日々のつれづれ

日々うららかでありますようにと願ったけれど、平穏な日々は続かない。
穏やかな老後は訪れるか。

入院の後

2007-03-26 | 実家に関すること
一昨年の今頃は実家に泊まっていました。
入院した父が3月24日に退院したので、それから施設入所までの40日を両親と生活しました。

入院した父は安定剤を処方され少し落ち着いたようでしたが、暴力的な状態は完全には無くならずベッドから落ちそうになったり義妹に掴みかかったりしたそうです。
また、もともと食は細い父ですがお菓子を欲しがるようになり夜中でも袋菓子を一袋食べてしまうようになりました。
病院食はそれほど食べないのに異常にお菓子を欲しがるのです。
その状態は病院にいる間続きました。

父は秋口に尿の出が悪く前立腺の検査で入院し、年末には便秘で苦しみ、いつもなら下剤の処方で対処していたのが大腸の検査をしなければいけないと言われ、そういう検査のストレスが引き金になっての錯乱ではなかったかと思いました。
また長年に亘る薬の飲用と加齢で薬の代謝が悪くなっていた事も一因であったのではないでしょうか。
入院中に薬の整理をし、それからは最低限の薬を投与して頂いています。
入所してからの安定は心理的な安心のほかに少なくなった薬も関係がある、と私は思っています。

2ヶ月の入院の後、父は退院することになるのですが、退院後のことについてケアマネさんや病院のソーシャルワーカーさんには大変お世話になりました

母はもう、父を在宅で見る気力を失っていました。
私が同居を提案したのですが、母は施設に入所させたい意向でした。折り良く5月に病院を母体とする介護施設が開所する予定で、そちらに入所できれば一番良いと思っていたのです。
長年入退院を繰り返していた父の、顔見知りの看護士さんが何人かその施設に勤務するようで、それも心強いことでした。
施設の責任者は以前お世話になったケアマネさんでした。父の入所を確約して頂いて、ようやく母は安心を得ることができたのです。

3月末に退院の運びとなり入所までの期間をどうするかという話になった時、父の主治医が理事をしている療養型の病院に入院させたら、という提案が出ました。
父が安心しているのは掛かりつけの病院だからで、まったく別の病院に移る事は心を不安定にし状態がまた悪くなるということもあり得ますし、なにより一度は自宅に帰したい。
「私が泊まるから」と母を説得しました。
義妹は父が転院すると思っていたようで、その話を母から聞いて「えっ!」と言ったきり何も言葉が無かったそうです。




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