臨終において 自己の一霊が
身体のいずこの部位より 体外に出て 肉体を離れるかによって
来世の行き先が決定するというのは
道教と仏教に共通する見方であり、
道教では 足裏の「湧泉」から 一霊が出た場合は 地獄に転生する、
チベット仏教では 肛門から 一霊が出た場合は 地獄に転生するなどの
細かな部位の認識の違いが見られますが、
道教でも仏教でも
「頭頂穴から一霊が 体外に出る事によってのみ解脱できる」という教えが共通しており、
出神法で 頭頂から出神して仙界に入るとされているのは
そのような原理に基づいている事であり
逆に 魔界に入るためには
下腹部の会陰より出神する事を要するようです。
そこで 臨終の時に
三悪趣に通じる部位を閉じて
頭頂穴が開くように観じる事を要するのですが、
こちらは道教式の解脱法で、
練習しておく事で 臨終の際に行う事が容易となります。
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道教式
足裏の「湧泉」から 一霊が出た場合は 地獄に転生する
膝の下部にある「足三里」から 一霊が出た場合は 畜生界に転生する
下丹田から 一霊が出た場合は 天狗界に転生する
胸の中央から 一霊が出た場合は 人界に転生する
眼から 一霊が出た場合は 阿修羅界に転生する
頭頂から金色の仏光が降り注ぐ様子を観じつつ
「開天門(かいてんもん)
生仏道(しょうぶつどう)。」と念じる。
湧泉・足三里・下丹田・胸の中央と両眼に 「封」の文字がある様子を観じつつ
「閉地戸(へいちこ)
絶六道(ぜつりくどう)。」と念じる。
「極楽三聖(ごくらくさんしょう)
速速為○○(そくそくい 自分の名前)
開天門(かいてんもん)
抜出元神生仏道(ばっしゅつげんしんしょうぶつどう)。」
と念じながら
蓮華を持った阿弥陀仏と
観世音菩薩・大勢至菩薩が出現して 金色の光を放ち
自己の一霊を導かれる様子を観じる。
「陰魄を焼き 自己を純陽とならしめる」
「生命の樹」の中央の柱を観じて 意識を集中させて
また 自己の眉間に「サメク字」
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0a/32/bb1f57fe8dbd3e26a317ff65db8268ad.jpg)
胸の中央に 「ヨド字」
臍部に 「テト字」が
燃え上がっている様子を観じ
自己が息を吐くたびに その煌く炎が 聖なる息吹となるのを観じ
自己の目の前に 霊的な好友と、
また悪霊や魔物達が一緒にある様子を観じてから
「生命の樹」の 「峻厳の柱」の
「ビナー」→「ゲブラー」→「ホド」へと意識を至らせて誦す。
★「ソ・ヨ・ト。」
★「ハ・ハ・ハ・ペイ・ペイ・ペイ・イサー。」
そして 目の前にいる
悪霊や魔物達に 炎の息吹を吹きかけて
彼らを焼き尽くす様子を観じて それから誦す。
★「ヤ・ラ(Lの発音)・ヨ。」
★「アー。」
そして 霊的な好友達が 神の光の中に融け入ってゆく様子を観じて誦す。
★「ヤー・エル(Lの発音)・ヤーウェ・ツァバオト。」
そして 霊的な好友達が 「生命の樹」の一行の中で
聖油を降り注いで広げる様子を観じて誦す。
★「アドナイ・イエシュア・メシアー。」
「木星の力を受け発達させる」
クンダリーニ・ヨガにおける修練です。
安楽座で座し
左手の中指の真ん中で 右手の中指の真ん中を引っ掛けるようにして
その両手を 胸の中央か 眉間の前に置く。
呼吸は 口から気を飲み込むようにして吸い込み
鼻孔から息を吐き出す。
目線を鼻先に落として 心の中で誦すか聞く。
★「ハル・ハル・ハル・ハル・ゴビンデイ
ハル・ハル・ハル・ハル・ムカンデイ
ハル・ハル・ハル・ハル・ウッダーレイ
ハル・ハル・ハル・ハル・アパーレイ
ハル・ハル・ハル・ハル・ハリーアン
ハル・ハル・ハル・ハル・カリーアン
ハル・ハル・ハル・ハル・ニルナーメイ
ハル・ハル・ハル・ハル・アカーメイ。」
これを 正式には24分間続ける事になっていますが、
24分間行わなくても それなりの効果が得られそうです。
また このセットが終わったら
次は 指を組んだままで両手を頭上に持ち上げて 5分間同様に行い、
次に 下丹田に 指を組んだままの両手を置いて
同様に 正式には31分間行う事になります。