「詩篇57」「詩篇37」「詩篇70」「詩篇112」を読誦して祈る事で
神性の賜物が得られるとされます。
(詩篇57)
「神よ、私を あわれんでください。
私を あわれんでください。
私の魂は あなたに寄り頼みます。
滅びの嵐の過ぎ去るまでは あなたの翼の陰を 私の避け所とします。
私は いと高き神に呼ばわります。
私のために すべての事をなしとげられる 神に呼ばわります。
神は天から送って私を救い、
私を踏みつける者をはずかしめられます。
すなわち神はそのいつくしみと まこととを 送られるのです。
私は 人の子らをむさぼり食らう獅子の中に横たわっています。
彼らの歯はほこ、また矢、彼らの舌は鋭いつるぎです。
神よ、みずからを天よりも高くし、みさかえを全地の上にあげてください。
彼らは 私の足を捕えようと網を設けました。
私の魂はうなだれました。
彼らは私の前に穴を掘りました。しかし彼らは みずからその中に陥ったのです。
神よ、私の心は定まりました。
私の心は定まりました。
私は歌い、かつほめたたえます。
わが魂よ、さめよ。立琴よ、琴よ、さめよ。私は しののめを呼びさまします。
主よ、私はもろもろの民の中であなたに感謝し、もろもろの国の中であなたをほめたたえます。
あなたのいつくしみは大きく、天にまで及び、あなたのまことは雲にまで及びます。
神よ、みずからを天よりも高くし、みさかえを全地の上にあげて下さい。」
(詩篇37)
「悪をなす者のゆえに、心を悩ますな。不義を行う者のゆえに、ねたみを起すな。
彼らはやがて草のように衰え、青菜のようにしおれるからである。
主に信頼して善を行え。そうすればあなたはこの国に住んで、安きを得る。
主によって喜びをなせ。主は あなたの心の願いを かなえられる。
あなたの道を主にゆだねよ。主に信頼せよ、主はそれをなしとげ、
あなたの義を光のように明らかにし、あなたの正しいことを真昼のように明らかにされる。
主の前にもだし、耐え忍びて主を待ち望め。おのが道を歩んで栄える者のゆえに、
悪いはかりごとを遂げる人のゆえに、心を悩ますな。
怒りをやめ、憤りを捨てよ。心を悩ますな、これはただ悪を行うに至るのみだ。
悪を行う者は断ち滅ぼされ、主を待ち望む者は国を継ぐからである。
悪しき者は ただしばらくで、うせ去る。あなたは彼の所をつぶさに尋ねても彼はいない。
しかし柔和な者は国を継ぎ、豊かな繁栄をたのしむことができる。
悪しき者は 正しい者にむかってはかりごとをめぐらし、これにむかって歯がみする。
しかし主は 悪しき者を笑われる、彼の日の来るのを見られるからである。
悪しき者は つるぎを抜き、弓を張って、貧しい者と乏しい者とを倒し、
直(なお)く歩む者を殺そうとする。
しかし そのつるぎは おのが胸を刺し、その弓は折られる。
正しい人の持ち物の少ないのは、多くの悪しきの者の豊かなのにまさる。
悪しき者の腕は折られるが、主は正しい者を助けささえられるからである。
主は 全(まった)き者のもろもろの日を知られる。彼らの嗣業はとこしえに続く。
彼らは災いの時にも恥をこうむらず、ききんの日にも飽き足りる。
しかし、悪しき者は滅び、主の敵は牧場の栄えの枯れるように消え、煙のように消えうせる。
悪しき者は物を借りて返すことをしない。しかし正しい人は寛大で、施し与える。
主に祝福された者は国を継ぎ、主にのろわれた者は断ち滅ぼされる。
人の歩みは主によって定められる。主はその行く道を喜ばれる。
たとい その人が倒れても、全く打ち伏せられることはない、主がその手を助けささえられるからである。
私は、むかし年若かった時も、年老いた今も、正しい人が捨てられ、
あるいはその子孫が食物を請いあるくのを見たことがない。
正しい人は常に寛大で、物を貸し与え、その子孫は祝福を得る。
悪をさけて、善を行え。そうすれば、あなたはとこしえに住むことができる。
主は公義を愛し、その聖徒を見捨てられないからである。正しい者はとこしえに助け守られる。
しかし、悪しき者の子孫は断ち滅ぼされる。
正しい者は国を継ぎ、とこしえにその中に住むことができる。
正しい者の口は知恵を語り、その舌は公義を述べる。
その心には神のおきてがあり、その歩みはすべることがない。
悪しき者は正しい人をうかがい、これを殺そうとはかる。
主は正しい人を悪しき者の手にゆだねられない、またさばかれる時、これを罪に定められることはない。
主を待ち望め、その道を守れ。そうすれば、主はあなたを上げて、国を継がせられる。
あなたは悪しき者の断ち滅ぼされるのを見るであろう。
私は悪しき者が勝ち誇って、レバノンの香柏(こうはく)のようにそびえたつのを見た。
しかし私が通り過ぎると、見よ、彼はいなかった。私は彼を尋ねたけれども見つからなかった。
全(まった)き人に目をそそぎ、直き人を見よ。おだやかな人には子孫がある。
しかし罪を犯す者どもは共に滅ぼされ、悪しき者の子孫は断たれる。
正しい人の救いは主から出る。主は彼らの悩みの時の避け所である。
主は彼らを助け、彼らを解き放ち、彼らを悪しき者どもから解き放って救われる。
彼らは主に寄り頼むからである。」
(詩篇70)
「神よ、みこころならば 私をお救いください。主よ、すみやかに私をお助けください。
私のいのちをたずね求める者どもを 恥じあわてさせてください。
私の そこなわれる事を願う者どもを うしろに退かせ、恥を負わせてください。
「あはぁ、あはぁ」と言う者どもを 自分の恥によって 恐れおののかせてください。
すべてあなたを尋ね求める者は あなたによって喜び楽しむように。
あなたの救いを愛する者はつねに「神は大いなるかな」ととなえるように。
しかし、私は貧しく、かつ乏しい。神よ、急いで私に来てください。
あなたはわが助け、わが救主です。主よ、ためらわないでください。」
(詩篇112)
「主をほめたたえよ。主をおそれて、その もろもろの戒めを大いに喜ぶ人はさいわいである。
その子孫は地において強くなり、正しい者のやからは祝福を得る。
繁栄と富とはその家にあり、その義はとこしえに、うせることはない。
光は正しい者のために暗黒の中にもあらわれる。主は恵み深く、あわれみに満ち、正しくいらせられる。
恵みを施し、貸すことをなし、その事を正しく行う人はさいわいである。
正しい人は決して動かされることなく、とこしえに覚えられる。
彼は悪いおとずれを恐れず、その心は主に信頼してゆるがない。
その心は落ち着いて恐れることなく、ついに そのあだについての願いを見る。
彼は惜しげなく施し、貧しい者に与えた。その義はとこしえに、うせることはない。
その角は誉(ほまれ)を得てあげられる。
悪しき者はこれを見て怒り、歯をかみならして溶け去る。悪しき者の願いは滅びる。」
「三毒や欲望が滅し 速やかに神通を顕す」
薬指と小指を合掌させ
左右の中指を内縛し
左右の人差し指を軽く曲げて 指先同士を付けて
左右の親指を左が上になるようにして
指の内側の円周に置きます。
手印を結んだ両手を頭上に載せて 21遍誦す。
「オン・バラ・バラ・サンバラ・サンバラ
インジリア・ビシュダニ・ハハ・ルル・シャレ・ガル・シャレ・ソワカ。」
1遍誦す。
「願此生速開(がんししょうそくかい)
智慧成仏(ちえじょうぶつ)
救度衆生(きゅうどしゅじょう)
不求余果(ふぐよか)。 」
頭上で手印を解いて ゆっくり手を降ろす。
このようにして 三毒や欲望が滅し 速やかに神通を顕す事ができるとされます。
「紅黄色トゥレバ・ターラ菩薩の加持を受ける」
「礼敬トゥレバ帝母 (らいけいとぅればていも)
足躡相勢ウン字種(そくじょうそうせいうんじしゅ)
妙高曼遮賓陀山(みょうこうまんしゃひんださん)
於此三処能動揺(じんしさんしょのうどうよう)。」
「オン・タレ・トゥタレ・トゥレ
サルバ・ダイモバニ・タレ・ソーハー。」(何遍も誦す)