(武 田 茜)
ζ~( `m´)~ζ 「…視聴者の皆さん こんにちは☆
本日の 大プロレスリングでありますが、
大本本部の 凄みか
宮地神仙道の ストロングスタイルか、
チラリズム梅子と
出口日出麿が
世代性別 所属チームなどの
あらゆる違いを超えて 初めて 激突いたします!」
(武 田 茜)
ζ~( `m´)~ζ 「…そして
この放送席もまた
初の 兄妹実況&解説という事で」
(武 田 茜)
ζ~( `m´)~ζ 「…本日の 一本勝負、
実況は私 武田あかね、
解説は 武闘派現代文講師 出口ヒロシで
お送り致します☆」
(武 田 茜)
ζ~( `m´)~ζ 「…そのような 訳ですが、
兄さん さっきから何を読んでいるの?」
(出 口 汪)
( `m´)つ 「…うーん
さっきから 日出麿が
〔かつらぎぼたえもん〕のペンネームで出した
ぼたえもん童話集に 目を通してみているんだけど」
(出 口 汪)
( `m´)つ 「…子供のために 子供の目線で書いた作品ではなくて
あくまで大人目線という感じが しないでもないんだよね。
読んで 心が温まる感じではなくて
大人が計算し尽くして書いた
どこかひねくれた感じの話というか。」
(出 口 汪)
( `m´)つ 「…ここに 『三人それぞれ』という ぼたえもん童話があって
甲乙丙の3人が 神に命じられて
早く良質な米を作る競争になり
甲は せっかちで 早く米作りにかかり
乙は 目上の人に 良質な米を作る方法を聞きに行き
丙が よそから米を盗みに行く
結局 甲乙の2人が 同じ評価になり
しかも甲も 素直に褒めてもらえないという、
こういう感性を 大本の信仰面に反映させたら
他人の 最善を尽くそうとする努力を
素直に認められない人間になってしまいそうだよね。」
(武 田 茜)
ζ~( `m´)~ζ 「…それでは
両選手の入場であります。
まずは 大本本部サイド、
出口日出麿ーーーーーーー!」
(出口日出麿)
( `m´)
\ ヒデ様ー! ヒデ様ー! ヒデ様ー!/
( `m´)つζ~( `m´)~ζつ( `m´)ζ~( `m´)~ζ
(武 田 茜)
ζ~( `m´)~ζ 「…尊師入場であります!
ヒデ様コールの中
自信に満ちた 入場シーンであります。
さあ リングに入った!
(出口日出麿)
( `m´) 「…惟神霊幸倍坐世(かんながら たまちはえませ)!!」
(武 田 茜)
ζ~( `m´)~ζ 「…日出麿の
惟神霊幸倍坐世(かんながら たまちはえませ)の 雄たけびが
館内に こだましております。」
(武 田 茜)
ζ~( `m´)~ζ 「…そして
変性女子
チラリズム梅子ーーーーーーーーーーーーーー!」
|・)
(武 田 茜)
ζ~( `m´)~ζ 「…無表情で 入場して参りました
チラリズム梅子、
梅で開いて 松で治める試合とする事ができるのか。」
\ ♪ 神が表に現われて 善と悪とを 立別ける /
( `m´)( `m´)( `m´)( `m´)( `m´)
(武 田 茜)
ζ~( `m´)~ζ 「…本日の試合は
通常ルールに則って 行われます。
さあ ゴングが鳴りましたが、
この歴史的な試合のゴングの音も
観衆の歌う 大本宣伝歌の歌声に かき消されてしまった!」
(出口日出麿)
( `m´)つつつつつ |・)
(武 田 茜)
ζ~( `m´)~ζ 「…さあ
まずは 日出麿が 撹乱作戦に出たようであります。
名づけて ぼたえもん撹乱作戦、
序盤戦は 日出麿が優勢でありましょうか!」
(出口日出麿)
( `m´)つ |・)
(武 田 茜)
ζ~( `m´)~ζ 「…日出麿が 梅子の左腕を取った!
積極果敢に 梅子を攻めてゆく!!」
|・)

(出口日出麿)
( `m´)!
(武 田 茜)
ζ~( `m´)~ζ 「…おっと
梅子の左腕を取った反動で
梅子の左胸についていた 平田紋が外れ
日出麿の額に直撃!
日出麿は その衝撃で倒れ込んでしまったーーー!」
|・)ノ
(出口日出麿)
( `m´)つ…
(武 田 茜)
ζ~( `m´)~ζ 「…梅子が すかさず
日出麿を上から押さえ込んだ!!
ワン・ツー・スリーーーーーーーーーーー!!
宮地神仙道の勝利ーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!」
|・)v
(出口孝樹)
( `m´)つ 「…変性女子が 大本本部に勝ったようだし
それじゃあ 一緒に愛善荘に帰ろう。」
|・)
|・) 「おっと
振り向けば 孝樹、
愛善荘の教主補の 不法乱入になりました所で
会場より失礼いたします。
それでは皆さん 御機嫌よう!!」
|ミ サッ