7年前に室内用に買ったヘッドフォンがだめになってきた。
楽器用(電子ピアノ)用に勝ったのだが、当時はあまり電子ピアノは使っていなくて、テレビを見たり、レコーダーを聞いたりと、色々使っていた。開放型で装着感もゆるくて疲れなかったので、割と重宝していた。
ATH-AD300といい、同じシリーズで400,500があったがこれがエントリーモデル。
もともと音質などわからないが、そもそも微細な音を聞き分けるために買うのではないし、聞き比べても大した差はないと思ってこれにした。
引っ越しのとき箱に入れたままどこに行ったか分からなくなっていた。
先日見つけたので、取り出してみると、黒い粉がはらはら落ちる。
おや、と思って調べると、ウイングという、頭を支える部分の、スポンジが劣化している。
ヘッドフォンというもの、大事に使っていても4-5年もすると必ずダメになる。たいていは耳当てが劣化してしまうが、中にはハウジングがべたべたになることもある。やわらかい樹脂はいずれにしても寿命が短いようだ。
耳当ては交換部品を買ったことがあるが、ウイング部分は普通売ってないよな、と思い、買い替えを決意した。
ただ、その時はわからなかったが、オーディオテクニカのサイトに行くと、ウイングを含め修理部品は買えるみたいですね。
同じものは売っていなかったが、5-6千円の予算で選んだ。これはATH-AVA500。たしかこれより上のモデルは、1万円を超えるぐらいだったと思う。
歴代このくらいの価格のものを買っているので、今回もこれにした。
7年前のAD300の後継にあたるのだろうけど、少しコストダウンされているな、という感じが目立つ気がする。
ウイングは左右に分かれていなくて、頭頂部を覆うような形をしている。
装着感もぜんたいにややきついようだ。
古いのは捨ててしまうつもりでいたが、まだ残してある。