うさぎくん

小鳥の話、読書、カメラ、音楽、まち歩きなどが中心のブログです。

オフィスの移転

2020年10月23日 | 日記・エッセイ・コラム

今日23日がこれまで働いてきたオフィスの最終日。月曜からは新しいオフィスに移転する。

移転の発表があったのがたしか6月ぐらいかな。

移転プロジェクトの委員となって・・、別にたいした仕事はしなかったけど、さいしょのころは随分先の話だよなあなんて、会議で話していたものだが・・とうとう来ちゃいましたねこの日が。。

僕はあしかけ10か月くらいここに通ったことになるが、まあ色々ありましたね。さいしょは通勤ルートにも慣れなくて、オフィスのエレベーターに長蛇の列ができていることにびっくりしたり、(1月だったから)外が寒くて、昼休みにオフィスを出て食事になかなか行けなかったり。

そのうち緊急事態で在宅勤務が始まって。。
写真の地下レストラン街も一時期は全滅で、コンビニすら閉店休業していた。
前に書いたと思うが、この街界隈は昔、別の会社に勤務していたころにも通っていた。街の様子は変わってないところもあれば、面影のないところもある。

昔は昼休みになると、昼めし食いに周りをあちこち歩いていたんだよね。今思うとかなり遠くまで歩いていた。

もうなくなってしまったが、50年代の渋いジャズの流れるとんかつ屋とか、好きで良く行っていた。あなご丼のおいしい店ってのもあったな。あと、和食の定食が食べられる店。夜はパブかなにかになる店で、家族総出でお店やっているところもよく行っていた。

今はそういう食べ歩きをぜんぜんしなくなってしまった。
この界隈に限らず、前職の頃もある時期からスタバに毎日入り浸って、ずっとおなじようなものを食べていた。
本読みたいとか、外から帰ると仕事モードに切り替えるのが大変とか、なんか心境の変化があったようだ。

20年くらい前にいた会社がかなりブラックなところで、ベテランの人が辞めて人を入れたことがあった。

何人か面接をして、一人の方に1月から働いてもらうことになった。

僕と同じ業界の出身の人で、僕より5つぐらい年が上だったかな。
履歴書の写真は少し若い頃のものだったけど、お会いしてもちょっと可愛い感じの方で。。
たしか郊外の実家にご両親と住んでおられた。夜はよく近所のジムに通っている、と話していた。

入社初日、緊張している様子だったので、部下の子(離れた部屋にいる男性を除き、全員女性だった。直属の上司も女性だった。苦労が多かったな色々・)に「経費申請していいから、一緒にどこかお昼につれてってあげて」と小声で伝えた。

しかし「いや、わたしはいいです・そういうことは上司であるうさぎさんがやってくださいよ!」と言われてしまう。

仕方がないので、何故かはにかみながら「あの・・・よかったらお昼、ご一緒しませんか」と誘ってみた。

周りから声にならない声で「うふふwww」というのが伝わってきたのを覚えている。。

これ、今思うとけっこう苦い話で。。
というのも、何しろブラック企業なので、なにかと理不尽な仕事とか、ひどい超過勤務とかが横行していた。
きちんとしたご家庭に育ちしっかりした会社に勤めていた彼女には、かなり期待を裏切る待遇になってしまったのだ。

ほんとうはちょっとおちゃらけたところのある、可愛い人なんだけど、直属の上司であった僕には結構怒りをぶつけていた。僕も中間管理職だったので、どうしようもなかったのだ。。

結局、僕も3月にはそこを辞めることになる。

最後まで僕のこと怒っていたようけど、あれは送別会だったかな、さいしょ来ないようなこと言ってたのに来てくれた。
そのときの、赤いベレー帽を被った姿が、ちょっと素敵だな、と思った。。

僕は辞めるので管理はしなかったが、そのときには僕の上司に辞表を出してたと、最後の頃聞いた。
なんでそんなこと思い出したかな。

まあ、それを想えば、今はしあわせだな・。
とにかくまあ、時間のたつのははやいねえ。。

コメント
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