「入法界体性経」の経文の一部でも
読経したり 聞いたり 書写したり 他人に教える事で
不断の弁才が得られるとされます。
以下 「入法界体性経」の一部です。
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「爾時(にじ)
世尊告文殊師利童子言(せそんこくもんじゅしりどうじごん)
文殊師利(もんじゅしり)
是舎利弗比丘(ぜしゃりほつびく)
今在門外(こんざいもんがい)
為欲聴法(いよくちょうほう)
汝令使入(じょれいしじゅ)
文殊師利言(もんじゅしりごん)
世尊(せそん)
若彼舎利弗際(にゃくひしゃりほつさい)
若法界際(にゃくほうかいさい)
世尊(せそん)
此二際(しにさい)
豈有在内在外若中間二耶(かいうざいないざいがいじゃくちゅうかんにや)
仏言不也(ぶつごんふや)
文殊師利言(もんじゅしりごん)
世尊(せそん)
言実際者(ごんじっさいしゃ)
亦非実際(やくひじっさい)
如是際非際(にょぜいさいひさい)
無内無外(むないむがい)
不来不去(ふらいふきょ)
世尊(せそん)
長老舎利弗際(ちょうじゃしゃりほつさい)
即是実際(そくぜじっさい)
舎利弗界(しゃりほつかい)
即是法界(そくぜほうかい)
世尊(せそん)
然此法界(ねんしほうかい)
無出無入(むしゅつむじゅ)
不来不去(ふらいふきょ)
其長老舎利弗(ごちょうろうしゃりほつ)
従何処来(じゅうかしょらい)
当入何所(とうじゅかしょ)
仏言(ぶつごん)
文殊師利(もんじゅしり)
若我在内(にゃくがざいない)
共諸声聞語論(くしょしょうもんごろん)
汝在於外而不聴入(じょざいおがいじふちょうじゅ)
汝意豈不生苦悩想耶(にょいかいふしょうくのうそうや)
文殊師利言(もんじゅしりごん)
不也世尊(ふやせそん)
何以故(かにこ)
世尊凡所説法不離法界(せそんぼんしょせっぽうふりほうかい)
如来説法即是法界(にょらいせっぽうそくぜほうかい)
法界即是如来説法界(ほうかいそくぜにょらいせっぽうかい)
如法界言説界(にょほうかいごんせつかい)
無二別無所有(むにべつむしょう)
名者説者(みょうしゃせつしゃ)
此等皆不離法界(しとうかいふりほうかい)
世尊(せそん)
以是義故(にぜぎこ)
我不苦悩(がふくのう)
世尊(せそん)
若我恒河沙劫等(にゃくがごうがしゃごうとう)
不来至世尊説法所(ふらいしせいそんせっぽうしょ)
我時不生愛楽(はじふしょうあいらく)
亦無憂悩(やくむうのう)
何以故(かにこ)
若有二者即生憂悩(にゃくうにしゃそくしょうゆうのう)
法界無二故無悩耶(ほうかいむにこむのうや)
爾時(にじ)
世尊告長老(せそんこくちょうろう)
舎利弗言(しゃりほつごん)
舎利弗(しゃりほつ)
汝来入聴(じょらいじゅちょう)
文殊師利弁才耶(もんじゅしりべんさいや)
舎利弗言(しゃりほつごん)
唯然世尊(ゆいねんせそん)
我甚楽聞(がじんらくもん)
今在室外(こんざいしつがい)
欲聴世尊及(よくちょうせそんきゅう)
文殊師利童子所説(もんじゅしりどうじしょせつ)
爾時(にじ)
文殊師利白仏言(もんじゅしりびゃくぶつごん)
世尊(せそん)
令長老舎利弗得入聴法(れいちょうろうしゃりほつとくじゅちょうほう)
爾時(にじ)
世尊告長老舎利弗言(せそんこくちょうろうしゃりほつごん)
舎利弗汝来前入(しゃりほつじょらいぜんじゅ)
舎利弗言(しゃりほつごん)
善哉世尊(ぜんざいせそん)
即前入室頂礼仏足(そくぜんじゅしつちょうらいぶっそく)
退坐一面(たいざいちめん)
爾時(にじ)
文殊師利言(もんじゅしりごん)
長老舎利弗(ちょうろうしゃりほつ)
汝見何義故而来此耶(じょけんかぎこじらいしや)
舎利弗言(しゃりほつごん)
文殊師利(もんじゅしり)
我欲聴法故来此耳(がよくちょうほうこらいしに)
此処応有最勝法義(ししょおううさいしょうほうぎ)
以有文殊師利与世尊共処(にうもんじゅしりよせそんくしょ)
各有論説必有妙美(かくうろんせつひつうみょうみ)
当有甚深最勝法義(とううじんじんさいしょうほうぎ)
時文殊師利言(じもんじゅしりごん)
如是如是(にょぜにょぜ)
舎利弗(しゃりほつ)
我説甚深最勝法(がせつじんじんさいしょうほう)
舎利弗言(しゃりほつごん)
文殊師利(もんじゅしり)
此説法以何義為甚深最勝(しせっぽうにかぎいじんじんさいしょう)
文殊師利言(もんじゅしりごん)
舎利弗(しゃりほつ)
此法難知(しほうなんち)
以無器故(にむきこ)
凡所説無所発起(ぼんしょせつむしょほつき)
此所説法不為発起故(ししょせっぽうふいほつきこ)
凡夫亦不為発起(ぼんぷやくふいほつき)
阿羅漢法亦不為発起(あらかんほうやくふいほつき)
如来法起発此説法(にょらいほうきほつしせっぽう)
以無所依無能依故(にむしょえむのうえこ)
発此説法(ほつしせっぽう)
是故説法平等(ぜこせっぽうびょうどう)
平等無有住処(びょうどうむうじゅうしょ)
畢竟寂静(ひっきょうじゃくせい)
説諸法故(せつしょほうこ)
此無所住故称最勝(しむしょじゅうこしょうさいしょう)
舎利弗言(しゃりほつごん)
文殊師利(もんじゅしり)
以何義故作如是説(にかぎこさにょぜせつ)
阿羅漢漏尽非受此法器(あらかんろうじんひじゅしほうき)。」