百菜健美☆こんぶ家族ラボ

おいしい
と感じることは生きる喜びに
そして笑顔になります。
舌で味わい、
目は閉じていても
耳は心で。

新蓮根(しんれんこん)・レンコン

2022-06-04 | 昆布

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日中は汗ばむ時もありますが、夜はまだ少し肌寒く、体調管理が難しい時期。

ちょっと喉の調子が悪いなど体調の変化を感じても、薬を飲むほどではないなぁなんて時はありませんか? 

そんな時は民間療法で昔から薬効が伝えられているれんこんの出番。

新れんこんは市場などで、5月ごろから熊本産、徳島産、茨城産の順で店頭に並びます。
真っ白で、切り口をみると水がしたたるような水々しさがあり、シャキシャキした爽快感が何とも心地よい。

きんぴらやサラダなどにうってつけですが、喉のケアには皮ごとすりおろして椀物などにしていただきましょう。

小鍋に1人分約150ccの水と大さじ2のすりおろしたれんこん(皮ごとすりおろす)を入れてひと煮立ちさせるととろみが付き、透明感がでます。

醤油少々で味付けし、おぼろ昆布などを加えると喉の不調に効く椀物になります。

まるでお粥のような優しいとろみがあるので、小さいお子さんやご年配の方も食べやすいですよ。
れんこんの特有の粘りは胃腸を保護します。

造血のビタミンと呼ばれるビタミンB6も含むので、貧血の予防にもよいそうです。

れんこんを料理する時は、酸化して黒くなるので鉄製での調理はさけましょう。

 

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黒きくらげ・老化防止・薬膳

2022-06-02 | 昆布

まいにち食薬養生帖・井澤由美子・黒きくらげ・キクラゲ・木耳・薬膳・食養生

 

八百屋さんで柔らかそうな生きくらげを見つけました。

最近では国産の生きくらげをあちこちで見かけるようになり、嬉しい限り。

きくらげはキノコの一種で黒、白の2種類があります。

生きくらげはぷるぷるとした食感、乾燥させたものはコリコリとした独特の食感が楽しい。

生の黒きくらげの下処理として、あれば固めの石づきを取り、熱湯で(表示通り)茹でて食べやすく切ります。

生姜醤油や酢の物、春雨中華サラダに入れる、炒め物に加えるなどシンプルに楽しみます。

その他、お噌汁やスープ、鍋物に入れる(私はおでんに加えるのが好き)など。

加熱調理するものは、下ゆでなしでもOK、食感を生かして調理します。

薬膳では足腰の弱りや白髪など、老化が気になる時は率先して黒いものを食すとされています。

黒ごまや黒ごま油を足すのも良いですね。鉄分も多く、食物繊維も豊富です。

タンパク質やビタミンCと一緒に摂取すると、効率よく体に吸収できます。

 

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青梅・梅仕事・疲労回復

2022-06-01 | 昆布

梅・青梅・食養生・食薬ごはん・井澤由美子・疲労回復

庭にポトリポトリと落ちる青梅。

今年も梅仕事の始まり、手始めの一つに、すぐにいただける甘露煮があります。

傷がついてない梅を選んでよく洗い、竹串の先でヘタを取って、できるだけ小さく数箇所穴をあける。

ホーロー鍋に梅を入れてかぶるくらいの水を加えて5〜10分ほど煮ます。

この時、火加減は必ず極弱火で(強いと皮が弾けてしまう)。

水をかえて氷砂糖を加え、厚手のキッチンペーパーをかぶせ、弱火でさらに10〜15分ほど煮て冷まします。

梅を取り出して清潔な保存容器に入れ、煮汁を半量まで煮詰めて注ぐ。

甘酸っぱい香りがキッチンに広がって、梅仕事の幸福なひと時が今年もまた始まりました。

毎年もたらされる自然の恵みに感謝しながら過ごすひと時です。

 

薬膳では氷砂糖は肺を潤す効果が期待でき、梅は唾液の分泌を活発にしたり疲労回復を助ける働きがあります。

甘露煮のシロップは炭酸や冷水で割っていただくと汗がひき、心身が癒されます。

後少ししたら南高梅が色付きそうです。

こちらは黄色くなってから虫あみでそっと手繰り寄せて追熟させてから梅干しにします。

 

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