじゃくじょう)
心為境界(しんいきょうかい)
以心繁心漸入寂定(にしんはんしんぜんにゅうじゃくじょう)
以心住心正住三昧(にしんじゅうしんしょうじゅうさんまい)
心寂定故便能専一(しんじゃくじょうこべんのうせんいつ)
心専一故(しんせんいっこ)
次第無間(しだいむげん)
得定心故心常寂静(とくじょうしんこしんじょうじゃくせい)
心寂静故心生喜楽(しんじゃくせいこしんしょうきらく)
便除欲愛諸悪不善(べんじょよくあいしょあくふぜん)
有覚有観定生喜楽(うかくうかんじょうしょうきらく)
成就初禅(じょうじゅしょぜん)
無覚少観定生喜楽(むかくしょうかんじょうしょうきらく)
成就二禅(じょうじゅにぜん)
除喜得楽念捨(じょきとくらくねんしゃ)
得第三禅離喜楽(とくだいさんぜんりきらく)
行捨心(ぎょうしゃしん)
得第四禅(とくだいしぜん)
除我見(じょがけん)
離憂喜(りゆうき)
捨苦楽(しゃくらく)
浄念捨行四禅(じょうねんしゃぎょうしぜん)
一切解脱離色相(いっさいげだつなんしきそう)
如虚空(にょこくう)
衆生心相(しゅじょうしんそう)
虚空相等作一解脱観(こくうそうとうさいちげだつかん)
以是故(にぜこ)
色相滅(しきそうめつ)
空相生(くうそうしょう)
悩壊相已滅(のうかいそういめつ)
無返虚空相成(むへんこくうそうじょう)
従無辺虚空相以次観識(じゅうむへんこくうそうにじかんしき)
識無辺故(しきむへんこ)
虚空相滅(こくうそうめつ)
観識漸損乃至少識(かんしきぜんそんだいししょうしき)
名為不用処(みょういふようしょ)
復観此識若有(ぶかんしいしきにゃくう)
若無(にゃくむ)
是名非想非非想処(ぜみょうひそうひひそうしょ)
滅諸想受(めつしょそうじゅ)
是名滅定(ぜみょうめつじょう)
菩薩雖入滅定而不捨教化衆生(ぼさつすいにゅうめつじょうにふしゃきょうかしゅじょう)
亦不永楽滅定以為寂静(やくふえいらくめつじょうにいじゃくせい)
不捨滅定而能慈悲普覆衆生(ふしゃめつじょうにのうじひふふくしゅじょう)
於滅定中乃至起悲喜捨心亦復如是(おめつじょうちゅうだいしきひきしゃしんやくぶにょぜ)
菩薩(ぼさつ)
爾時(にじ)
便獲五神通(べんかくごじんつう)
而不以十二門禅(にふにじゅうにもんぜん)
五神通等以為自足(ごじんつうとうにいじそく)
方求上法阿耨多羅三藐三菩提(ほうぐじょうほうあのくたらさんみゃくさんぼだい)
荘厳之具(そうごんしぐ)
功徳満足(くどくまんぞく)
善男子(ぜんなんし)
具此十事是名菩薩具禅波羅蜜(ぐしじゅうじぜみょうぼさつぐぜんはらみつ)
善男子(ぜんなんし)
菩薩復有十法名為智慧満足(ぼさつぶうじっぽうみょういちえまんぞく)
何等為十(かとういじゅう)
具無我善(ぐむがぜん)
善解業報(ぜんげごうほう)
善解有為法(ぜんげういほう)
善解生死相続不絶(ぜんげしょうじそうぞくふぜつ)
善解生死出要之法(ぜんげしょうじしゅつようしほう)
善解声聞辟支二乗之法(ぜんげしょうもんへきしにじょうしほう)
善解摩訶衍(ぜんげまかえん)
善解遮魔業智慧(ぜんげしゃまごうちえ)
不顛倒智慧(ふてんどうちえ)
無等智慧(むとうちえ)
善男子(ぜんなんし)
云何具無我善(うんかぐむがぜん)
菩薩以智観察(ぼさつにちかんさつ)
色受想行識(しきじゅしょうぎょうしき)
観色不生(かんしきふしょう)
不起不見起因(ふきふけんきいん)
受亦不生(じゅやくふしょう)
不起不見起因(ふきふけんきいん)
想亦不生(そうやくふしょう
不起不見起因(ふきふけんきいん)
行亦不生(ぎょうやくふしょう
不起不見起因(ふきふけんきいん)
識亦不生(しきやくふしょう
不起不見起因(ふきふけんきいん)
滅亦不生(めつやくふしょう
不起不見起因(ふきふけんきいん)
第一義諦亦不見(だいいちぎていやくふけん)
不生不起(ふしょうふき)
世諦(せいてい)
第一義諦(だいいちぎてい)
但有假名而無実体(たんうかみょうにむじったい)
雖知諸法虚寂而不捨於精進(すいちしょほうこじゃくにふしゃおしょうじん)
深矜一切衆生(しんきょういっさいしゅじょう)
如救頭然(にょきゅうずねん)
如救衣裳然(にょきゅうえしょうねん)
勤修方便(ごんしゅうほうべん)
不懈不捨(ふけふしゃ)
為一切衆生(いっさいしゅじょう)
故而求阿耨多羅三藐三菩提果(こにぐあのくたらさんみゃくさんぼだいか)
荘厳具足(そうごんぐそく)
是名菩薩無我善根(ぜみょうぼさつむがぜんこん)。」